アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

サマー・キャンプから無事帰還&7月31日まで無料配信アナ・ハルプリンのドキュメンタリー「Breath Made Invisible」他2本

2020-07-27 10:49:11 | 日記

あれ、わりと元気?

大雨でテントが浸水し、荷物移動をしたりしつつ、田んぼの雑草取りをしたり、みんなでカレーを作ったり、3泊4日のキャンプをおかげさまで無事終えて、娘が戻りました。


そろそろ梅雨明け?

1年生の時はかな〜りやつれて、2年生の時もだいぶ疲れて帰ってきたのですが、3年生になった今、体も大きくなり、体力もついたせいか、お迎えに行った時も、前より元気で、荷物も元気に背負って帰りの電車に乗りました。


雨の日は、葉っぱや花たちが元気そうです。

「1年で初めて行ったホースキャンプ以来、久々に号泣したよ〜!雨降ってテントに浸水したりして、1年生もリードしなくちゃいけないのにちゃんと
できなくて、悲しくなっちゃった。でもね、サマーキャンプ自体は、1年生の時はテントなしの野宿だったし、2年生の時は山登りで大変だったし、今年は一番楽だったかも。雨くらい降らなくちゃね」と頼もしい(笑)。



「ドラえもんののび太だったかな、家出したい、って言ってたんだよね。サマー・キャンプに行けばいいのに。雨漏りしない屋根があって、移動の心配しないでゆっくり寝てられる家があるのって、ありがたいことなのにね〜」と、これまたさらに頼もしい発言(笑)。


あ、このサボテンの花、また伸びた!

ティーン・エイジャーになって(その前でも)、家がどうのこうのと文句を言うようになったら、「サマー・キャンプを思い出せ!」と言おう、と今から楽しみです(笑)!


散歩道にあるサボテン、観察日記の対象になってます(笑)

オンライン授業のおかげで、夏休みは予定通り、サマーキャンプ直後から始まりました。





今年は夫の故郷のポーランドに里帰りしたり、夫が長年住んでいて、義姉や甥っ子のいるオーストラリアに行ったりするのも難しい。
ならば、と自粛明け直後に国内旅行を計画したのですが、一旦延期。さて、どうなりますやら・・・。


ネットより借用。

さて、フェイスブックでの投稿で知った、ポストモダンダンス、あるいは実験芸術的なダンサーであり、後年ダンスセラピー的な活動をしていたアナ・ハルプリンのドキュメンタリー映画「Breath Made Visible」、「Journey in Sensuality」、「Seniors Rocking」の3本が、アナ・ハルプリン生誕100年を記念して、7月31日まで無料配信しています。

http://www.breathmadevisible.com/de/179/streamingdvd/

それぞれの動画の一番右上にある,矢印のついた、from $6.00 などと書いてあるアイコンをクリックします。



次に出てきた画面の左下の欄、国名を入れるところの下、青字で書かれたApply Promo Codeをクリックすると次の画面が出てきます。



ここにANNA100と入力し、 青字で書かれたContinueをクリックします。



青字で書かれたWatch Nowをクリックすると、動画の再生画面になります。



パーソン・センタード表現アートセラピー研究所の創立者、ナタリー・ロジャーズも、アナ・ハルプリンに影響を受けたようです。


ネットより借用。「Breath Made Visible」のシーンから。

ナタリーの表現アートのファシリーテーターになるトレーニング・ワークショップの中で、等身大の自画像を描き、それを目の前に掲げて
動く、というボディーのワークがあり、とてもパワフルなのですが、「Breath Made Visible」を見ると、アナ・ハルプリンが自分でガンを発見した
プロセスで使われたボディのワークからきていることがよくわかります。


ネットより借用。「Seniors Rocking」のシーン。

ちなみに「Seniors Rocking」の短編に、参加者として参加しているナタリー・ロジャーズが何度か登場します。何度もナタリーのワークショップを受け、通訳もさせていただいたので、懐かしく嬉しい驚きでした!


