アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

初めて娘と二人だけでお留守番&「アナと雪の女王2」漬けの日々。

2019-11-25 09:16:21 | 日記

今年の夏、ポーランドにて。日本に戻るために玄関を出たところ。

ポーランドにいる夫の母が亡くなりました。享年89歳。今年の夏、ポーランドを訪ねた時、弱ってはきたけれど、入浴、食事など
自分のことは自分でできるし、「また来年もね!」と別れたので、電話をもらった時にはみんなで驚き、涙が飛び出しました。


大笑いする母子

夏休み直前、それまでポーランドは行きたくない、と言っていた娘が一転して「ポーランドに行く!」と騒いだので、慌てて
航空券をアレンジしました。ポーランドから帰国した直後、あるいは直前「パパがね、バプチャ(おばあちゃん)のお葬式でなくて、
元気なうちにポーランドに行きたいって言ったから、行かなくちゃって思ったんだ」と言ったのを思い出し・・・。


姪っ子のおうちにお呼ばれ

おかげさまで楽しく過ごし、今となっては、バプチャとの最後のいい思い出です。娘は何か感じたんだろうか?


いつものお庭での朝ごはん。

バプチャは熱心なカトリック信者で、毎日お祈りしていました。私たちのためにもよくお祈りしている、と言ってくれました。
亡くなった数日後、この季節には珍しい虹が出た、と義姉から電話がありました。「きっと母が天国に行ったんだわ」。私もそう思います。

夫がその時、「そういえば、母が、神様にお祈りしたからあなたにいい奥さんがきたのよ、と言っていた」と話してくれました!

義母はポーランド語とロシア語を話し、私はどちらもわからないので、言葉が通じないのですが、会うたびに
たくさんのハグとキスと「私のお人形ちゃん」「私のお花ちゃん」と言って、我ながらかわいがれているなあと感じていました(笑)
誰にもわからないように、そっと私の手にお小遣いを握ってくれたことも・・・もう会えないのはとっても寂しい・・・。

10年ちょっと前、初めてシドニーで会った時から「息子と結婚して」とたどたどしい英語で言ってくれて以来、ずっと大切にされて
いたと感じています。違う国で一緒に住んでいないし、言葉も通じないから、ということももちろん大きな理由かもしれませんが、
嫁姑の争いをたくさん見て育った私には、優しい姑がいたというのは、大きな驚きであり、ギフトです!

きっと今は、天国でいつも話してくれていた大好きなご主人と再会して喜んでいることでしょう。ゆっくり楽しんでくださいね。
そして今は天国から私たちのために祈ってくれているでしょうし、天上からの祈りは、さらに強力になっているような気がします!


渋谷のお店にて。

お葬式やそのあとの教会での礼拝なども含めて1週間以上、2週間くらいは滞在したい、と夫がいうので娘は「そんなに長く学校やすみたくない」。
パパだけ一人でポーランドに行くことになりました。


子供のアトリエで作った「ヒックとドラゴン」のドラゴン。

「ママと二人っきりって、怖いなあ」と娘、そして私も実は同感(笑)。
娘が生まれてから、私が仕事で早めに帰国とか遅めに出発、などで2、3週間ほどパパと娘二人きりということは何度もありましたが、逆はありませんでした。
1泊2日の旅行を娘と二人でしたり、パパが一人で登山キャンプに参加したり、ということはありましたが、娘は生まれてからパパと2日以上離れたことがありません!


増えたぞ〜!

パパはお弁当も作り、朝も一緒に電車に乗ります。一方ママは、夜遅い仕事が続くと、朝は登校時でもまだベッドにいたりする(笑)。
「ママは疲れやすいから、頼りにならない」と娘にはインプットされています。


原宿のお店にて。

幸いなことに、その数日前から「一人で登校するから、パパ一緒に来ないで」と宣言していたので(パパは悲しんでいたけれど)、
ちょっと楽になりました。毎日のメニューを見て、給食を選択することもでき、お留守番中は、娘が好きなものが続くので、
お弁当もそれほど作らなくて済む日が多そうです。ラッキー(笑)!


