「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

吉本興行の常識は、社会の非常識?

2012年01月05日 09時50分53秒 | Weblog
  
大手芸能プロ吉本興業の大崎洋社長が、新年の祝賀を兼ねた
創業百年記念プロジェクト発表会見の席上で、昨年に引退し
た島田紳助氏の「早期復帰」を熱望する発言を行った。島田
氏は暴力団との交際が問題となり、その社会的責任をとって
芸能界から去った訳だが、大崎社長にとって「黒い交際」は
「辞めるほどの問題ではない」と思っているようだ。彼の発
言は、そう取られても仕方がない。それは社会の常識と大き
くかけ離れている。それも、会社の総力を挙げた企画を発表
する場での発言は、単なる個人的心情の吐露とは意味合いが
違ってくる。その場にいた関係者の衝撃は大きかった

そもそも彼は、社長になる前は社内で“芸能界のしきたりや
躾を教える”教育係だったという。いわば、所属タレントの
反社会的行為を正す役目だったのだ。普通なら、所属タレン
トと暴力団との交際した事実が判明したのなら、その立場か
らも、また企業のコンプライアンスの観点からも「絶対に許
さない」姿勢を貫かなければならないはずだ。大企業の代表
なら尚更のことだ。それにも関わらず、先の発言
そこに、大崎社長の善悪の基準が透けて見える。もしかした
ら、教育係の際に「暴力団との交際を認めていた」というう
がった見方もできる。そうだとしたら、真っ先に責任を取り
辞めなければならないのは、大崎社長の方だ

反社会的行為の容認という社会の常識と相反する彼の発言は
昨今問題になっているオリンパスの旧経営陣を思い出させる
彼らと同じ臭いがする。社会的な常識が判らなくなっている
経営者の存在自体が“社会悪”と言わざるを得ない。そんな
人間の傘下にいる芸人たちがいくら“お笑い”を振りまいて
も、舞台袖に隠れている“非常識な黒い人”が気になってし
まい笑えないのは、僕だけだろうか…
コメント (2)
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