ただいま上映中。

「Seniors Rocking」を見る直前に、この映画「チア・アップ」をみました。

https://cheerup-movie.com/

ダイアン・キートン主演で、平均年齢72歳の女性たちがチアリーダーになるという話らしいから、軽く楽しめそうだ、と思って見たのです。


ネットより借用。「チア・アップ」のシーン。

期待通りに、軽く楽しめたのですが、実は最後の方で、自分でも驚きなのですが、涙が出てしまった・・・
そして見終わったら、あちこち映画の作りとしては文句があるのですが(笑)、でもなんだか感動しておりました。


ネットより借用。「チア・アップ」のシーン。

最近、シニアが一念発起して歌ったり、踊ったりする映画が結構ありますよね。私もいくつか楽しみました。
今回の「チア・アップ」のそういう映画の一つなわけですが、たまたまアナ・ハルプリンのドキュメンタリー「Seniors Rocking」を直後に見て、
アナがはっきりと「シニアたちも、私も含めて、もっと存在を認められるべきだと思ったから、シニアを対象にしたワークショップをし、それを
公演することにした」みたいなことを言っていたので、ちょっと考えちゃったのです。

一昔前まで、日本では老いていく、枯淡の境地に入っていく事は悪いことではなかったように思います。
世俗的な欲から離れていく、ヒンズー教だか古代インドでは遊行期というんでしたっけ?老に対する敬意があったように思います。

でもね、最近は、老いる=劣化する=弱者になる、みたいなつまらない雰囲気がある。
一方、寿命が延びて、元気なシニアがたくさんいらっしゃるから、「シニアも頑張ってるんだ!まだまだ!」と言う映画もどんどん出てくる(笑)。
もちろん、80、90、100代でもまだまだ現役なのは、素晴らしいし、おめでたいことでもあります。

心身の状態、経済や家族関係など、いろんな状況で人は老いていくわけですが、
なんだろう、いつまでも若々しくいなくちゃ、と思うのもなんだか息が切れそうだし、逆に年齢相応に枯れていかなくちゃ、と考えるのも窮屈そう。


ネットより借用。「Breath Made Visible」のシーンから。

その意味で、アナ・ハルプリンの「Breath Made Visible」の最後の方に出てくる、このダンスのシーン(だったはず?)は、短いですが、
とても素晴らしいと思いました。

皮膚を青く塗ったアナが、まるで木の妖精のように、たおれた木の根っこみたいなものが見える大地の中にいて、周りの土を体に塗りつけていく、
短いシーンなのですが、「老いた自分の体に畏敬の念を感じる」みたいなことを言うのです。

老いていくことをしっかり受け止めていき、それを卑下することなく、また妙に美化することなく、そのままに表現する美しいシーンだと
思いました。

55歳になった今、ちょっと前、人生60年と言われいた時代なら、立派な老人と言われる年齢で、でも子供はまだ小学生で、まだまだガンバラ
なくちゃいけない(笑)。そんな中で、自分なりにバランスとろうとしてるのかな、なんて今、思いましたです、はい。

不思議で奇妙、かつ治癒的な映画2本、「タッチ・ミー・ノット」&「サイコマジック」

2020-07-23 11:24:59 | 日記

苗から育てた百合、綺麗に咲きました!

雨が降ったり止んだりする中、キャンプを楽しんでいるらしい娘は、今晩帰ってきます。


久々に外食しました。念の為テラス席で(笑)

娘がいない間に(鬼の居ぬ間に・・・笑)、気になっていた映画「タッチ・ミー・ノット」と「サイコマジック」を続けて見ました。


イメージ・フォーラムほか上映中。配信でも見れるようです。

「タッチ・ミー・ノット」の公式サイト
http://tmn-movie.com/#top

どちらもセラピーを描いていて、まあ、万人受けするタイプの映画ではないでしょうが、私はどのシーンも目が離せず、深く感動して、癒されたのでした。


ネットより引用。「タッチ・ミー・ノット」のシーンから

「タッチ・ミー・ノット」は、新体験の「カウンセリング・ムービ」と宣伝されており、一言で言うと、50歳の主人公ローラが、いろんなセラピーや人との出会いの中で癒されていく様子を描いた映画なのですが、その出会いとは、公式サイトを引用すると「欧州で実在する障がい者やトランスジェンダーなど、“マイノリティ”と呼ばれる人たちの“性”生活にカメラを向けた衝撃作だ。〈現実〉と〈虚構〉が入り交じりながら、赤裸々に描かれる彼らの自由な生き方」との出会いなのです。


ネットより引用。「タッチ・ミー・ノット」のシーンから。

でもね、別に「政治的な正しさ」を前面に出した映画じゃないのですよ。政治性を乗り越えて、人間性、もっというと魂を見せつけられる
映画です。裸がたくさん出てきて、性的表現も多いんだけど、それはエロティシズムを追求するというよりは、もっと人間そのもの、人間の業みたいなものを静かに浮かび上がらせ、そしてそれを優しく受容することでもたらされる安らぎがある・・・っていうとわかりにくいですね(笑)。

