フジTV系「NEWS JAPAN」より虫歯治療の知られざる現実

2009-03-13 23:01:45 | 歯科医療
今日は東京ー九州の夜行寝台特急(ブルートレイン)最終運転日。TVニュースでも大きく取り上げられていました。一つまた「昭和」が消えていく寂しさがありますネ。

ところで昨日ですが、ニュースを観るためつけたフジTV系「NEWS JAPAN」の「時代のカルテ」というコーナーの中で歯科の話題が取り上げられていたので簡単にご紹介。

「虫歯治療の知られざる現実」として虫歯治療のことが特集されていました。健康保険で虫歯治療の詰め物は大きく分けて2つ。
  ・レジン修復(所要時間30分)
  ・型をとって金属で修復(所要時間10分)

歯科医の処置時間がレジンより金属物の方が短いので効率を優先すると金属物(インレー)を選択すると語られていました。

この報道は少し偏っていますが、一理はあります。金属を選択すると歯の削除量が多くなります。レジン修復はもうかなり以前より臨床で有効なことが実証されていますので、番町歯科クリニックでは可能な限り歯と同じ色をしていて、歯の削除量の少ないレジン修復を選択しています。

以前このブログにも書きましたが、番町歯科クリニックではMI(Minimum Intervention=必要最小の修復)という概念で虫歯治療をしています。この概念は2000年に提唱されましたが、虫歯治療の詰め物は金属物に変えてレジン修復を主体にしてもう20年くらいになります。この報道を観ていて「何をいまさら・・・」というのが正直私の感想です。

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