アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

アーツ・インテグレーション、「永遠の門」来日&吉佐美浜でバーベキュー

2019-09-30 20:17:40 | 日記

吉佐美浜の朝

気がつくと、もう10月!今年も4分の3終わってしまった!


東京でのアーツ・インテグレーションのワークショップの終わり。

7年ぶりに来日したリサ・ドノヴァン教授のアーツ・インテグレーションのワークショップ、東京は大人数で大盛況、大阪は
こじんまりと仲睦まじく、これから日本でどんな形で広がっていくのが楽しみな数日間でした。


合間に訪れた函南の城跡。

主催は、アートの力を教育に活かすことを目的としたNPO法人アートワークジャパンです。

https://artworkjapan.com/lisa2019/


大阪でのアーツ・インテグレーションのワークショップ。


大阪では道頓堀のクルーズも体験。コテコテで賑やか!

文化庁が、文化芸術を通してレジリエンスを育てる、という目標を掲げている、と市役所の文化芸術部門にお勤めの参加者が
教えてくれました。日本のお役所も捨てたもんじゃないですねえ!



学校での教育に限らず、いろんなセクターを通じての交流にもアーツを使うようになってきた、とか、
Trans-mediation, トランス・メディエーションという、いろんなメディア(媒体)を使うことで、意味が深まっていく、表現アートでいうところの
クリエイティブ・コネクションみたいな言葉がある、ということも知りました。


大阪に行ったら食べないとね、お好み焼き。

一時はアートと心理学、教育などのワークショップの通訳をよくやらせていただいておりましたが、ここのところご無沙汰しておりました。
でもね、久々に通訳としてですが、そういう場に出てみると、やっぱり面白い!いろんな表現を使うことで、自分の中でモヤモヤしていたものが
明確になったり、グループで共同作業することで、新しい視点が加わり、より深みが出てきたり。


出張から戻った夜、娘からのお手紙が玄関で待っていてくれました。

その直後に、今度はゴッホについての映画「永遠の門」の来日があり、ジュリアン・シュナーベル監督の通訳をさせていただきました。


https://gaga.ne.jp/gogh/




プレートペインティングで有名な、自らも画家である、というか、コンテンポラリー・アートの巨匠であるジュリアン・シュナーベルが
作ったゴッホの映画は、これまでのゴッホの伝記的映画とは全く違う、ゴッホの視点で物事をみる体験ができる、とても感覚的な映画です。


主演のウィレム・デフォーも17年ぶりの来日。

ゴッホというと悲劇の画家というイメージが強いですが、この映画「永遠の門」をみると、必ずしもそうではなかったのではないか、と
改めて考えさせられます。そしてアートの本質をつかもうとする、結果はもちろんですが、プロセスそのものにも意味がある、と気付かされます。


ネットより拝借。リリー・フランキー氏をゲストに迎えた舞台挨拶にて。

20年くらい前、ニューヨーク大学でコンテンポラリーアートの授業をとった時に、もちろんジュリアン・シュナーベルの作品に
ついても学びました。「教科書」に出ていた人の通訳をさせていただけるとは、なんとも光栄でした。


ネットより拝借。second bestという監督のTシャツのロゴの一部が見えます。

プレミア上映後は、スタンディング・オベーションで拍手喝采鳴り止まず、その場にいらした監督やウィレム・デフォー氏も
喜ばれたようです。11月8日封切りのこの映画、全く違うゴッホ像が見える、いや監督によると「みる人自身がゴッホになる」
体験ができます!


蘇州民族管弦楽団初来日公演

たまたま友人に連れられて「蘇州民族管弦楽団」の初来日公演コンサートに行ってみました。(実は元上司にご招待いただいた、と
あとでわかったのです!ありがとうございました!)二胡がバイオリンのパートを請け負って、あとはビワのような弦楽器とかもっとまん丸の
弦、金管の笙笛の巨大バージョンみたいなものとか、初めてみる楽器がたくさんありました。でもね、チャイコフスキーの曲の演奏などは
「民族」を超えた巨大なスケールで圧巻でした!なんとも大陸的というか、島国で「わび、さび」なんて言っているのが吹き飛ばされそうな
パワー。いやはやすごかったです!


引き潮で遠浅になったビーチ

さて、毎年恒例、今年で5年目の下田の吉佐美浜のペンション、アーネストハウスでの滞在は、今までになく海を堪能しました!

https://ernest-house.com/


ビーチでイエ〜イ!

以前は、お天気が悪かったり、海水が冷たかったりして、海にはちょこっと足をつけるくらいか、頑張って少しだけ泳いですぐに外に出ていたのが、
今回は海の中にずっといて波と戯れておりました。



新月のため大潮で潮の干満の差が激しくて、午前と午後ではビーチの様相が全く違うのも面白くて、遠浅の海で波と追いかけっこをしたり、
満潮時に深くたっぷりとした波にたゆられたり。


サーファーもたくさんい。手前の3人は溺れてるのではありません(笑)

私にしては珍しく仕事が続いたので、妙な疲労感が溜まっていたのが、潮水に細胞が洗い流されたような気がしました。
途中から参加したお友達も、海に入った途端にすごくスッキリした顔になってました。海の洗浄力(?)すごいです!


彼岸花もあちこち群生してました。

9月下旬ギリギリにしては、暖かいお天気。夜もとても快適で、屋外のバーベキューも楽しめました。


屋外でのバーベーキュー。

シドニーではバーベキュー好きで、焼き係を自ら買って出ていた夫は、アーネストハウスでバーベキューできるのも、大きな楽しみの一つのようです。


これで大人4人分。大人3人と子供一人では食べきれない。

ビール片手に、火加減によく注意して、ちょっとだけ魚介類は硬くなったこともあったけれど、お肉類はパーフェクト。さすが!


