白夜の炎

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竹島問題―日本で報道されない日韓関係

2011-04-06 10:15:28 | 原発
 地震のこと以外は殆ど報道がなく、自信に関してもややもすれば自己憐憫に陥りがちな現在の日本だが、現実の国際関係は動いており、その中で日本政府の動きも様々に報道されている。

 以下は竹島をめぐる日本批判の社説である。

 韓国は自国領とし、日本も同様であり、折り合いがつく可能性のない袋小路に陥っているが、日本側が教科書に自国領と明記した教科書を検定合格としたことを契機に紛糾が、静かに拡大しつつある。

 福島原発の汚染水放出を韓国に事前通報しなかったことも重なって、支援しているのになぜ、という思いが強まっている。

 ちなみに汚染水に関しては、この事態によって最も影響を受ける南北朝鮮、中国、台湾、ロシアに事前通報せず、アメリカにだけ行っていた。

 日本の外交当局の重大な失態だ。


 外務次官、担当局長、課長等の責任を正すべきであろう。

 日本のメディアももっとしっかりこういった問題の追及を行うべきではないだろうか。

 我が国はまさにこのような国々に助けてもらっているのである。

 
 「記事入力 : 2011/04/04 07:59:46

【社説】「独島への攻撃は日本への攻撃」という日本外相

独島

 日本の松本剛明外相は3月31日の参議院外交防衛委員会で、ある自民党議員が「韓国が不法占拠する竹島(独島)に対し、韓国以外の他国からミサイル攻撃があった場合の対応」についての質問に対し「竹島はわが国(日本)固有の領土なので、わが国の領土(が攻撃された)として扱われる」と答弁した。

 松本外相は韓国併合の元凶、伊藤博文初代朝鮮統監の玄孫で、質問を行った議員は自衛隊OBだった。

 韓国が実効支配している独島に対して他国がミサイル攻撃を行うというが、そのような無道な国などどこにあるだろうか。

 いくら考えても、独島を自分たちの領土と強弁し、子どもたちにも虚偽の内容を引き続き教え込むとする日本以外にない。その日本の議員が、他国が独島を攻撃するのではないかと心配しているようだ。

 さらに無礼な点は、中国と領有権争いをしている尖閣諸島(中国名:釣魚島)やロシアと領有権争いをしている北方四島(ロシア名:クリル列島)については言及せず「独島へのミサイル攻撃」などと発言し、韓国を挑発するその不届きな考え方だ。

 尖閣諸島は日本が長い間実効支配してきたが、最近中国が自国の領土だと主張して問題となっており、北方四島は第2次大戦前まで日本が領有していたが、戦後になって旧ソ連(ロシア)が占領し、日本に返還していない島だ。

 ロシアはひきょうで中国は恐ろしいため、これらの島々にはミサイル攻撃という発言はしにくいのか、韓国領土の独島だけに言及しているようだ。非常に見え透いた行為だ。

 国会議員が分別のない質問を行った場合、正常な国の正常な外相なら「仮定に基づいた質問には答弁できない」とするのが外交官としての常識だ。

 国連安全保障理事会の常任理事国になることを目指す日本の外相が、このような外交面での常識さえ知らないのだろうか。松本外相は伊藤博文が朝鮮の国権を奪い、その領土を支配しようとした100年前とは世界が変わっているという事実を知らないのだろうか。

 おかしな質問と答弁をやりとりする議員と閣僚も問題だが、

 そのような質疑が議会で何の疑問も感じられることなく行われる日本の雰囲気は本当に心配だ。日本の政界の愚かな考え方や軽々しい行動を喜び、それに歩調を合わせる極右マスコミは目につくが、日本の遠い将来を心配し、指摘するマスコミは見当たらない。このままではどこの国が東アジア新時代のパートナーとして、日本と手を結ぼうとするだろうか。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版」


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