少しずつ少しずつ、氷が溶けていくように視線を通じて、肌に触れることで、あるいは文字通り裸になって触れ合うことで、自分を感じ、相手を感じていく・・・。そのプロセスで離別の苦しみ、恐怖、怒りなどを実感し、受け止めて、癒されていく。

静謐でありつつ強烈な映像、時に不安を掻き立てる音楽や「メラ、メラ、メラ、メラ、メランコリアー」とアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンの耳から離れない歌声、普通の映画というよりは、現代アートとして捉えた方がわかりやすいかもしれないこの映画、何か新しい映画体験をしたい方、表面的でない癒しに興味のある方にはおすすめです!


アップリンク渋谷などで上映中。

そしてもう一つの映画「サイコマジック」も、面白かった!
「言葉を超越した癒し!究極の映画体験」という謳い文句のこの映画、「セラピーとその効果」みたいな構成で、合間に自分の過去の作品を引用しており、「そうか、ホドロフスキーの映画は全部サイコマジックだったのかあ」と納得させられ、「タッチ・ミー・ノット」よりはかなりとっつきやすいかもしれません(笑)

「サイコマジック」の公式サイト
https://www.uplink.co.jp/psychomagic/


ネットより借用。「サイコマジック」のシーンより。

ホドロフスキーが、実際にとあるカフェで、無料でいろんな人の悩み相談をしていたそうです。話を聞いて、その人その人に応じた「レシピ」を
作って、提供する。それをやるのは本人だけ。すぐにやっても、何年経ってからやってもいい。ただしレシピは変更しない。そしてレシピを
実行したら、そのあとに効果などの手紙をホドロフスキーに送る、というのが唯一の条件。そこでたくさんの手紙が寄せられ、それらは2019年の「あいちトリエンナーレ」で展示されたとか。



映画の中でいろんな「処方箋」(レシピ、ともホドロフスキーは呼んでるようです)が紹介されていて、その効果を見せるシーンもあります。中には笑っちゃうようなものもあるんですが、「サイコマジックでは、うちなる世界にあるもの(記憶)は、外の世界のものとは違う」と考えるホドロフスキーは記憶、無意識に直接訴えかけ、記憶を変化させるような処方箋をカスタムメイドしている。

すでに存在しているセラピーみたいなものから、奇抜なものまで、さすがアーチスト、観察力、洞察力、創造力が爆発してます!

癒すためのアート、という言い方が出てきます。もちろんアートはそれだけのものではないけれど、表現アートセラピーを勉強した私は、言葉を使って探るより、非言語的な表現、アートで探った方がより深く入り込めることがある、と感じています。

ホドロフスキーの映画って、キッチュでシュールでシンボリズムに満ちていて、不思議な感覚になるのですが、それは無意識に訴えかけるサイコマジックだったのかあ、と納得しつつ、最後に出てくる、個人対個人だけでなく、たくさんの人、公を扱ったソーシャル・サイコマジックは不思議さを超えて、圧巻です!


ナスの料理、美味しかった〜!

91歳の御大ホドロフスキー、今は自伝的映画3部作の最新版を制作中とか。いやあ、すごいわ!

オンラインであれやこれや、気がつけば7月半ばも過ぎました。

2020-07-20 07:07:16 | 日記

今日からサマーキャンプ

あらら、東京のお盆も過ぎて、7月20日です!


「見かけより軽いよ〜」と元気に出発。

娘は今日から学校のサマーキャンプです。帰ってきたら夏休みの始まり。


「地縛少年花子くん」っぽいから、と選んだ浴衣。

6月にレベル3の自粛解除になって、ホッとしたのもつかの間、東京では感染者数が増えてきて、第2波かと言われています。
GoTo キャンペーンも東京だけ除外・・・とほほ。


今年初の花火。

前回ブログをアップしてから、娘は2度プレゼンをしました。一つは栄養について。もう一つは詩人の旅、ということで、遠足で訪ねた
土地で見たものやことになって詩を書き、チーム対決。私たちはズームで見学しました。


オンライン授業参観しました。

オンラインでの授業参観もありました。


セルフ・セラピー・カード。

オンラインでのワークショップや勉強会で通訳したり、参加したり、はたまたオンラインで、自分が習った「セルフ・セラピー・カード」のリーディングを練習させてもらったり・・・夫は以前からリモートワークでしたが、コロナ自粛で娘の授業がオンラインになり、今は私の方でもいろんなことがオンラインで起こってます。


