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白夜の炎

原発の問題・世界の出来事・本・映画

孫子より

2012-10-03 17:19:04 | 軍事
「 夫れ戦勝攻取して其の功を修めざる者は凶なり。

 命[なづ]けて費留と曰う。

 故に明主はこれを慮り、良将はこれを修め、利に非ざれば動かず、得るに非ざれば用いず、危うきに非ざれば戦わず。

 主は怒りを以て師を興こすべからず。

 将は慍[いきどお]りを以て戦いを致すべからず。

 利に合えば而ち動き、利に合わざれば而ち止まる。

 怒りは復た喜ぶべく、慍りは復た悦ぶべきも、亡国は復た存すべからず、死者は復た生くべからず。

 故に明主はこれを慎み、良将はこれを警[いまし]む。此れ国を安んじ軍を全うするの道なり。


 http://maneuver.s16.xrea.com/cn/sonshi4.html

 孫子の最後部分の文章です。

 かみしめるべきものがあるのではないでしょうか。

北の市民感情調査-自衛隊の情報部門も実施

2012-10-01 14:07:52 | 軍事
「 北朝鮮政権が崩壊すれば、北朝鮮住民は統一を望むだろうか。1994年に金日成(キム・イルソン)主席が死去してから今まで、韓国の人々が常に気になっていることだ。実際、韓国と日本の情報当局は、北朝鮮住民がどう考えるかについて調査したことがある。

情報消息筋によると、韓国と日本の情報当局は09年、中国との国境地域の北朝鮮住民を対象に何度かアンケート調査をしたという。調査は北朝鮮を出入りする朝鮮族を動員し、北朝鮮住民に面談する方式で行われた。毎回、約1000人ほどを対象にしたという。質問は「北朝鮮が突然崩壊した場合、あなたはどちらに…?」という内容だった。

最も多い回答は「中国側につくのがよい」だった。2番目が「なんとか自力更生する」で、「韓国側につく」という回答は3番目だった。そしてごく少数の住民が「国連または米国の仲裁に従う」と回答したという。

韓国情報当局が1月から8月まで実施した1次調査の結果は、上の回答順に48%、30%、20%、2%で、3カ月前に日本自衛隊傘下の対北朝鮮情報調査処が実施した調査は39%、32%、25%、4%だった。また韓国情報当局が10月まで実施した第2次調査の結果は40.1%、31.5%、17.1%、1.2%だった。北朝鮮が崩壊すれば、ドイツ統一の過程で見たように、北朝鮮の住民が大挙離脱するはずで、結局は南北統一につながるという常識的な予想を完全に覆す内容だ。このため、情報当局はその後も2、3回、類似の調査をしたが、結論は似ていたという。

記者は最近、高位脱北者から同じ話を聞いたことがある。北朝鮮が崩壊する場合、北朝鮮の高位層はどう反応するかという質問に対し、「無条件に中国につくはず」と答えた。彼は特に、「南北が統一すれば北朝鮮の高位層は処断の対象になると考えているため、統一だけは何とか防ごうとする」と付け加えた。

上の事例を根拠に、北朝鮮住民全体が統一を願わないと断定するのは難しい。中国と接触が多い国境地域の住民たちを対象にした調査という限界がある。ただ、「北朝鮮が崩壊すれば統一する」という仮設は根拠がない、ということは十分に後押しされる。

北朝鮮の崩壊が統一につながるという期待は韓国社会に少なからず広まっている。これにはドイツの統一過程が大きい影響を及ぼしているはずだ。1990年に東ドイツの住民が多数脱出し、ついにベルリンの壁が崩れて統一にいたる劇的な過程は、世界唯一の分断国として残っている韓国人の脳裏に深く刻み込まれた。続いて北朝鮮で金日成死去後に数十万人が餓死する事態を見ながら、「私たちもすぐに統一されるのでは」という期待が自然に高まったのだ。

特に現政権に入り、こうした期待は一部の階層で信念として固まった。金剛山(クムガンサン)観光客銃殺事件に続き、韓国哨戒艦「天安」・延坪島(ヨンピョンド)事件で南北対立が激化する中、国民の間で北朝鮮に対する憎しみが強まり、この憎悪がまた「統一は遠くない」という考えにつながった。特に「北朝鮮への圧力と封鎖がさらに続くべきだ」という主張は、こうした信念に基づくケースが少なくない。しかし韓日情報当局の調査を通じて、実情は正反対というのが、すでに3年前に下された結論だった。

