診療室ウオッチングno5 「あんた入れ歯入れているの分からないネ」

2009-03-17 22:36:23 | 歯科医療
今日義歯の予後メンテナンスをしている患者さんが友人より言われた言葉です。義歯というと合わない、噛めない、浮き上がる、審美的に目立つなど負のイメージを抱く人が未だに多いです。

されど、顎の筋肉の動きに合い顎の骨に適合している機能的な義歯は見た目も自然ですし、機能面でも噛める義歯です。天然歯で噛むのを100とすると、60以上の機能回復は十分可能です。

ただ、義歯は欠損している部位を人工歯で埋めるだけでは、機能しません。筋肉などの作用による患者さん本来の顎の動きに合うように義歯を作らないといけません。そのため合わない義歯を入れていた方につきましては、筋肉などのトレーニングをする時期が必要になります。

「治療義歯」による筋肉などのリハビリを行いその後、義歯を新調することになります。この手法で治療を行いメンテナンスを実施中の患者さんの言葉をご紹介しました。本当に機能している義歯は装着しているのが目立たないので、他人からは分かりにくいですよ。ハイ。

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