アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

いきなりの授業ボランティア

2017-05-31 11:58:18 | 日記

全校集会での発表会の直後。猫でなくて、ライオンの子供、のつもりです(笑)

今朝、チャイムがなり終わってから慌てて娘を教室に滑り込ませたら、知り合いのお母さんが「これから10時まで
1時間くらい時間ある?一緒に読み書きクラスのお手伝いしない?」といきなり誘われました。


全校集会での発表会直前リハーサル。

いつも気さくに話しかけてくれるお母さんです。優しい笑顔でこう言われると、なんとなく断りにくく(笑)、
時間もあるし、まあいいや、と引き受けてみました。

「午前中の授業を手伝う親のボランティアが二人必要なんだけど、いつも足りないのよ」と誘ってくれたお母さん。
へえ、授業のボランティアがあるんだ〜とよくわからないまま、席に着きました。

「今朝、授業を手伝ってくれる方々にご挨拶しましょう」と担任の先生が20人の生徒たちに声がけします。
「おはようございます!」と子供たちの瞳に見つめられると、ちょっと嬉しいような照れくさいような。


キンダーガーデン組と、5、6年生が一緒になって「ライオン・キング」を歌います。

1時間目の「読み書き」の授業、4つの机が「島」になったものが5つあり、それぞれ違う教材が置かれています。
4人一組でグループを作り、そのグループで、それぞれの「島」に座ります。

私が担当になった「島」には、スペリングの教材プリントが置いてあり、some, come, on, areなどの言葉が、点線で書かれているものをなぞったり、
同じように自分でも書いたり、アルファベット群の中からそれらの文字をえらび、色を塗ったり、といった作業をするようでした。


後ろのスクリーンに絵が流れ、歌が始まりました。

10分ちょっと作業をすると「はい、みんな、両手を頭に置いて、今やってることをやめてください。席を立って、次の場所に移動しましょう」と担任の先生。

え、もう??まだやり始めたばっかりなのに?? 

初心者ボランティアの私はちょっと面食らいましたが、5、6歳児の集中力の短さを考えると、このくらいの短さなら飽きずに済むかも、と「なるほど〜」と
感心してみたり(笑)。

1時間の間に、娘のいるグループも含め、20人、5グループの子供の作業のお手伝いをしました。
今日やるページが半分も終わらない子供、全部終わって、時間潰しの塗り絵をしている子供、しっかりと読める字が書ける子供、ニュロニョロ良くわからない形を書く子供、様々です。

もともと英語を全く知らないまま、去年の秋にオーストラリアに来たばかりの子供でも、オーストラリア生まれ、育ちの子供より、このプリント作業を素早く片付けていたり。

学校の先生になることに全く興味がなかった私は、教員免許も持っていないし、もちろん教育実習もしたことがありません。
大学時代に小・中学生数人相手にちょっと家庭教師をして以来、子供に何かを教える、という経験がありません。

英語、つまりオーストラリアの子供にとっての「国語」の入門の入門段階で、すでにこんなに子供によって進み方に差があることに、
愕然としました。今の段階でこれだけ差があったら、この先どれだけ開いていくんだろう・・・??もちろん子供によって
途中からやる気になる事もあるだろうし、逆もあるだろうけれど・・・いやはや、何しろ初めての経験なので、驚きが大きかったです。

同列にしてはいけないと思いますが、アルゼンチンタンゴを習って数年経ったある時、それまで女役だけしか練習していなかったのを、
男役、というかリード役の入門レッスンを初めてとった時のことを思い出しました。

リードされる人たち、つまり相手の女性たちも、みんな初めてのレッスンだったのですが、人によって、ものすごくリードしやすい人、軽く動いてくれる人、重くて動かせない人、勝手に動く人、本当に様々でびっくりしました。軽い、重い、というのは体重とか体型とは全く関係がないんですね。
ものすごく細身の小柄な人でも、石のように動かない人もいるのです(笑)。

顔形、体つきがそれぞれなように、動きというかペアダンスにおける、それぞれの体質、素質、資質みたいなものってあるんだなあと実感したのです。

それと同じように、と言ったら「全然比較にならない!」と怒られそうですし、あくまで、わずか1時間の読み書きボランティアでの感想に過ぎないのですが、それぞれの子供の体質、素質みたいなものって、全然違うんだなあ、とびっくりしたのです。