さらに南北の往来と貿易が停滞したこの3、4年間、北朝鮮の中国依存は急速に進行している。SK経済経営研究所のイ・ヨンフン研究委員によると、昨年の北朝鮮の対中国貿易依存度は90%にのぼり、北朝鮮市場で取引されている製品のうち中国製品の比率は80-90%を占めるという。その結果、北朝鮮住民に親しく感じる国を尋ねたところ、「中国」が70.4%であるのに対し、「韓国」は3分の1水準の24.0%にすぎないことが分かった(ソウル大平和統一研究院2012年北朝鮮離脱住民意識調査の結果)。

閉鎖社会の北朝鮮に関する情報を得るのは容易でない。しかし最近は有用な研究結果もかなり出ている。上に挙げたものが代表的な例だ。こうした結果は、今後の韓国の対北朝鮮政策に役立てられるものだ。上の例は、韓国の対北朝鮮政策が統一を目指せば、少なくとも北朝鮮住民の好感を得る方向に進展することを示唆していると、記者は信じる。」

http://japanese.joins.com/article/493/160493.html?servcode=100§code=120

オスプレイの問題点/日刊べリタより

2012-09-02 16:34:02 | 軍事
「≪twitterから≫オスプレイには墜落を防ぐ機能がない  伊波 洋一


8月29日、森本防衛大臣への抗議行動に参加。宜野湾市市庁舎玄関前での普天間爆音訴訟原告団主体の整然とした抗議行動。横断幕を遮る警察官を間引きさせて抗議。行きも帰りも、森本大臣は抗議する市民を見ようとしない。国は宜野湾市民の命を絶対軽んじてはならない。

http://bit.ly/Rm5RrA


森本防衛大臣がモロッコでのオスプレイ墜落事故を「機体に墜落要因ない」、「墜落は人的ミス」とする防衛省報告書でオスプレイ配備の理解を得るため宜野湾 市長と沖縄県知事と面談した。「墜落したことに違いはない」と両者とも配備反対を主張した。

http://bit.ly/RrrATe


防衛省墜落事故分析報告書は事故原因は状況を把握しないまま回避すべき追い風領域に入ったなど副操縦士のマニュアル違反と指摘。規定を満たす160時間飛行時間も経験不足と強調。機長の対応も不適切としながら副操縦のミスを強調し原因を誤魔化している。

http://bit.ly/OwqswB


機体に問題がなくても人的ミスでたやすく墜落するのがオスプレイ最大の特徴。追い風によるモロッコでの墜落など、起こってからしか判らないことばかり。飛行間マニュアルにも追い風での離陸に十分な記述はないことも明らかになった。
http://bit.ly/PN0rcE


軍事評論家神浦元彰氏が談話。オスプレイは墜落を防ぐ自動的に復旧する機能がない。風速8~14メートルで墜落するなら、いつ事故が起きても不思議ではない。操縦ミスのせいにしても問題は解決しない。オスプレイは未完成の機体。安全な航空機とはいえない。

http://bit.ly/NBYUBN

オスプレイの問題点―アメリカの専門家が指摘

2012-08-19 17:09:50 | 軍事
「【平安名純代・米国特約記者】米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、開発経緯に詳しい米国防分析研究所(IDA)元主任分析官のアーサー・リボロ氏(68)=米バージニア州在住=が、制御不能に陥るケースなど六つの欠陥があることを明らかにした。米国防総省は問題を把握しているが、機体構造に起因しているため改善できないという。また、他機種に比べ複雑な操縦技術を要するため、小さな操縦ミスが事故につながると指摘した。18日までに沖縄タイムスの取材に対して明らかにした。

 リボロ氏は4月にモロッコで起きた墜落事故について「操縦士が回転翼を動かすスイッチをわずか数分の一秒、長く押したため発生した。通常のヘリでは許容範囲内の操縦がオスプレイだと重大事故につながる」と指摘。連発する墜落事故が「人為的ミス」と理由づけられるなか、周囲に住宅が密集する普天間飛行場への配備に懸念を示した。

 リボロ氏は、海兵隊員ら19人が死亡した2000年のアリゾナ州での墜落事故を受け、国防総省の依頼で03年12月に安全性の懸念点をまとめた内部文書を提出。その中で、六つの欠陥を指摘した。操縦士らの指導強化や警告システムなどを改良しても、原因が機体構造に起因しているため、問題は取り除けないと結論づけた。