パパの真似してジンジャエール片手にお肉を焼いてみる。

あ〜楽しかった!来年もまた下田の海に行こうね〜!!


夏休み明け初日のプレゼン&富士山、「第三夫人と髪飾り」、「ジョン・ウィック:パラベラム」来日。

2019-09-13 00:17:04 | 日記

On the last day in Poland, photo by Mariusz Krzeszewski

気がつくと9月もすでに12日、ポーランドから帰国後、2週間以上たってしまいました。


羽田に着いた直後。

帰国直後、朝晩15度前後にまで下がるポーランドと打って変わって、まだまだ熱帯夜の続く東京で、娘はふうふう言いながら、
夏休み明け初日のサマープロジェクトのプレゼン準備に追われました。


後ろにあるのは真っ白な模造紙・・・これから書きます!

去年同様、模造紙にまとめる段階で、娘と私は大げんか(笑)。
時差ボケと暑さで疲れているからか、言い回しの間違いを指摘しても聞き入れない娘に私がイラつき、
自分のいうことをちゃんと聞いてくれない母に娘は怒り心頭、間に立った夫が狼狽える(笑)。


でも無事にプレゼン終わりました!

でも、まあどうにか模造紙にまとめ上げ、無事にプレゼン終わり、本人はもちろん、夫も私もホッとしました(笑)。
「ポーランドのほとんどの人は日本が好きらしい。言葉(文字)が違うからではないか?」という仮説を娘がたて、それを検証するために
ポーランドで100人の人に実際にインタビューした結果をまとめ、「ポーランドのほとんどの人が日本を好きなのは、言葉も含む、料理や建築など
文化が違うから」という結論に至ったようです。


今度は富士山に行ってきま〜す!

日本の何が好き?と聞くと「お寿司」と答えた人が100人中27、8人いたのが印象的でした。その次は「食べ物」、そのあとは「文化」という答え。
「フジヤマ、ゲイシャ」のイメージはだいぶ薄れたようで、「富士山」と数人答えていましたが、「芸者」はゼロ。アニメとかマンガはもっと多いかと
思ったけれど、これも数人のみ。ポーランドの田舎町がメインでショッピングセンターの店員さんやお客さん、通りを歩く人々、家族やその友人に聞いたので、都市部で聞くとまた違う答えかもしれませんが、興味深い結果でした。


まだ笑顔がありますな。

無事にプレゼンが終わって、ホッとしたのか、その日の夜から娘は下痢&発熱!
39.4度まで熱が出て一瞬焦りましたが、割とすぐに下がり、でも下痢が全く治らず、病院に連れて行きました。
「食中毒なら嘔吐するんだけど、そういう感じでもないしね。何かウィルスが入ったかな」とお医者さま。
なるべく悪いものを出したほうがいいから、下痢止めは出来るだけ避けて、整腸剤を服用するように、という指示でした。


今回の富士山最高地点でスタッフが撮影してくれました。

娘は胃腸が割と強いらしく、生まれてから今まで下痢や嘔吐したのはほんの数回です。
今回、珍しく腹痛を伴う下痢がなかなか治らず、学校も2日間お休み。
やっと登校した次の日から、学校主催の富士山登山キャンプ1泊2日でした!



結局登頂はならず、8.5合目でリタイアしたそうですが、おかげさまで無事に元気に下山してきました!
あの体調でよく頑張りました。キャンプ自体、行けないかも、と思っていたので、行けただけでもよかったです。

下痢止めは使わない方がいい、というのでそのままにしていたら、ポーランドでなんとなくプクプクしてきた
ほっぺが元に戻ってきました(笑)。


娘が作ったフルーツの盛り合わせ。

夏休み直後のプレゼン、すぐ後の富士山が終わり、やっと一息・・・とはいえ、登山付き添いは夫だったので、
私は大変じゃないんですけどね(笑)


10月11日からBunkamura ル・シネマ などで上映します。

娘と夫が富士山登山中、私は「第三夫人と髪飾り」というベトナム映画の監督の来日取材の通訳をさせていただいておりました。

http://crest-inter.co.jp/daisanfujin/


映画のシーンより。

19世紀のベトナム、富豪に嫁いだ14歳の女の子の成長物語であり、一夫多妻制の父権社会における様々な人々の感情が交差する
中、美しいベトナムの自然がゆったりと描かれ、最後に強いメッセージを感じさせるこの映画、とても34歳の
監督の初長編作品とは思えない完成度の高さです!


10月4日公開

そのあと、「ジョン・ウィック:パラベラム」来日があり、監督の通訳をさせていただきました。

http://johnwick.jp/

シリーズ3作目のこの作品、いやあ、もう度肝を抜くアクションシーン満載です!!



そして俳優たちがほとんどアクションをこなしているというからさらに驚き!主演のキアヌ・リーブスはもちろん、
女優のハル・ベリーも七ヶ月トレーニングをしたそうで、その成果はしっかりとスクリーンに現れています。


ネットより借用。きゃりーぱみゅぱみゅと一緒に舞台挨拶。

忍者や寿司店、きゃりーぱみゅぱみゅの曲も使われ、チャンバラ映画や武士道など日本の影響があちこちに感じられるこの映画、合間にちょっと笑えるシーンもありつつ、スタントマン出身の監督ならではのアクションシーンにぶっ飛ぶ、超娯楽アクション大作として全身で楽しめます!