言語的なものが好きとか得意な子供、見たものを同じように再現してかける子供、集中力がある子供、他のことが気になって仕方ない子供、
自分がこうだと思ったら、なかなかいうことを聞かない子供、すぐに作業を終えて、静かに待てる子供、作業は早いけれど、落ち着きがなくて
動きが止まらない子供・・・。


「綴り方を頑張ったで賞」「みんなに協力的だったで賞」「レトリカルな質問がよくできましたで賞」などいろんな賞をもらった子供たち。

それだけ「違う」子供達が20人集まる教室に、今朝は先生一人に親のボランティア二人、合計3人の大人がいたわけですが、
ちょうどいい、もう一人二人いても全然邪魔にならない、と思いました。

ふと、日本では1クラス30人とか40人いることを思い出し、「一体どうやって日本の先生は教えているんだろう??」と
不思議に思いました。

自分が小学生だった、40年以上前の記憶を辿り、こういう「島」方式ではなくて、先生一人が前に立ち、子供の机は先生の方向をむく形が、
一般的な教室の風景だったと思い出し、「そうじゃないと無理だよねえ」と納得したり、「でも取り残されちゃう子供も結構いるよねえ」と
思ったり、わずか1時間の中で、色々と考えさせられました。


また放課後木登りの特訓中(笑)

「どうだった?授業の内容、子供達の関係、自分の子供の習熟度、いろんなことがわかるから、私は毎週火、水にボランティアをしているの。もしよかったら、また一緒にやらない?」と誘ってくれたお母さん。

確かにいろんなことが見えましたし、考えさせられました。
やったとしても、あと1、2回だけれど、またボランティアしてみようかなあ??

ヘンプ博覧会、その次の日は、フェリーに乗ってピクニック@Basinキャンプ場

2017-05-29 11:32:24 | 日記

ヘンプ博覧会場にて、最初に目に入るのがヘンプ栽培テントの展示!

先週末、ヘンプ健康と革新博覧会(Hemp Health and Innovation Expo)に行ってきました。

一般医(General Practitioner)の義姉が、オーストラリアでの医療大麻の合法化に伴い、色々リサーチをし、必要としている患者さんたちに、他の薬と同じように簡単に処方できるように、と訴える講演をするので、それを聞きに行ったのです。


許可とって展示してます、立ち入り禁止、という張り紙。

ついでに彼女が設立した会社、MediHuannaという会社もブースを出すので、それも冷やかしつつ、他のブースも見てきました。


義姉のブース、宣伝用のTシャツを娘がきてます(笑)。

会場に入ると目の前に、あらら、ヘンプの合法栽培テントがどーんと展示されて、驚きます(笑)。

でも、そこを越えると、いたって普通のエキスポ会場。数カ所、いかにも、というかヒッピー風の人たちの展示ブースもありましたが、
他は割と真面目な製品やサービス紹介のブースがほとんどです。


かなりの盛況ぶり。

来場者も、ヒッピー風の人、ビジネスマン風、ごく普通の私たちのような人たち、そして車椅子に乗ったり、杖をついたり、おそらく医療大麻を
必要としているのかなと私が勝手に想像する人たち。


可愛い石鹸なども売ってました。

ヘンプミルクのアイスクリームが売っていたので、食べて見たら、牛乳のよりあっさりしていて、美味しかったです。


スピーチ中の義姉

チャネル10というオーストラリアの全国ネットのニュース番組が、この博覧会を取り上げ、「おふざけの人たちもいるけれど、シリアスな
人たちもいる」ということで、ヘンプを使って末期ガンがよくなった患者さん、合法的にヘンプ栽培する農家、などと一緒に、
「真面目」代表の一人として義姉が紹介されていました。


講演スケジュール。

義姉の後に講演をしたアメリカはカリフォルニアから招待された男性は、すでに20年以上の医療大麻解禁の歴史をもつカリフォルニア州の
話から、これまでに発表されたアメリカのみならず、イスラエルの研究結果などを多数紹介しており、なかなか興味深かったです。


ヘンプ博覧会の壁紙、写真撮影使用(笑)