 国防総省は、同氏が指摘した六つの欠陥を「事実」と認識したものの、有効な改善措置が講じられぬまま、07年から実戦配備に踏み切ったという。

 リボロ氏は09年6月の下院監視・政府改革委員会公聴会で「米軍も準拠してきた米連邦航空局(FAA)の安全基準を満たしていない。人命軽視だ」と警告。

 六つの欠陥は、パイロットの操縦に起因する機体の振動に若干の改良が加えられたものの、現在も改善には至っていないという。 

 リボロ氏はヘリがエンジン停止時に降下する際、風圧を利用してローターを回転させ、安全に着陸する「オートローテーション(自動回転)」機能がオスプレイには欠如していると断言。二つのエンジンが停止する可能性は極めて低いが、その場合、機体は即墜落し、人口密集地の場合は惨事に直結すると指摘した。同機能を備えているとの日米両政府の説明は「明らかにうそだ」と断言。「機体にもシミュレーター(模擬体験装置)にもない。そんな技術を体得するのは不可能だ。オスプレイが危険な航空機だとの私の認識は今も変わらない」と述べた。 」

 オスプレイは開発段階から事故が多く、実用化を危ぶむ声が多かった。

 それがなぜ実用化されたのかはよく分からないが、個人的には企業の軍と議会への働きかけが、かなりあったのではないかと思う。

 ヘリのように上昇し、そこから回転翼自体の推力方向を水平に転換するというのは、原理的に考えて相当危険だ。

 アメリカ軍自身、いざ戦闘ということになった時、事故率が高く、要員の養成に手間暇がかかり(整備と補給も大変そうだ)、なおかつどの程度の活躍が期待できるかわからないものは、配備をやめた方がいいのではないか。

 今となっては雇用の維持のために止められないのかもしれないが・・・。

 なお開発経緯についてはウィキの次のページを参照のこと
 →http://en.wikipedia.org/wiki/Bell_Boeing_V-22_Osprey#U.S._Marine_Corps(英語)
 →http://ja.wikipedia.org/wiki/V-22_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)(日本語)

好きな航空機-三式戦・飛燕

2012-08-19 13:16:45 | 軍事
旧日本陸軍の三式戦・飛燕。

メルセデスのエンジンを搭載した(ライセンスに基づくコピー)、第二次大戦中量産された唯一の液冷式戦闘機。

残念ながら諸々の不具合のため活躍できず、空冷星形にエンジンを完走した後式戦の登場を待つことになった。

その五式戦は大戦末期に向かう中で登場したこともあり、ほとんど活躍の場はなかった。

飛燕失敗の理由がエンジンにあったことは間違いないが、そのエンジンの何が問題だったかについてはいくつかの見解がある。

航空評論家の故佐貫亦夫氏(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%B2%AB%E4%BA%A6%E7%94%B7)は、クランクシャフトの製造ができなかったためとしている。そして第二次大戦中ドイツの航空機製造の現場を見ていた体験をもとに、日独の技術格差、工業のすそ野の広がりの差に言及している。

スホイ35-好きな航空機

2012-08-08 16:06:57 | 軍事
 スホイ35。

 スホイ27を発展させた第4世代++の機体とされる。

 CCV技術の向上、レーダーなど電子機器の工事用、一部炭素素材の採用等、今までとは一線を画す機体となっている。

 以下ロシアの声より。

「 契約はロシアと中国の軍事協力史上、最大の取引となると見られているが、唯一の問題点として、ロシア側が知的財産権の保護に関する法的保証を求めていることがある。

 つまり、中国側がロシアの戦闘機を模造し、それを第三国に対して不正に安い価格で売却することを防ぐ狙いだ。

すでに中国側は、J-10、J-11、FC-1などの戦闘機を、ロシア製戦闘機のコピーとして製造した経緯がある。」

好きな航空機-MIG29

2012-07-30 13:19:26 | 軍事
以前にも紹介したMIG29の画像。

「金で買える最良のミグ」などと西側で言われた。航続距離の短さなどいくつかの欠点はあるにせよ、旧ソ連が生み出した優れた迎撃機だと思う。

 しかしこの角度から見ると、どこの機体かわかりにくい。

 同じような要求に基づいて、似たような技術で作られると同じような機体になるということだろうか。

好きな飛行機-97式飛行艇

2012-07-02 18:19:49 | 軍事
 97式飛行艇は川西飛行機が作った四発の飛行艇。

 後に2式大艇へと発展する。

 ただ個人的には97式のほうがスマートに思えて好みです。

 川西飛行機は現在新明和工業となって、やはり飛行艇を作っています。

北の核開発に新たな証拠-毎日新聞から

2012-07-02 12:21:59 | 軍事
「<北朝鮮>金総書記がウラン核兵器を指示 内部文書に明記
毎日新聞 7月2日(月)2時31分配信


 【北京・米村耕一】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記(昨年12月死去)が生前、プルトニウム型核爆弾と並行して、ウラン濃縮による核兵器も開発するよう指示していたことが、毎日新聞が入手した朝鮮労働党の内部文書で分かった。北朝鮮は一貫して、ウラン濃縮活動を「原発燃料生産という平和利用目的」と主張する一方、国際社会は「核兵器製造の疑いがある」と非難し停止を求めてきた。内部文書には、ウラン濃縮が軍事目的である点が明記されており、これまでの北朝鮮側の主張が完全に覆されることになった。