ネットから借用。アナ雪2来日中のファンイベント。

パパが出発してすぐに「アナと雪の女王2」の来日があり、通訳をさせていただいたのですが、初日はとても朝が早かったのです。
娘が登校する前に私が家を出なくてはいけない。う〜む。大丈夫だろうか??


アナ雪カフェ見つけちゃいました。

「ママは朝早くお家を出るから、その時に起こすね。そこでちゃんと起きてね。そのあとパパから電話してもらって起きたか、支度したかチェックしてもらうからね」と前の夜、よく話しました。

すると、次の日、私が起きてすぐ、5時過ぎに娘も起き出した!自分の支度して、朝ごはん用意して、お弁当作って、と私がこなす間、パパとラインでビデオチャット
してます。そのうちいとことビデオチャットをはじめました。

ポーランドと日本には8時間の時差があるため、こちらの早朝は向こうの夜、ご飯の後、のんびりしている時間なので、みんなビデオチャットで
娘の相手をしてくれました!いつもより少し早く登校したそうです。


着なくなったシャツを切って娘が作ったホビーホースの頭。

次の日は、夜が遅めで、娘の就寝時間くらいに帰宅することになっていたので、隣の実家に頼もうとしたら、「おばあちゃんとおじいちゃんじゃなくて、いとこたちと
一緒にいたい」と娘。近くにいる弟に頼んで、夕飯を食べさせてもらい、その後私が帰宅するまで預かってもらうことに。


ネットより借用。ファンイベントでの作曲家作詞家カップルによる挿入曲メドレーのライブ!圧巻!

シングルペアレント、ワンオペの家庭って大変なんだなあ〜と実感。私の周りにはたくさん親戚がいるので助かりました。
そして娘も、頼りにならないママしかいないと腹をくくったのか、いつもより聞き分けがいい(笑)。


アクセサリー作り習ってます。

たまたま早起きした時に、「早起きすると学校行く前にたくさん時間があっていいね〜!」と気に入り、以降、朝5時に起きる目標設定が
できてしまいました(笑)。目覚ましをかけ、ポーランドにいるパパに電話してもらい、と万全の体制です。
今朝は、それでも2度寝してしまい、6時に起こしたら「5時に起きようと思ったのに!!」といきなり泣き出した。


手袋に自分でキラキラとデコりました。

う〜ん、朝起きないのも大変だけど、早起きしたいと言われるのも大変・・・(笑)。


絶賛上映中

そして「アナと雪の女王2」。社会現象となった1作目よりぐーんと世界が広がり、より冒険も増え、映像も圧倒的に美しく、たくさん笑って、涙ぐんだり、
驚いたり、ストーリーもより大きくなっています。歌もね、新しい曲が7曲作られて、これもそれぞれの心情が映されていていいですよ〜。

https://www.disney.co.jp/movie/anayuki2.html


スタンプラリー全部制覇!

前作の影響か、上映前から街のあちらこちらにアナ雪が登場していました。地下鉄のスタンプラリー、娘もハマって全部制覇(笑)。


アナ雪カフェにて。

「初日に観たい!」と言うので、学校帰りに待ち合わせして、上映鑑賞。「よかった〜!1作目よりずっといい!」と娘は大感激。
帰り道、雨の中で「Into the Unknown」のサビの部分を大声で歌っておりました(笑)。


カフェにて、「オラフ」のミートボール。

次の日、たまたまテレビで「アナ雪」の制作裏話のような番組がある、と知り、普段は見ないテレビを二人でじっくり観ました(笑)。
いつもアップルTVとしてしか使ってないテレビ、どのリモコンのどのボタンを押せばいいのか、事前に二人でチェックしましたよ〜。


「アナ」のサンドイッチとトマトシチュー。

その次の日、待望の「アナ雪カフェ」。1週間前に予約しても日曜日の夜しか空いてなかったんです・・・すごい人気!
周りはほとんど女子。うちのような母娘よりも、若い女性同士が多かったかな。たま〜にデートらしきカップルも。


