アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

「組織遂行型」がない家族、「君の名前で僕を呼んで」久しぶりに鑑賞。

2024-05-20 15:29:25 | 日記

母の日、娘が超イケメン(!)に描いてくれたカード

母の日の前日、中学校で初めての保護者会がありました。


カードの中は幸ちゃんと一緒の写真つき

全校50人ちょっとの小学校と1学年だけで100人強の学校では、全く規模が違います。


花束と一緒。

さらに、横割りだったり縦割りだったり、いろんなクラスがある学校なので、保護者会も、最初は同学年をクラス分け
したもの、その後に縦割りの中学校ハウスの集まり、高校生の保護者会が終わった後に、今度は中高ハウスの昼食会があり、
とまだ学校の仕組みがよくわかっていません(笑)。


私から母へのプレゼントは、紫陽花の鉢植え。

最初の同学年をいくつかに分けたクラスでの保護者会では、「学習スタイル診断 セルフポートレート」の簡易版を
受けさせられました。生徒たちは、それのもっと詳細なバージョンを受けており、結果レポートも出ています。


川原で幸ちゃんとお散歩。

人格の元になる、生まれつきである気質を調べるもので、学び方や作業の仕方、会話の仕方に影響する「学び方の特徴」を
調べたものです。表現実行型(spontaneous) 、思索創造型(imaginative)、発明型(curious)、関係影響型(supportive),
組織遂行型(organized)ぞれぞれの項目に点数がつき、合計80点だそうです。


三輪裕子さん「とりともり」展、新聞紙でできてる鳥やヤモリのいる空間

娘の結果を以前見せてもらっており、思索創造型がやや高めで、表現実行型と関係影響型が似たような点数。(上位3つの気質がそれぞれ4、5ポイントのわずかな差で並んでる場合は、その3つが影響しあってる、らしい)その後に発明型がきて、組織遂行型はなんとマイナス8点。


鳥だけでなく、ヤモリもいっぱい。

娘は一人でじっくり考えたり、作ったりするのが好きで、大人数でなければ人と関わりながら何かをするのも好きそうですが、計画的に物事を効率的に行うのは得意ではなさそうなので、まあ、その通りかなあ、と結果を見てなんとなく納得してました。


窓際の鳥たち、リアル。

保護者会で受けさせられたのは、超簡易版で、設問10項目10点満点。私の結果は表現実行型がダントツに高く、組織遂行型がゼロ。思い立ったが吉日、長いスパンでの先行きを考えずに行動することが多いので、なるほど。


ヤモリもリアル。

夫は発明型がダントツに高く、組織遂行型がゼロ。ソフトウエア開発者でじっくり問題解決をするのが好きだけど、長期的な計画はあまりできなさそうなので、この結果もうなづける。


紫陽花の季節です。

つまり・・・親子3人揃って組織遂行型がない、つまり計画的に物事に取り組めない家族、と診断されました(笑)。


紫陽花にも色々ありますね。

ちなみに、近くに座った保護者の方々のお子さんたちも、組織遂行型がマイナスでした(笑)。
娘の学年全体でも、組織遂行型の得点が高い人たちが1割弱だったらしい。


学校の近くの畑。

日本の学校は組織遂行型で運営なされてることが多いらしいので、そこから外れがちな人たちが集まってる学校なんですね(笑)。


畑の隣にお花もあります。

先生方もこの診断テストを受けたそうで「それぞれの強みを活かして、いろいろな活動を行っています」とそのクラスの担任の先生(いろんなクラスがあるのですが)がおっしゃってました。


保護者会の日、夏のような日差しでした。

みんなそれぞれ違う強みがある、というハワード・ガードナーの多重知能論からこういう診断テストができたみたいですが、
自分に合ったやり方で勉強したり、活動しようというアプローチを学校が取ろうとしてるのは、いいなあ、と思います。


薔薇の花咲くカフェ。

相変わらず漫画大好き、BL大好きな娘で、先週末は、「君の名前で僕を呼んで」と「ベニスに死す」、さらにネットで評判を呼んで興味を持った「ミッドサマー」をママと一緒に見たい、と言い出しました。どれも好きな映画なので、嬉しいお誘いです。


今年の庭の梅は小ぶりで、数も少なめ。

まずは「君の名前で僕を呼んで」をネットフリックスで見ることにしました。



以前映画館で見た時に、とっても大好きで、しばし挿入曲の「ミステリー・オブ・ラブ」が頭の中にリフレインしていたのですが、今回みてもやっぱりよかった!美しい風景、人、音楽、そして切なすぎるひと夏の恋・・・。


ネットより借用。映画の1シーン。

途中途中で「なんてきれいなところ!」「素敵な曲、大好き!」などと感嘆しながら見ていた娘です。
見終わったら、「感情移入しすぎて、自分が失恋した気分・・・夜見てよかった、後は寝るだけだから。昼間みたら
その後何もできなくなってきたかも」と、ものすごく心動かされた、というか心乱れた様子。


ネットより借用。映画の1シーンから。

映画を見る前に、娘に挿入曲のスフィアン・スティーブンスの「ミステリー・オブ・ラブ」を聞かせたら、とても気に入って、ずっと聴きながら数学の宿題をやっていたそうですが、映画を見てさらに好きになり、さらに宿題のBGMとして活用してるらしい(笑)。


これを見るのは、来週かなあ?