【「正恩体制」への継承が狙いか】金正日総書記、ウラン濃縮型核兵器の生産を直接指示

 内部文書は、朝鮮労働党が金総書記死後の今年2月に作成した全19ページ。国際情勢などが詳細に解説されており、党の中堅幹部教育用とみられる。

 文書は、北朝鮮が10年11月に米国の核専門家に対して寧辺(ニョンビョン)のウラン濃縮施設を公開したことに言及し、「米国をはじめとする敵対勢力は、我々が核兵器生産用ウランを生産するためだと難癖をつけていた」と批判した。

 これに続けて「事実を言えば」と前置きしながら、金総書記が「我々がウラン濃縮技術を民需工業用に利用しようとして(その)時期を待っているわけではない」と話したと紹介。そのうえで文書は「プルトニウム、高濃縮ウランを軍事的側面で原子爆弾にすることは当然の道理だ」と強調しながら「重さがいくらにもならない遠心分離機によってウランを濃縮し、大量の核兵器を生産するための具体的な課題を(金総書記が)下さった」と記している。

 北朝鮮のウラン濃縮計画は90年代半ばにパキスタンの「核開発の父」と呼ばれるカーン博士のネットワークを通じて遠心分離機を入手したところから始まったとされる。98年4月には試作した濃縮ウランの原料、六フッ化ウラン(UF6)をパキスタンに送り、分析を依頼している。09年6月に初めて北朝鮮は公式に「ウラン濃縮に着手」と公表。その年の9月に「濃縮実験に成功した」と表明した。ただし一貫して軽水炉原発の燃料生産のための平和利用目的だというのが説明だった。」

「中国、北朝鮮へミサイル発射台 安保理決議違反の疑い」

2012-06-13 16:36:54 | 軍事
「中国が昨年8月ごろ、新型弾道ミサイルの発射台車両を北朝鮮に輸出していたとする第三国船籍の貨物船の記録があることが13日、分かった。

 複数の日本政府関係者が明らかにした。北朝鮮へのミサイル関連物資の輸出は国連安全保障理事会決議で禁じられており、決議違反の可能性が出てきた。

 今年4月に平壌で行われた金日成主席生誕100年を祝う軍事パレードで、新型ミサイルを公開した際の発射台車両とみられる。パレード以降、中国企業が製造元との可能性が取り沙汰されていた。

 日本政府関係者は貨物船の記録を確認した詳細について言及を避けつつ「安保理決議違反は明らかだ」と強調した。」

(http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012061301001170.html)

 関係する記事→http://blog.goo.ne.jp/baileng/e/b7cc6ac8e04d90e74214153f5507ddc1

       →http://blog.goo.ne.jp/baileng/e/a1d63a5493cb967663d8ba46c5874bc7

       →http://blog.goo.ne.jp/baileng/e/71b5b861f43ae8d1914b08c9ca436cc1

好きな軍用機-ドボワチーヌ520

2012-05-09 14:55:50 | 軍事
 ドボワチン、とよんだほうが個人的には慣れているのですが。

 モランソルニエとともに第二次大戦前に開発され、祖国を守るはずだった航空機です。

 スタイルはなかなか好きなのですが、いかがでしょうか・・。

好きな軍用機―フォッカー21/フィンランド空軍機(写真)

2012-05-01 18:40:01 | 軍事
 フォッカー社はもともとベルリンに誕生したドイツの航空会社だった。

 しかし第一次大戦の敗北後、航空機の生産と開発が禁止されたため、拠点をオランダに移した―そのまま今日に至る。

 フォッカー21は戦間期に開発した低翼単葉の戦闘機で、フィンランド空軍で第一次の北方戦争の立役者となった。

 数多くの撃墜王を出した、実用性にとんだ名機といっていいと思います。

 なおこの件については→http://www.sci.fi/~fta/fr-fin-1.htm

北のミサイルの台車―中国製

2012-05-01 16:49:29 | 軍事
「北朝鮮が15日の軍事パレードで公開した新型ICBM運搬車両について、中国から輸入したものではとの疑惑が提起されるなか、これを裏付ける新たな分析結果が出された。

