アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

リトアニアの首都ヴィリニュス、第3日目にしてやっと全貌が見えた!

2019-08-19 01:34:26 | 日記

ゲディミナス塔にて。

3日目のヴィリニュス、さらにお天気が良くなり、空が高い!


いつも娘が食べていた朝食のシリアル。


チーズとサラミにシリアルをのせてみる(笑)

朝ゆっくり起きて、朝食を食べたり、お洗濯をしたり、夫は仕事をしたり、となんとなく昼過ぎになってから動く私たち。
半分住んでるような、旅行してるような、というペースが好きみたいです。


借りたアパートのある通り。黒っぽい建物が借りたアパート。


アパートのすぐそばにある緑地。

なので、普通に歩けば1泊で十分に見終わってしまう街も、私たちには数泊必要になります(笑)


まだ中を見ていなかった教会を電動スクーターで訪れる。 


祈祷祈願みたいな用紙に、日本語で世界平和をお願いしてました。

また教会を見たり、ぶらぶらあたりを散策してから、やっと観光ガイドでイチオシになっていたゲディミナス塔に登りました。



なるほどヴィリニュスが世界遺産の街であることが納得できました(笑)
上から見ると、なんと緑の多いことか。そして高層ビルがいくつも立ち並ぶ新市街が旧市街とは違うエリアにしっかり存在している
ことがはっきりわかりました。
もちろん最初に空港から旧市街に入る車の中から見た、旧ソ連時代の質素な四角いビル群のエリアも。







この塔は博物館にもなっており、丘から見た景色の変遷を見せてくれたり、人間の鎖「バルトの道」の展示があります。



観光ガイドで見たときにちらりと「歌う革命」とか「人間の鎖」のことが触れられていましたが、私はそれ以上のことを
知りませんでした。


こんなに長い距離を人間が手を繋いで鎖を作ったとは・・・!

人間の鎖とは、1989年8月23日にバルト3国で行われたソ連からの独立運動のひとつで、同年5月13日から14日にかけて、リトアニアのビリニュスからエストニアのタリンまで、約650kmの道路に、およそ200万人が手を繋いで一本の人間の鎖を作り上げた運動で、別名を「バルトの道」とも言う、とのこと。



駐日リトアニア共和国大使館のHPを見ると【ヴィリニュスから延々とタリンまで人々が 手をつないで完成させた「人間の鎖」は、・・・中略・・・宇宙空間からも観測され、最も長い「人間の鎖」としてギネスブックにも 認定されている。1989年8月23日に出現したこの「鎖」は、虐げられてきた小国が立ち上がり、支配国の圧政に屈しない決意を世界に向けて表明した、力 強いメッセージであった。・・・中略・・・「バルトの道」は、中央・東ヨーロッパの解放を象徴する最も重要な歴史的な出来事である。ま た、「人間の鎖」は2009年7月30日にユネスコ世界記憶遺産に登録された。】とあります。


リトアニア最大のゴシック式教会、聖パウロ&ペテロ教会まで電動スクーターで移動。

人間の鎖のビデオや様々な写真を見ていたら、思わず涙が出そうになりました。
涙をこらえて(?)、電動スクーターで1キロほど走り、聖パウロ&ペテロ教会に行きました。


真っ白な内部は圧巻!

中に入ると、無数にある真っ白い漆喰彫刻群に息を飲みます!!2000以上ある彫刻は同じものが二つとしてないらしい。
ヴィリニュスの教会の中で、私が一番感激した美しさです。


教会のそばにあったポーランド料理店で。

たまたま礼拝が始まってしまったので、そのまま席について参加しました。
「あれ、この礼拝、全部ポーランド語だよ」と囁く夫。なるほど、だから玄関のあたりにポーランドの誇り、ヨハネ・パウロ二世のパネルがたくさん
飾ってあったんだ・・・。教会にある張り紙も全部ポーランド語だそうで、夫によると「これはポーランド人の教会だね」。かつてポーランド領だった
名残なんでしょうかね?


ゴンドラに乗ってみました。

ゴンドラからみると、さらにヴィリニュスが緑多く、新しく開発された地域が旧市街と川を挟んでくっきりとコントラストを見せているのがわかりました。
ゆっくりと進むゴンドラに乗って、だんだん日が暮れて行くのを眺めるのは、なんともゆったりした時間です。



ゴンドラツアーは壮観な眺めを提供してくれるということはないのですが、ゲディミナスの塔から見た美しい街並みを堪能したあと、ゴンドラの低い地点で川から街を眺めると見ると、街が立体的に見えた気がします。



普通なら1日で見て回れるであろうサイズの街ですが、私たちには3日かかりました(笑)。



リヴィヴの時と違って、誰も知り合いがいず、タンゴを踊ろうとしてもミロンガも見つからなかったので行かず(!)、お店の人たちもなんとなくそっけない感じで、あまり地元の人たちとおしゃべりする機会がなく、ここの人たちってどんな人なんだろう、よく見えないな・・・と思っていたのですが、「バルトの道」の写真やビデオを見たときに、涙が出そうになったのは、ここの人たちの強い魂に触れたような気がしたから・・・?いや、単なる旅情かもしれません。


ゴンドラ終わって一休み

娘も最初はあまり感心していませんでしたが「だんだんいい街に見えてきて、楽しくなってきた!」とのこと。


旧市街に続く、新市街エリアには広い大通りがあります


電動スクーター乗り回してます。

娘が楽しくなってきた大きな理由は、この電動スクーターです(笑)

ちなみに私たちが使ったのはCity BeeとBoltと言う二つの会社。
他のいろんな国にもあるようで、Boltについてはアフリカからイラク、オーストラリアにまであるようです!

https://www.citybee.lt/en/scooters

https://bolt.eu/scooters-platform/

それほど建物が密集していず、広場もあるし、新市街は通りも広いので、電動スクーターを乗り回すのが断然楽しい!
3日目には、夫も私もレンタルして、3人でスクーター移動しましたが、ぐんと楽しさが増します!


広場の噴水で遊ぶ。


夜の通りも電動スクーターで。


ヴィリニュスの最後の夜食、チーズが伸びるピザ、堪能しました!

「もう明日他の国に行くの?もっといたいなあ。スクーターもっと乗りたかった」と娘。


ヴィリニュス空港のカフェにて。

教会がいっぱいあって、緑豊かで、あまり高い建物がなくて、穏やかでのんびりした世界遺産の旧市街があるヴィリニュスは、EUに参入してから
どんどん経済発展しているリトアニアの首都として、これからさらに発展して行くのでしょう。

リトアニアの物価はユーロを導入した直後から高騰して、当時は多くの人が隣国のポーランドに日常の買い物に行ったらしいです。
今の物価は東京と同じ、あるいはやや安いくらい。ポーランドより物価は高いけど、街の様子を見ていると、ポーランドの街の
方が発展してるよね・・・などと夫と話しながら、次の目的地、ラトビアの首都リガに向かいました。