阪大臨床談話会「口腔領域の外傷」

2010-01-23 22:41:30 | 歯科医療
本日土曜日、通常なら午後1時まで診療ですが、早期に切り上げ母校大阪大学歯学部同窓会主催 臨床談話会「口腔領域の外傷」講演会に行ってきました。下の写真が会場の阪大歯学部内にある同窓会館です。






講師は大阪大学大学院歯学研究科顎口腔病因病態制御学講座(口腔外科学第二教室) 助教
太田嘉幸先生。



歯科臨床は計画的に診療することがほとんどですが、唯一「外傷」だけは、急激に一瞬にして発症してくるものです。我々歯科医も「外傷」の患者さんへの日ごろからの準備が必要になります。

この「口腔領域の外傷」について、講師の太田先生は、14:30~18:00の講演予定を軽く30分以上オーバーする熱弁で講演していただきました。延々4時間喋りっぱなし!こちらもノートに要点を列記するのですが、何と!17ページ書き込みです。ノートにこんなに書いた講演会はお久しぶりです。おかげで帰りの新幹線も予定の便より遅れ、この高松に戻ったのは21:40頃になりました。

イロイロ教えていただきましたが、小児の外傷予防については、主治医として親御さんにも良く教育してくださいと語られました。1~3歳児に多く特に2歳児が要注意だそうです。

小児の外傷で、特に物をくわえての転倒が危険と語られました。歯ブラシをくわえて転倒した子どもさんの症例では、歯ブラシが内頸動脈近くまで突き刺さった症例を提示されました。この症例では一つ間違うと命が危ないです。親御さんは小さな子どもさんより目が離せないです。

明日もまた学術講演会。この週末はお勉強の今日コノゴロです。

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