共同通信は26日、カナダに本部を置く中国専門民間軍事研究機関の「漢和情報センター」の26日(現地時間)付けの発表を引用する形で、中国企業が昨年5月、北朝鮮に新型ミサイル発射台車両8台を輸出したと報道した。

漢和情報センターは、中国産の可能性が提起されてきた発射台車両を入念に調査した結果、中国から輸入したものに米国製ディーゼルエンジンとドイツ製変速機を搭載したものであることが確認されたと発表した。

同センターによれば、問題の発射台車両を製造したのは中国人民解放軍傘下企業の「湖北三江航天萬山特殊車両有限公社」で、主に中国軍のミサイル発射台など、軍事用特殊車両を専門的に生産している。

同企業は2008年から北朝鮮側と交渉を行い、北朝鮮の注文に合わせて特別にミサイル発射台車両の車体を設計してきたとのこと。

同センターは「このような特殊車両は明らかに民間用ではないため、中国側も軍事用と知っていたことは間違いない」と強調した。ただ、北朝鮮の長距離弾道ミサイル技術が未完成なため「実戦能力はない」と評価した。

これに先立ち米メディアなどは、北朝鮮が公開したICBM運搬車両が中国が輸出した特殊車両を改造して製造したのではとの疑惑を提起した。一方で中国政府は、国連安保理決議に違反するような行動はしていないと、これらの疑惑を全面否定した。

米韓は発射台車両が中国製と判明した場合、国連安保理決議違反に該当する事項であるため、中国政府に説明を要求する立場を明らかにした状態である。」

 →以前のこのブログの記事も参照のこと/http://blog.goo.ne.jp/baileng/e/37e8f1e8f5f944468678ef7f9335a899

北朝鮮の核実験・ウラン型か

2012-04-29 15:47:38 | 軍事
「[ウィーン 27日 ロイター] 3回目の核実験を強行するとみられる北朝鮮。国際原子力機関(IAEA)の元事務次長であるオリ・ヘイノネン氏は27日、北朝鮮は今回、過去2回で使ったプルトニウム型ではなく、初めて高濃縮ウラン型を使用するとの見方を示した。

もしこれが現実となれば、北朝鮮は以前考えられていたより多くの兵器用核物質を保有していることになる。北朝鮮と中国の両政府に近い関係筋は先に、北朝鮮が核実験の準備をほぼ終えており、近く核実験を行うことが可能だとの認識を明らかにしている。

ヘイノネン氏は、ロイターに宛てた資料で、2010年に訪朝した米ロスアラモス国立研究所のヘッカー元所長が目にしたタイプのウラン濃縮施設は、簡単に高濃縮ウラン製造用に変更できると指摘。「(3回目の核実験は)北朝鮮が十分な量の高濃縮ウランの製造に成功し、核爆弾の設計図も持っていることを表す」と警戒感を示した。

プルトニウム備蓄に限りがある北朝鮮は、ウラン濃縮に取り組んでいることを2年前に明らかにしている。ヘイノネン氏は「プルトニウム型を作れた事実を踏まえれば、ウラン型も作れるはずだ」と語る。

ヘッカー元所長によれば、北朝鮮はプルトニウムを24─42キロ備蓄しており、この量は、核爆弾4─8個分に相当する。しかし、寧辺のプルトニウム施設は6カ国協議での合意に基づいて運転を停止している。

米カーネギー国際平和財団のジェームズ・アクトン氏は「北朝鮮のプルトニウム備蓄は、わずか一握りの兵器製造にしか足りない。プルトニウム製造施設の老朽化を考えれば、それ以上増やすのは時間がかかり、人目も引く」と指摘。対照的に、ウラン濃縮施設は「北朝鮮の核備蓄を大幅に増やす」能力があるようだと述べた。

ただ、IAEA査察団が国外に退去させられたため、北朝鮮がウラン濃縮プログラムをどの程度進めたかは核専門家でも評価が難しいのが実情。

ヘイノネン氏は、北朝鮮がウラン濃縮施設の稼働に成功してる場合、少なくとも3.5トンの低濃縮ウランを持っているはずだと分析。年間1.8トンの低濃縮ウランを核兵器転用可能な高濃縮ウラン40キロにするため、さらに1000機以上の遠心分離機を設置する可能性もあるという。

複数の韓国紙は、韓国当局者の話として、早ければ2週間以内に核実験が実施される可能性があると報じている。」