私も中学生時代、森茉莉の小説だの雑誌Junesだのを楽しんだクチなので、こういう美少年が出てくる、まあ、今で言うBL系の映画は大好きなのです。「今日は『ベニスに死す』を見る?」と次の日、娘に尋ねたら「いや、まだいい。『君の名前で僕を呼んで』をまだ消化しきれてないから・・・」だそうです(笑)。


同期が送ってくれたAFS留学中の新聞記事。私もいますです。

私が好きな映画を、娘が自分から見たいと言い出すような年齢になったのだ、と感慨深い・・・のですが、BL映画見て喜んでる母娘って一体・・・??(笑)

友ヶ島「聖地巡礼」と「マッドマックス:フュリオサ」オーストラリア・プレミア出張。

2024-05-06 13:01:02 | 日記

砲台跡の一つ。

ゴールデンウィーク、行きたいところある?と質問したら、娘が「サマータイムレンダの聖地に行きたい!」と言ったので、行ってみました。


アニメ「サマータイムレンダ」より。

それにしても「どこなの、その聖地?」と聞くと、娘は色々調べて「友ヶ島というところらしい」という答え。
一体どこだ、それ?どうやっていくの??
行き方を調べるのも一苦労でした。新幹線がいい?飛行機がいい?車借りた方がいい・・・?


友ヶ島にある壊れた家。

GWギリギリになって動いたので、宿はどこもいっぱい。どうにかエアビーアンドビーで、フェリーの出る加太港まで1時間くらいのところに宿を取り、家から本来なら6時間強のところ、乗り換えを間違えたので、約8時間かかって「紀ノ川」という駅から徒歩10分の宿に到着しました。


友ヶ島にて。

「紀ノ川」って有吉佐和子の小説にあったよね〜なんて思いながら、紀ノ川駅を降りて、かなり密集した住宅街を歩くと、そんなに古くないけれど、あまり人が住んでいる様子のない、なんとなく荒れた感じのマンションが、私たちの宿だとわかりました。


エアビーの宿にいたヤモリ。

高層マンションに二人しか住んでいない設定の「異人たち」という映画を見た直後だったので、なんとなく薄気味悪いような気がしたのですが、娘も「殺人犯とか住んでそうじゃない?」と同じような印象を抱いた様子(笑)。


次の朝、紀ノ川駅に向かう。

8時間もかかった後に、ここかあ・・・とどっと疲れが押し寄せてきましたが・・・まあ、気を取り直して、テーブルに上にあったパンフレットの「ふくろうの湯」というスーパー銭湯に行ってみることにしました。(そこにあったパンフレットは、あとは「イオンモール」のみ)


友ヶ島にて。

タクシーで10分くらい行くと、和歌山市街地が見えました。「ここは繁華街なんですね」と運転手さんに聞くと「昔は栄えていたんだけどねえ」という答え。降りてみるとあたりはシャッター街。デパートなのか、いろんなお店が入っているけど人はほとんどいないビルがあり、そこの地下に「ふくろうの湯」がありました。


友ヶ島

ドアを開けると、老若男女、ひとがたくさんいて、ワイワイガヤガヤ、賑わっています!
食堂やジュースバー、マッサージエリア、エステルーム、岩盤浴エリアなど、なんだか楽しそうな雰囲気。
源泉掛け流しの温泉も気持ちよく、初めて岩盤浴を経験した娘は「いいね、これ!」と嬉しそう。
さらに・・・休憩エリアにたくさんの漫画があるではないですか!


加太駅近くの「聖地」、自動販売機エリア。

風呂上がりに、これから訪れる島が舞台になっている、漫画を読む。
(「サマータイムレンダ」のアニメも漫画も知らなかったので)
なんとも贅沢な(?)気分です(笑)。
いい気分で、そこにある食堂で、娘は「名物」らしい和歌山ラーメンを食し、満足げ。
私と夫は、お魚の天ぷらやポテトフライをつまみながら、冷酒をいただくと、まあ、これが美味しい。
いいねえ、ここ!


「サマータイムレンダ」によく登場するお店のよもぎ餅。

気がつくと、いろんなタレントさんの色紙がたくさん壁に飾ってありました。
和歌山市駅の周辺のお店はほとんど閉まっているので(いくつかオシャレなカフェなどありましたが)、
「ふくろうの湯」が唯一の娯楽の場なのではないか、と親子3人で話しておりました。


