土用丑の日あたりに蝉が鳴いた。
そのあたりから庭で様々な昆虫たちの営みを目の当たりにする。
今年も0729に日向ぼっこをしているお腹の大きいカナヘビを見た。
次の日の朝、まだ雨が落ちていない時間に石の上から落っこちるように草むらへダイブするカナヘビ、すると草むらからアシナガバチが慌てて飛び立った。
すぐその横では雀が舞い降りてきて地面で青い虫をつかまえた。くわえて飛び上がるときに、それがカマキリだとわかった。
たぶんこないだ見た兄ちゃんにまで生長したやつ。ちょっと残念。
その近くのリボベジ長ネギ(50㎝ほどの丈になった)の青い葉にシオカラトンボ。
さきほど逃げおおせたのであろうアシナガバチは、アオジソなどの葉裏をちょくちょく止まりながら次々と場所を変えていく。
この時期のオオバには小さな尺取虫みたいなのやアオムシなどが葉を齧っている。
シジュウカラもそういうのを狙ってるみたいだ。
たった1枚2枚だが、ゴーヤーの葉が黄色っぽくなったものがある。勿論ほとんどの葉は青々として透けた緑色が涼しげだ。
7月の終わりころは、夏真っ盛りでありながら、端々に慌てたり急いだり、餌を取り栄養をつけて次世代につなごうとする本能の焦りみたいなものの始まりであるかのよう。
8月の秋の虫の音が高まる前、そして夏草の終わるころ、カナブンが道端にひっくり返っていたりする夏の終わりへと切れ目なくつながっていく。
そういえばもう1週間も前の夕方、住宅街の道路の真ん中に電線から舞い降りたヒヨドリが通り過ぎる私を見て再び電線に舞い戻った。
緑色に光るカナブンがヨタヨタと這い歩いている。
私が歩いて通り過ぎ少し遠くになるまでヒヨドリは電線で様子を見ていたが、安全を確認すると得物を咥えて(くわえて)飛んで行った。
蚊も大人しくしてはいない。
産卵期の終盤戦は、タッチ&ゴーのように命惜しみつつ執拗に襲って来る。みんな必死こいて生きている。
私だけだ、暑いだの夏バテだの言って、休んでばかり。
食欲無いと言っては流動的カロリー補給食として金麦ばかり欲しがって。困ったちゃん、だね~。
+++++++++++++++++腹大捕食+
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2020.1.2 カナヘビは冬眠するのかな?いただいた瓦の下とか土の中とか。氷点下、とても寒い日々が続いている。