オンラインでのワークショップで作ったアートワーク。上が娘、下が私。

先日通訳した表現アートのワークショップ中、私も参加して作った「感謝を表す」アートワーク。
作っている最中に娘がコソコソやってきて(笑)「何してるの?」と聞くので、「最近起こったことで、感謝したいことや
ものをアートにしてるの」というと、娘もそばで何やら描き出しました。

ハサミを描いた娘曰く「この前美容院に行って、今までで最高に気に入った髪型に切ってもらって、すごく嬉しくてありがとうって
思ったの。美容師さんにもありがとうだけど、でもハサミがなくちゃ切れないなって思って、ハサミに感謝したいと思った」。

へえ、ハサミに感謝かあ〜!私には思いつかないなあ、と非常に感心しましたです。はい、親バカです(笑)







たまにお散歩してます。よくお散歩していた時に撮った、道端のサボテンの鉢、どんどん芽が伸びてお花が咲いてました!
こんなに背の高いお花が咲くのね。



雨がよく降るので、河原にある池(川が2本あって、その間に結構広いエリアがあり、そこに池があるのです)に草がびっしり生えてました。梅雨前は乾いて地面が見えて、池じゃなくなっていたのに!



とある週末、家族3人で久々に川原にお散歩に行きました。娘は子犬みたいに飛んだりはねたり、ブレードボードに乗ったり。
「実はね、前にね・・・」と、ちょっと前にあった、実は嫌だったことなど普段より少し突っ込んだことを話してくれることがあります。



ドライブ中だと大切な話がしやすい、と聞いたことがあります。面と向かって対立した形で話すより、同じ方向を向いて、動いていると、
なんとなく構えずに話せるのでしょうか?お散歩中も、ドライブ中のように同じ方向を向いて動いているので、同じ効果があるのかな?


梅シロップできました!

床下収納にしまっておいた我が家の青梅の氷砂糖漬け、実は忘れていました。

思ったより発酵が早くて慌てて梅シロップを作った、というお友達のフェイスブックの投稿を見て、「あーっ!」と思い出し、慌てて
取り出した。
うっすらと梅に白っぽいカビが生えてましたが、まあ、取り除いて加熱すれば大丈夫だろう(笑)。
しっかりカビ取りして(かなりたくさんの梅を無駄にした・・・)、しっかり煮立てて、漉したら、飴色のシロップが
できました。

炭酸水で割ると、ほんのり梅の香りがして甘酸っぱい。「おいし〜!」と娘が喜んでいます。


梅ジャムと梅シロップ。

取り出した青梅で作ったジャムは黒っぽくなりましたが、お味はなかなか。夫が毎朝パンにつけて食べるので
もう半分なくなっちゃいました。


カフェで一服中。スズメがとまっているの、わかります?

気になっていた「きもの」展。お友達が行って、よかった〜というこれまたフェイスブックの投稿を見て、根津に
行ったついでに上野まで足を伸ばしました。


上野の国立博物館で開催中の「きもの」展。

オンライン予約しなくちゃいけないみたいですが、平日だったせいか、空いていたので当日券が買えました。人数制限しているせいか、
ゆったり鑑賞できてよかったです!


ネットより拝借。

人数の密集度からか、「第2会場からみてください」と言われたので、その通りにしたのですが、豪華な着物の数々、とても楽しめました。
大正時代のいろんなお着物を実際にマネキンに着せて立体的に展示したものとかね、岡本太郎の爆発した柄の(?)着物や、現代的なYOSHIKI
デザインの着物まで、単純に楽しめます。


ネットより拝借。

第1会場に戻ると、もっと古い時代の小袖などが展示してあり、これまた着物の変遷がわかり、また江戸時代のいなせな火消しの法被の柄も
驚かされます。

着物っていうと、色々ルールがあって面倒だなあと思いがちですが、着物の変遷を見ると、もっともっと自由に着物を着ても良いんだな〜と楽しくなります!

着道楽で身上つぶしたお金持ちの話もあったりして、まあ、今なら買い物中毒とか言われちゃうんだろうけど、でもおかげで、私たちが今こうやって豪華な着物を鑑賞させていただけるわけで・・・と、あることでど〜んと落ち込み、さらに梅雨でどんよりしていたのが、妙にこの展覧会で解放されたのでした(笑)!

8月23日まで開催ということなので、お着物好きな方, 衣装やデザインに興味のある方もぜひ!