私は全くの素人なので、よくわかりませんが、うまく値段を抑え、処方の仕方をきちんと医者がコントロールできれば、
多くの患者さんにかなりの朗報になるんじゃないかなあ、と素人考えを巡らせながら、会場を後にしました。


「弟」と木に座って。

さて、その次の日、冬とは思えないほど暖かかな晴天の日曜日、「弟」家族が誘ってくれて、パームビーチからフェリーに揺られること20分、クリンガイ国立公園内のベイスンキャンプ場でピクニックしてきました。

http://www.nationalparks.nsw.gov.au/camping-and-accommodation/campgrounds/the-basin-campground



フェリー、風が気持ちいい〜

フェリーからおりたら、あらら、何かが動きます。カンガルー??いやいや、もっと小さい、ワラビーです!
子供達はきゃあきゃあ言って、追いかけます。


追いかけると、逃げます(笑)


追いかけないと、逃げません。


このあと、ワラビーに触りました!


ニンジンあげたら、食べてました〜!

5月も終わり、南半球では冬なのですが、この日は日中23度ほどになり、日向は暑いくらい。水遊びする子供達もいました。
2時半くらいになると、日陰は寒いくらいなんですけどね・・・。


basin、水盤というか水が溜まったエリア、が見えます。木の陰にワラビーもいます。


木に登った猿娘とワラビー(笑)


木に登ってドヤ顔の娘

ピクニックマットを敷いてランチを食べて、滞在時間2時間弱なのですが、フェリーに乗って、野生のワラビーを見たりしたら、
すっかり遠出した気分です(笑)


帰りのフェリー。

やっぱりシドニーは自然が、特に綺麗な海辺が身近にあるのが魅力だなあ、と改めて思いました。


パームビーチの公園で少し遊ぶ

シドニーの小学校に通って、娘は色々成長しているように思いますが、目立って上達したのは、「木登り」スキルのように
思います(笑)。何しろ学校でも木登りできますしね。


パームビーチも綺麗です

何れにしても、興味深く、楽しい週末でした。いつもお世話になっている義姉、「弟」家族に改めて大感謝です!

ライフ・スタイル・ファームに住む画家、チェリー・フードさんを訪ねて。

2017-05-24 09:36:23 | 日記

クリスタルになっている岩を見つけて大喜び。

「シドニーにいるの?うちは牧場なのよ、泊まりにいらっしゃい。お客さん用のフラットもあるし、ヤギの赤ちゃんが生まれたばかりだし、羊もアヒルも鶏もいるし、野生のカンガルーも来るわよ。」

以前通訳させていただいた作家さんが、紹介してくれた画家さんにメールをしたら、すぐにこんなに素敵なご招待をいただきました。


Harold's Endの表紙絵。

全く初めて、あったこともない方です。
たまたま通訳させていただいた方が書いた本、Harold's Endの表紙を描いた人、という認識しかありません。
この、なんとも言えない、こちらを見据えるような、あるいは見透かすような目をした少年の水彩画に、とても惹かれましたが、他の作品も知りませんでした。


朝、餌やりに行ったら走って来たヤギたち。

でもね、なんとも魅力的なお誘いではありませんか!
なので、行ってしまいました(笑)。


集まって来たヤギに餌やり

厚かましいと知りつつ、「5歳の娘も連れて行ってもいいでしょうか」と聞いたら「もちろん!動物がたくさんいるから、子供達は
大喜びするのよ」と即答していただいたのです。


電車からの眺め。

それでは、と、図々しくお言葉に甘えて、娘と二人、シドニーのセントラル駅から電車に乗って南下すること3時間弱、シドニーよりキャンベラに
近いゴルバーン、Goulburnに着きました。


駅に着いたよ〜!

「以前はこの辺り、メリノウールの産地として栄えたのよ。イタリアに輸出して、高級スーツ生地になったのね。でも今は羊毛で生計立てている
牧場はごくわずかで、私たちみたいな、ライフ・スタイル・ファーム、あるいはホビー・ファームっていう、趣味で牧場やってる人たちが
ほとんどなの」と迎えに来てくれたご本人、チェリー・フードさんが、説明してくれました。