オラフのミートボールおいし〜。レモンスムージーはエルサのドレスの色。

いやはや「アナ雪2」ウィークでございました。これで終わるかと思ったら、帰り道、娘が「もう一回アナ雪の映画見たい!」と
言い出した。まだまだ終わらないようです・・・。


東京国際映画祭終わり!「IT/イットThe End」&「ターミネーター:ニュー・フェイト」来日

2019-11-08 15:16:36 | 日記

「ヒックとドラゴン:聖地への冒険」のディーン・デュボア監督とツーショット!

今年も東京国際映画祭が無事に終わりました。


上映後の質疑応答中の監督。撮影by娘

「ヒックとドラゴン」ファンの娘は、小学校が終わってから、映画祭での「ヒックとドラゴン:聖地への冒険」の上映をパパと一緒に
見にきました。

これね、とってもいい映画です!3部作の完結編ですが、ラブストーリーがメインになっており、前作を見てなくても楽しめるし、
大人も楽しめる映像と音楽の素晴らしいシナジーに心洗われ、とっても後味がいい。娘のお供で来た夫も楽しんでおりました!


https://gaga.ne.jp/hicdragon/


これから見るよ〜!

娘は前作2作のみならず、「ヒックとドラゴン」テレビシリーズもいくつも見て、本も読み、質疑応答で質問しようと色々考えていましたが、結局恥ずかしくて
手を上げないまま。でもね、かぶりつきの席につき、監督の写真をとったり、自分で描いた「ヒックとドラゴン」のドラゴンの絵に自分のサインを
入れたもの(!)を監督にプレゼントし(子供だからできる!)、さらに自分が描いたドラゴンの絵に、監督のサインをもらい、ツーショットで
写真もとる、というミーハー根性丸出し。


今年もまたきたよ、東京国際映画祭。

「上手な絵だね!」と監督がサインとともに書いてくれたので、娘の将来の夢に「アニメーターになること」が追加されました(笑)。


ネットより借用「わたしの叔父さん」グランプリ受賞!

いくつもの作品の記者会見や質疑応答、個別取材の通訳をさせていただきましたが、質疑応答を一度担当した「わたしの叔父さん」という
デンマーク映画がグランプリを取りました!


わたしの叔父さん、ポスター。

静謐で美しい映像にそこはかないユーモア、そしてなんとも切ない主人公の若い女性の決断が、失われゆく伝統的な農業を営む農夫の生活と
ともに丁寧に描かれている映画です。ストーリーはフィクションですが、演じているのは本当に叔父と姪で、
本当に農夫である叔父さんの生活を描いたのは、2026年には閉鎖される小規模農家の生活を歴史的ポートレイトとして残したいという監督の
強い気持ちがあったとのことでした。

一般公開されますように〜!

https://2019.tiff-jp.net/ja/lineup/film/32CMP14


スペイン映画「列車旅行のすすめ」

受賞はしていませんが、スペインの「列車旅行のすすめ」は、とっても奇妙で毒々しいブラックユーモアに満ちていて、人によっては
グロテスクなところが神経に触っていやかもしれませんが、わたしは大好きでした(笑)。
「神経症ギリギリの女たち」のような初期のアルモドバル作品を思わせる、と私は思いましたが、監督は「ダークな『アメリ』とは
よく言われる」とのこと。

映画化不可能と言われたカルト小説の映画化で、原作者も来日していましたが「まさか映画化しようと試みる人さえいないだろうと思っていたこの小説を映画化するとは!でも自分がこの映像を思い浮かべながら原作を書いたような錯覚に陥りました」と絶賛していました。

https://2019.tiff-jp.net/ja/lineup/film/32CMP01

ラテンビート映画祭で今週の日曜日に新宿バルト9で13時30分から上映するようなので、ご興味のある方はぜひぜひご覧ください!

