今月のブログスター 「くいしばり(クレンチング)」

2010-03-09 22:54:56 | 歯科医療
今日は寒かったです。昼間の高松の最高気温3.4度、最低気温2.4度今日は最高と最低気温の差が1度だけでした。冷たい雨。このところよく雨が降るもので、いつの間にか高知県早明浦ダムの貯水率が100%になってます。

そんな今日コノゴロですが、番町歯科クリニックホームページ「サロン」の「ブログスター」は毎月更新です。今月は「くいしばり(クレンチング)」。

成人の50%以上はくいしばりをしていると言われていまして、くいしばりそのものは、決して病的なものとは言えません。生理的なものと考えた方がいいと思います。人はストレスにさらされた時、意識してくいしばることもありますし、無意識にくいしばることもあります。

くいしばりを防ぐことは、現実的ではなく、くいしばりが何たるかを理解することが大切です。これを理解する「気づき」があれば、それだけでくいしばりの害は半減します。

くいしばりで、歯が耐え得る以上のチカラが加わりますと、歯の悲鳴として「歯がしみる」「歯が浮いた」ただ単に「歯が痛い」などの症状が現れます。歯ぎしりに比べて歯が欠けたり、歯が割れたりすることは少ないと思いますが、それでも起こりえます。

歯周病タイプの方の場合、歯をくいしばりますと、歯に症状が出るより、歯茎(歯肉)などの歯周組織に症状がでます。「歯がゆれる」「歯茎が腫れる」などの症状です。

くいしばり、歯ぎしりなどを「ブラキシズム」といいます。夜間でも昼間でも「ブラキシズム」は起こります。しっかりこのメカニズムを知り、うまく対応することが大切です。



アップの写真はさいたま市大宮の鉄道博物館の入り口付近の床にあった鉄道時刻表のモニュメントです。日本の鉄道は時間に厳格できっちりしていていいですが、たまには「いい加減」もいい加減ではないでしょうか。歯をくいしばることを防ぐというか、くいしばりの加減を小さくする生活の知恵かもしれません。

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