おうちの猫ちゃんと仲良しになりました。

到着すると同時に、牧場内を案内していただきました。


ヤギの赤ちゃん、怖くて触れない・・・


うわ、羊ちゃんたち、臭い・・・


鶏、アヒル、クジャクも一緒

ヤギも羊も鶏もアヒルも数十という単位でいます。基本的にご夫婦二人でお世話をしているとのことですが、
大変そう・・。趣味とはいえ、よっぽど動物が好きじゃないとできないですよねえ。


「きゃ〜、ヤギちゃん、集まって来た!」ヤギの小屋をはしごにのって眺める。


生まれて1週間のアヒルの赤ちゃん。


羊ちゃんたち。

このCherry Hood、チェリー・フードさん、オーストラリアでもっとも権威のあるアーチボルト賞を受賞したことのある方で、世界各国で展覧会もなさっているとあとで知りました。
写真を元にスケーリングして写実的に描いていく水彩の肖像画が有名らしく、その手法のワークショップも開催していらっしゃるようです。

https://cherryhood.co/



ネットから借用。2002年にアーチボルト賞を受賞した作品とチェリー・フードさん、ご本人。

今回のシドニー滞在では、ジョン・オルセン、ブレット・ホワイトリーとオーストラリアのアーチストを発見する旅になっているなあ、と
思っていましたが、この二人もチェリーさんと同様、アーチボルト賞受賞者。

3人目に「出会った」オーストラリアのアーチストのチェリーさんには、作品だけでなく、文字通り、ご本人にお会いするだけでなく、なんと娘と二人でお宅にまでお邪魔するという幸福に恵まれたわけです。なんという展開!



アトリエと住居、そして客用フラットが一緒になった建物。


シダが茂る中を歩いてみる。


ファーム・ステイ用のクリスタル・ストーンでできた家。

この水晶石(?)でできたお家、一時はご本人が住んでいらしたそうですが、今はファーム・ステイ用に貸し出しているそうです。

私たちがお邪魔した週末にも、2家族がステイしていて、その子供たちと一緒に娘も動物たちと遊んでいました(というか、怖くて遠くから
眺めているだけのことも多かったですが・・・)。

https://southerntablelands.com/


クリスタルス・トーンのおうちからの眺め

このクリスタルストーンは、この土地から取れた石だそうで、少し歩くと、石がクオーツになり、それが透明になって水晶になったもの、
水晶だけ削げ落ちたものなどが、結構見つかりました!



クリスタル探してます


見つけたクオーツやクリスタルのかけら

本当はアトリエにあるチェリーさんの絵をもっと見せていただきたかったのですが、何しろ動物がたくさんいて、娘が狂喜乱舞しているし、
ファームステイのお客さんたちもいるし、とじっくり絵を見る時間がなかったのが残念です・・・。



帰りの電車の中で、かくれんぼ??

あっという間の、夢のような1泊二日。

地に足がついて、生活感があり、動物を愛する心優しく、ざっくばらんで気さくなチェリーさんといると、ほのぼのと和やかで心楽しくなってきます。

でもね、娘が静かにしている間に交わした、一瞬の大人同士のおしゃべりでは、<アートにおけるジェンダー>をテーマに「いかに女性の視点がこれまでの西洋芸術の中で無視されて来たか」を論じ、その視点から開催した、少女の全裸写真を元に描き上げた、大きな全裸の少年の絵の展覧会には警察の手が入り、自宅にまで捜査が入ったことがある、などと、フェミニスト戦士の一面が伺えるお話が伺えたのも、刺激的でした

「またいらっしゃいね。赤ちゃんアヒルたちは、すっかり大きくなっちゃてるだろうけど」とおっしゃり、帰りの電車のホームまで送ってくださいました。

またお言葉に甘えて、お邪魔しちゃうかもしれませんが(笑)、どうぞよろしくお願いいたします!