http://www.lbff.jp/2019/films.html


ウクライナ映画「アトランティス」

記者会見と2度の質疑応答を担当させていただいた「アトランティス」は審査員特別賞を受賞していましたが、これも私は好きな映画でした。

https://2019.tiff-jp.net/ja/lineup/film/32CMP02

「ウクライナではまだ戦争が続いているということを世界に思い出して欲しくて、この映画を撮りました」と冒頭挨拶でおっしゃった監督。

たまたま今年の夏にウクライナの西部にある、世界遺産の街リヴォフに行き、とてもいい思い出がありつつも、「ウクライナのことなんか誰も知らないし、
気づいていないのが問題だ」と言った青年の言葉にショックを受けたことをまた思い出しました。

全てワンシーンワンカットで、悲惨な光景やたまにユーモラスな光景もありますが、どれもかなりの長回し。でも、なぜか目が離せない。
一般公開は難しい作品かもしれませんが、個人的にとても深く深く心に刻まれた作品でした。ウクライナという国と、少しだけまた近しくなった
気がします・・・。


絶賛上映中!

映画祭前に監督とプロデューサーが来日した「IT/イット THE END」は、2時間49分と長尺ですが、そんな長さを感じさせない
ホラー娯楽作品です。

http://wwws.warnerbros.co.jp/itthemovie/


ファンミーティングで踊る(?)監督とそのお姉さんのプロデューサー。ネットより借用。

私は普段ホラー映画は怖くて見ないのですが、この映画はお化け屋敷に入ったみたいに、椅子から飛び上がりつつも、
なんだか楽しんでしまいました(笑)。ホラーでありつつ、キャラクターそれぞれのドラマがあり、ラブストーリーがあり、友情物語であり、
とホラーファンでなくても楽しめるようにできてるのが秀逸です。大ヒット上映中なのもうなづけます!


今日から封切り!

そして「ターミネーター:ニューフェイト」の来日があり、28年ぶりにサラ・コナー役で戻ってきたリンダ・ハミルトンさんの通訳を
主にさせていただきました。


ネットより借用。なんというかっこよさ!

このサラ・コナー、問答無用にかっこよすぎます、28年前よりぶっ飛んでます。60代の女性アクションヒーロー!
シワがかっこいいハリウッド女優っていなかったと思うのですが、そいういう意味でも画期的ですよね。


ネットより借用。レッドカーペットにて。

映画を見ると、かっこいいけど、怖い人かな〜と思ったのですが、ご本人は、とても温かくて優しい、ユーモアに溢れるエレガントな方で、
なんとも美しいのです。素敵ですよね〜と周りにいる人々がみんなため息。


ネットより借用。記者会見にて。

1年かけてトレーニングし、食事を管理して鍛え上げた体でのアクションは、20代の若手も疲労困憊するほどなのに、
60代のリンダが一番元気にこなしていたとのこと。水中に12時間くらいいて撮影する日々が1ヶ月以上続き、耳に炎症を
起こした直後に、今度は90度に吊り下げられ、耳の炎症のために吐き気と戦いながらの撮影・・・いやあ、大変だわ、ほんと(笑)。


ネットより借用。記者会見中。

映画を見ているだけでも、水中、空中、陸上、あらゆる空間でとんでもないアクションが繰り広げられ、見ていてこちらが痛く、苦しくなります(笑)。
若い人たちにとっては初めてのターミネーター、私たち世代には懐かしすぎるターミネーター、知っていてもいなくても、
笑って、ちょっとほろっとして、痛快スペクタクル・アクション大作、大いなる娯楽作品です!


娘が作ってくれた「お守り」

珍しく忙しく仕事をしているママを見て、娘はお守りを作ってくれました〜!
毛玉みたいなのは「ゴミや疲れを吸ってくれるように」とかいう意味があったような(笑)


東京タワーがツノになってます。

映画祭中は何度か六本木ヒルズに遊びに来て、事務局の人にお菓子もらったりしていた娘です(笑)。
1年に一回会うだけなので「大きくなったね〜!」とみんなに言われるのが、本人もまんざらではないらしい。
来年もまた来るかなあ?