一体どんな映画なのか、わからないポスター。
カルト映画特集ということで、早稲田松竹で2月24日まで上映している「ひなぎく」というチェコスロバキアの映画と「不思議惑星キン・ザ・ザ」を見ました。
ポップで可愛くて、実験的で政治的な映画。
「ひなぎく」は1966年に作られた映画だそうです。当時共産圏だったチェコスロバキアの映画ですが、60年代のポップでキュートな感じが
西欧とかアメリカと変わらないのでびっくり!でもかなり実験的な映像があったり、最後は政治的な感じで終わるところが、チェコっぽいのか??
ストーリはあるような、ないような、年上の男性を騙してご飯ご馳走させたりする、まあまあ可愛い、いたずら好きの姉妹の悪さし放題が
描かれています。可愛いからどんどん見ちゃう(笑)。
お互いをハサミで切ってるうちに・・・?
「60年代はチェコ映画いいのがあったんだよね〜。わけわかんないものをさして、それはチェコ映画みたいだってポーランドでは
いうんだよ」とポーランド人の夫。いや、それほどわからない感じでもなかったけれど!
ガーリーでちょっとアートな映画として楽しみました。
監督はヴェラ・ヒティロヴァさんといい、チェコ・ヌーベルバーグの有名な映画監督の一人だそうです。
この作品は発禁処分をくらい、そのあとしばらく映画製作を禁じられたらしい。
映画の最後の方で、晩餐会場をめちゃくちゃにした二人。「遊んでばかりいないでちゃんと働いていい子になる」と心を入れ替えた風の主人公のいたずら姉妹二人を揶揄したようなシーンがあり、こういうのが共産党の怒りを買ったんでしょうかね?
この映画の2年後、1968年にプラハの春が起こったから、結構自由を求める雰囲気はかなり強かった時代でもあるのかな、と想像したり。
「不思議惑星キン・ザ・ザ」これでSF!?
2本立てのもう一本は1986年だったかな、当時のソ連の映画で、ディストピアコメディだそうで、脱力系SFコメディと映画館に
貼ってあった誰かの記事のコピーに書いてあったような。脱力系SFコメディって初めて聞いたジャンルですが、
確かにそれがいい形容になってるのです(笑)
もうこれは見て楽しむしかない、ストーリーもあるようなないような、「ええ、そういう展開?!」と脱力しながらも、なぜか魅力を感じる映画です。
あ、だからカルト映画って言われるのか〜。
「パパをパンチして、池に落ちて、魚に食べられるところ」という娘の絵。かなり反体制的?!
ベルリンの壁が崩れたのが1989年だから、その3年前。
体制が大きく動課される数年前に作られたんですね、このカルト映画2作。
なんとも奇妙な魅力は、当時の雰囲気とか空気感なのかな〜と思ったり。
土を入れてます。
ところで「種からお花を育ててみたい」と娘が言い出したので、種を買ってきました。
早咲きのコスモスです。育てるのが簡単、というようなことが書いてあったので(笑)。
種を蒔いています。
外で蒔くなら桜のさく10日前くらいがいいそうです。あと1ヶ月ちょっと待たなくちゃいけない。
なので鉢植えに蒔いてみました。庭の土には除草剤が蒔いてあるから、土も買ってきたのです。
ちゃんと芽が出るといいなあ。