「ウェンディの秘密の庭園」、「義務」だけど別料金な「体育」クラス。

2017-05-19 16:02:20 | 日記

ラベンダー・ベイあたりからの眺め

「ブレット・ホワイトリー巡りの締めくくりで、未亡人のお庭に行ってみたらどうかな?」と、オーストラリアの画家ブレット・ホワイトリーのアトリエを美術館にした、ブレット・ホワイトリー・スタジオのスタッフがくれたのが「Wendy's Secret Garden(ウェンディの秘密の庭園)」への地図。


ノース・シドニーの庭園コンクール「2014年、住民が維持しているもっとも美しい公共エリア」賞受賞プレート。

オペラハウスなどがある湾から、ハーバー・ブリッジを渡った反対側の湾にルナ・パークという遊園地があり、
そこから少し歩いたところ、ラベンダー・ベイにこの庭園があります。

フィジーからオーストラリアに強制送還された後、ラベンダー・ベイにホワイトリー一家は住んでいたのでした。
やがて夫妻は離婚しますが、30年ほど一緒に過ごした妻だったウェンディは、夫の死後、このお庭を作り、公けに開放しているそうです。


「秘密のお庭」の中

湾沿いの庭園ですが、熱帯林のように鬱蒼と茂った木々に囲まれ、海が見えません。

ブレット・ホワイトリーが、イタリア留学の後、奨学金を得て過ごしたNYの狂乱から、逃げるようにしてたどり着いたフィジーの森。
居を構えようとしたけれど、その願いが叶わなかったというフィジーの森を、元夫人が、心に描いて作り上げたのでしょうか・・・??


このお庭から少し歩いたところにある湾からの眺め。ハーバー・ブリッジとオペラハウスが、普通の観光ハガキと逆の
方向から見えます。


雲ひとつない青空の下、この湾の風景をみていたら、絡んだ糸のようだった気持ちが、すうっとほどけていくようでした。
ニューサウスウェールズ州立美術館で見て、とても印象に残った「バルコニー」は、この辺に住んでいた時に描かれたと思うと、
さらに感慨深く・・・。

それまで絵をどこかで見た記憶がうっすらとあるだけで、名前すら知らなかったブレット・ホワイトリーという画家を、
この数週間で、とても身近に感じるようになりました。こういうのも、何かのご縁なんでしょうかね?


てるてる坊主・・・!?

ところで、先日、学校からプリントが配られました。
「期末までの5週間、毎週1日、外部から専門家を読んで、キンダーガーデンから2年生まで、体操の授業をしてもらう。
これは義務の授業で、33ドル払ってください」という内容でした。


髪の毛切ってもらうところ。

「義務の授業なのに、別料金が発生するんだ!」と驚きました。
確かに、少なくとも娘のいるキンダーガーデンでは、体育の授業はないようです。
校庭はゆったりあるし、テニスコートみたいなのやら、小さいバスケットコートみたいなのもあるし、ジャングルジムがある遊戯エリアもあるのですが、そうかあ、別料金なのかあ・・・。


バレエクラスの前に、バランスボールで遊んでます。

ちなみにこの学校の、放課後の学童保育みたいな、アフターケアは、3時から6時半までで、29ドルです。
今のレートだと2500円くらい?
7時から9時まで、朝早く預かってくれるサービスもあるようですが、使ったことがないので、料金はわかりません。
同じ敷地に、学童保育の施設があり、3時の下校時間になると、学童の指導員さんが、迎えにきて、生徒たちが行列して
そちらのエリアに移動しています。

ちなみに同じ敷地に、保育園もあり、朝7時から夜6時までだそうですが、なかなか入園できないらしいです。
娘のクラスメートのお母さんと話していたら「妊娠中に登録して、それでも2年半待って(他の私立のケアに預けて)やっと
入れたのよ〜!」。

そうそう、私たちもシドニーに住んでいる時に娘を保育園に入れようとしたのですが、全く空きがなく、またあったとしても
公立でも1日8千円から1万円くらいかかることに驚いたこと、を思い出しました。

シドニーの小学校は、2月始まり。
その年の7月31日までに5歳になる時から入学でき、その年の7月31日に6歳になる時までに入学しなくちゃいけない、らしいのです。
つまり、義務教育の開始年齢が4歳から6歳まで、最大2歳差がある!と、これまた驚きました。
でもね、保育園になかなか入れないし、値段も高い、という状況だから、4歳からでも入れる小学校、悪くないかもしれないなあ、とも思うのでした。

母の日、ブレット・ホワイトリー・スタジオ訪問、ドキュメンタリー映画「I AM: Heath Ledger」

2017-05-16 09:56:44 | 日記

甥っ子と夫で、アバロンの「弟」パパがご馳走してくれ、レシピをくれたリコッタ・パンケーキの母の日朝食を作ってくれました。

「Happy Mother's Day!」とベッドの中で叫んだ娘は、さらに続けて「母の日には、子供が朝食を作って、お母さんのベッドに持って行くんだって。」


娘が用意してくれた母の日朝食。

「でも私はできないから・・・・ママが好きな朝食、テーブルに用意してあげる!」ということで「ママはフルーツが好きだから」
と果物朝食を用意してくれました。「世界一のママ」マグも置いてあります。