よもぎ餅のお店。

女の子だけのグループや、カップル、ファミリー、年配のグループなどいろんな人がいて、賑わっている
風景は、外の殺伐としたものとは別世界です。



・・・実は私たち、2夜連続で「ふくろうの湯」にきて、お風呂と漫画とお酒を楽しみました(笑)。


加太港近くのカフェ。

レトロで広々として、気持ちのいい空間。フェリー前後2回入りました(笑)。


2日目の朝、紀ノ川駅に行き、加太線に乗ろうとプラットフォームで待っていたら、真っ赤な電車が反対路線に入ってきました。



かわい〜と思っていたら、私たちの電車は青い鯉のぼり仕様。加太さかな線、という名前で、めでたいでんしゃ、と車体に
書いてありました。






ちなみに帰りには黒いバージョンも見つけました。これは中が海賊です(笑)。



到着した加太駅は「めでたい」ということを全面に出しており、観光電車で地域おこしをする努力を感じました。



加太港に9時半について、10時発のフェリーの乗ろうとしたら、「もういっぱいです。みんな2時間前から並んでますよ」
と言われ、11時半発の臨時便の整理券を渡されました。


やっとフェリーに乗れる・・・。

「サマータイムレンダ」人気なのでしょうか、こんなにフェリーが混んでる。まあ、GWだから余計なんでしょうけれど。


島に到着。

20分くらいで着いた島にはカフェがあり、そこで「ピーマンカレー」を娘は注文しました。
これも漫画に出てくるキャラクターの好物で、レトルト食品としても売られています(笑)


ピーマンカレー。

島は3時間半くらいで巡ることができるそう。島の周りの海がとても綺麗で、なんとなく去年訪れたカンヌからフェリーで行った島を思い出しました。




明治期に外国船の侵略に備えて作られた砲台は、結局使われずに終わったそうです。地理的にも、外国から攻めらそうな
場所じゃないと思うんですが、なんでこの島に作ったんだろう??




島内には、無惨に壊れた旅館や閉められたままのロッジがありました。コロナのせい?台風のせい?


帰りのフェリー。

お天気も良く、ハイキングにはちょうどいい感じ。アップダウンもかなりあり、「トレッキングやっておいてよかった」と娘。
英語や中国語もチラホラ聞こえたのは、アニメ人気のおかげでしょうか?


いつものお宿で「GWキャンプ」中のこうちゃん、お友達もたくさんいたようです。

今回の旅で、アニメ観光の力を知らされた気がします。と同時に、閑散としたシャッター街とかその周辺の住宅地を見ることもできました。人気アニメの舞台でなければ私たちも訪れなかったわけで、狭い日本といえども、いろんなところがあるねえ、としみじみ思いながら、家路に着いたのでした。


友ヶ島から戻って2日後、シドニーに到着。

ちょっと異次元な2泊3日の友ヶ島旅行の後、1日おいて、シドニー出張がありました。


晴れたり降ったり、忙しい。

フライトは8時間半と短めで、友ヶ島に行くのと同じくらいの時間です(笑)!滞在中ずっと曇りのち雨の予報で、
秋のシドニー、ちょっと東京より寒そう。


レッドカーペット、これから始まります。

今回は「マッドマックス:フュリオサ」のオーストラリアプレミアの取材出張です。

https://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuriosa/index.html

マッドマックス最新作「フュリオサ」、超弩級の迫力です!見ていて砂漠に入り込んだようで、咳き込みそうになったり、体に力が入ったり、体力使います(笑)。


空調が壊れていて部屋を何度も変わったので、お詫びのフルーツプレート。

今回も、また2泊3日の旅でございます。
朝に到着して、すぐに撮影をし、夜にレッドカーペット、とれたコメントを翻訳。次の日はジャンケットでインタビュー通訳や代理インタビューをして、次の日の朝帰国。


ネットより借用。なかやまきんに君さんの通訳をさせていただきました。


ネットより借用。

去年の2月以来のシドニーですが、あまり動く時間はありません。
暇を見つけて、タクシーに乗って市内を見てみました。
オペラハウスのあるエリアは建築ラッシュ、どんどん高層ビルが増えていますが、チャイナタウンの方は
寂れていて、ホームレスの人が増えたような・・・?



雨と曇りの繰り返しで、予測がつきにくお天気だったので、予定もクルクル変わります。
合間を見つけて、お友達が駆けつけてくれたのが嬉しく、楽しかった〜!


オペラハウスを見ながら乾杯。


自撮りしてみました(笑)。

円安もあり、シドニーの物価は本当に高く、現地の人の話を聞いていると当分は住めないなあ、と思います(笑)



雨降りの夜景、綺麗だなあ〜と歩きながら写真を撮りました。
シティより海辺の郊外の方がきれいだと思っていたシドニーですが、こうやってみるとシティも美しいですね。


スモークを纏ったデザート(笑)。

ホテルの対応もプレミアもなんとなくゆったりしたペースです。レッドカーペットで普段口うるさいパブリシストさんたちもなんだかのんびり、ゆったりだったのは、シドニーだからでしょうか??


ルームサービスの朝食

あっという間に終わってしまった2泊3日ですが、濃密な時間だったのでもっと長くいたような気がします。


シドニー空港、これまた曇り。

帰りは9時間半のフライトでした。


羽田の上あたり。

夜遅く家に着くと、まず犬のこうちゃんが尻尾を振って駆け降りてきてくれました(笑)。


ゴールデンウィーク、娘の学校がカレンダー通りなので、それほど長い休みではないですが、
奇妙な旅だった友ヶ島と濃密な出張だったシドニーが重なり、なんだか長〜い旅をした気がしておりますです。