UESHIMA MUSEUMにて。
まだまだ真夏のような気温が続きますが・・・たまたま大学の美術部の大先輩がFBに投稿していらして知った「UESHIMA MUSEUM 」が気になり、娘と二人で行ってきました。
とっても素敵な美術館でした!こじんまりして、予約制で、まだ新しいからか、人がまだあまりいなくて、じっくり作品と向き合えます。
また解説がとても面白くて、「そうなんだ、へえ」などと思わせられ、しっかり読み込んでしまいます。普段はあまり解説も見ず、イヤホンガイドも聞かないのですが。
娘の1番のお気に入りの絵。
ウィーンでいろいろな美術館に行った時、「抽象画よりルネッサンスの絵画の方が好き」と言っていた娘ですが、ここは現代のアーティストの作品のコレクションなので、抽象的、概念的な作品がほとんどです。ゆっくり見れたこともあるのか、地下の「絵画における抽象」という部屋が一番好きだったといい、その中でもこの作品がとっても気に入って、二人でしばしこの絵について語り、その後一人で見入っていました。
おすすめです!予約するのが一手間ですが、その価値ありです!
藝祭にて。御神輿。
どこかで藝祭について聞きつけた娘が「行ってみたい」ということで、いろいろ用事を終わってから行ったら、展示が16時半までだったので、何も見れずに終わってしまいました。なので、次の日、リベンジ!
たくさんの売店、楽しい!
前日と同じ、上野公園でのたくさんの売店にたくさんの人が群がり、巨大フリーマーケット状態(?)。午前中に行ったのですが、すでにものすごい人が展示にも集まり、なかなか展示室に入れず行列している部屋もありました。老若男女、いや、若い人が多かったかな、いずれにしても大盛況。
日本画学科の作品。
素敵な作品がたくさんありました。娘も私も日本画の学生さんたちの作品にとても惹かれる傾向にあったのが、我ながら面白かったです。
もちろん油絵でも好きな作品はたくさんありました。
あまりに作品が多くて、熱量も大きくて、全部見る前にぐったり・・・途中でギブアップしました。なんというか、作品それぞれ想いが強すぎて、それに当てられちゃう感じ。
ふーん、そうなんだ。
でも、見てよかったです!娘がいなければ、行こうともしなかった藝祭、また来年一緒に行けるかな?
ちょっと前に見た4時間のドキュメンタリー映画「至高のレストラン 三つ星トロワグロ」もとっても素敵でした!
この作品240分、4時間ですが、その長さを感じません。ただ真ん中あたりに休憩時間があるので、ボリウッド映画上映かと笑ってしまいましたが!
映画のシーンより。
3代続くレストランの調理場での調理風景から、スタッフのトレーニング、そして食材を提供する有機的放牧を行う牛の牧場、乳を取る山羊の牧場、チーズの熟成所、ワインテイスティングなどなどを丁寧に映していき、こだわりを持つ情熱的な人々の関わりがよく見えます。また調理される過程そして給仕され、それを食する顧客の会話まで見せています。
映画のシーンより。
まるで、フランスに行き、それらの場所に自分が見学に行き、レストランで調理風景を見ながら、お料理をいただいているような気になります。「トロワグロの秘密を探る美食ツアー」旅行にでも参加したみたい。
映画のシーンより。
以前同じ監督の「ボストン市庁舎」という作品でインタビュー通訳をさせていただいたことがありますが、これは272分(笑)。でもね、思わず見入ってしまうのです。これもボストンに行き、市庁舎の中で働く人々を社会科見学させてもらった気分。
映画のシーンより。
自分が気になった物事や人を、学ぶつもりで撮影する、みたいなことを監督がおっしゃっていましたが、まさにその好奇心、すごいな、わあ、とご本人がワクワクしている感じが伝わるのです。
ワイズマン監督は今年94歳。衰えぬ探究心、体力、気力、創造性、全てに脱帽です!そして、フランスにちょっと旅してみたい、美味しいお料理を食べた気分になってみたい方、ぜひ劇場でご覧になってください!