「世界一のママ」マグ、ありがたく使ってます

学校で、母の日ギフトの購入日があり(!)、パパにもらったお金を持って、プレゼントを買ってきたのが水曜日。
その日、「今日ね、母の日のプレゼント買ったら、待っててね」と話してくれました。が、そのあと待ち切れず「やっぱり見せちゃう!」(笑)。
そして「使って!使って!」というので、母の日の数日前から母の日ギフトのマグを使わせていただいてます(笑)。


「パパとママが出会って好きになって結婚するまで」の絵とのこと(笑)

そのあと、義姉のお友達のおうちに招かれ、このお友達の家族での「母の日お祝い」にジョインしちゃいました。
旧ユーゴスラビアのクロアチアから移民してきたセルビア人ご両親のお話、興味深く伺いながら、皮なしソーセージ「チェバプチチ」
や、名前を忘れましたが、セルビア版チョリソなどをいただきました。


この日、新しくできた(!)「お兄さん」と一緒。

娘とよく遊んでくれた、お友達の甥っ子さんを娘は「お兄さん」と呼び、別れを惜しんでおりましたが、数時間したら「あの子の名前、
なんだっけ?」とすでに忘れている(笑)。子供は、いつも「今この瞬間」を生きてますね(笑)。


ネットから借用、ブレット・ホワイトリー・スタジオの入り口

美術館で絵を見て、数日後にドキュメンタリー映画をみたブレット・ホワイトリーのスタジオがシドニーの中心街にほど近い
おしゃれなエリア、サリー・ヒルズある、というので、先日行ってみました。


ネットから借用。「Alchemy (錬金術)」という大きな絵が壁いっぱいに飾られています。

ちょうどデッサンのワークショップ中で、10人ほどの人たちが静かに静物をデッサンする中、所狭しと展示されたドローイングや
油絵、彫刻、そしてアトリエの細かい資料をみてきました。


ネットから借用。

ちょうどドキュメンタリー映画をみたばかりで、スクリーンでみた数々の絵、特に印象的だった、この「Alchemy」や奥さんを
モデルにした、水浴びする女性から発展した抽象的な絵が生で見ることができました。さらにたくさんのヌードや女性と男性が
交わっている、筆のドローイングが展示されており、もしかしたらかなり東洋というか日本の影響もある・・・??


ブレット・ホワイトリー・スタジオ外観。元はTシャツだか何かの工場だったそうです。

スタジオのスタッフが気さくに話しかけてくれ、「ホワイトリーは80年代に東京に行ったんだよね。三島由紀夫が大好きで、Alchemyの絵の金箔のエリアは三島を表現しているんだよ」と教えてくれました。

このスタジオ、ニューサウスウェールズ州立美術館の一部で、金、土、日のみの開館で、無料。展示も数週間ごとに変わるようです。



毎週月曜日は、Palace Cinemaというアート系の映画館が半額になるので、ここのところ月曜日が私のシネマ・デーになっております(笑)。

昨日、見たドキュメンタリー映画「I AM: Heath Ledger」はとても素晴らしかったです!!あまり興味のなかったヒース・レジャーですが、
彼の出た映画を色々見たくなりました!


ネットから借用。映画の1シーンから。

私がぼんやり抱いていた「マッチョ系のアクション俳優」だけでは全くない彼の多面性、常にカメラを持ち歩いていたり、DJもすればギターもひき、音楽ビデオもとり、映画も撮ろうとしていた、などなどのアーティスティックな面や夜眠れずに苦しんでいたことなどが、子供が生まれた直後には、何よりも父親業を優先したこと、運動神経に優れ、彼の家には友達があふれていて、といったオージーらしい面と共に描かれていて、わずか28歳でこの世をさったことが
本当に残念で、またとても悲しく思えました・・・。

この映画、日本で公開するのかなあ??ぜひしてほしいなあ、と、にわかヒース・レジャー・ファンは思うのでした。