アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

なかなか治らない風邪、アボリジニのダンスカンパニー

2013-07-06 16:52:01 | 日記
この1週間とてもいいお天気が続いています。


子供も海に入っています

ですが、娘も私も、実は風邪っぴき。
ついこの前まで、雨がちだった時に、娘が家庭保育で風邪のウィルスをもらってきたのかもしれません。
火曜日は家庭保育をお休みしたのですが、他の子供も数人お休みしていたらしい。


はじめて三輪車で外へ

鼻水がだらだら、咳も出ます。それでも昼間はわりあい元気がいいのですが、夜になると熱がでることもあり、お薬を飲ませます。
すると落ち着き、朝にはまた元気になります。


でも自分ではこがないで、まだ押してもらっています

夜中に何度もおきて、そのたびにおっぱいを欲しがるのですが、私のパジャマをはいじゃうので、おなかがむきだしのまま。
夜にはヒーターをつけていても、やっぱり冷えるのでしょう、私も風邪を引きました(笑)

とはいえ、日中はとてもあったかくて快晴なので、よくお散歩には出ます。
新鮮な潮風は風邪にもよさそうな気がして。
そして母娘で鼻をずるずるさせながら、歩いています(笑)


最近のお気に入り、レインボーアイスクリーム

ところで、この前、またシドニー・オペラハウスにいき、'Blak'というタイトルの、
バンガラ・ダンス・シアターの公演を見てきました。
ポスターの迫力があったので、ネットで見てみたら、アボリジニのダンスカンパニーで、海外公演もしている、
というので、興味がわいたのです。


Blak by Bangarra Dance Theatre のポスター

技術的には、雑なところもあるのですが、テーマがはっきりしているせいか、とても迫力があり、なかなかよかったです。
アボリジニの人々が自分たち固有の文化から切り離され、都会ではアル中になったり、家庭内暴力があったり、という
ケースが多いようで、そういうシーンもでてきました。少年が都会でぐれた仲間といっしょになりつつ、最終的には
イニシエーションをへて、成人になっていく。家庭内暴力などで疲れた女性、妊婦もいます。女性同士が集まって
やはり何らかのイニシエーションをへて、アボリジニとしてのアイデンティティに目覚めていく...といった
感じの流れでした。


昨日行った、バルモラルビーチ。

ダンサー紹介をみていると、フィリピン、ドイツ、ブラジル、アボリジニのなんとか族の混血、フランス、中国、イギリス、アボリジニの
なんとか族の混血、といったように、いろんな人種がまざった人が多いので、一見するとアボリジニのダンスカンパニーと
いわれてもぴんときません。


結婚式をしていたようです。お天気がよくてよかったですね~!

でも、踊りを見ていると、やっぱりそうか、と納得します。テーマもそうだし、また動きも、クラシックバレエのように上へ上へと飛翔するのではなく、
地面へ地面へと踏みしめていく、また何かの動物のような動き、曲線的、蛇行する動きが多い。
土に近い、というのが第一印象でした。悪く言うと泥臭い。でもそれが何とも言えない迫力になり、惹き付けるのです。


お花屋兼カフェ。

このカンパニーは、アボリジニのアイデンティティーが核にあるのでしょう。つまりメッセージがはっきりしているので、
踊りの技術にばらつきがあっても、軸がはっきりしている感じがするのです。「これがいいたいんだなあ」と訴えかける
ものがある。


お花屋さん部分。

そこで、ふと思い出したのが、この前みたネザーランド・ダンス・カンパニー。
ダンサーに共通する文化的、民俗的なアイデンティティーはないわけです。ダンサーの国籍はばらばらだし。
技術の卓越さ、そして作品ごとに練り上げられたテーマ、つまり芸術性で魅せる。
これがいかに大変なことか、と改めて感心したのでした。

あくまでも私個人の感想ですが、その前にみたオーストラリアン・ダンス・カンパニーは、技術もそれほどでなく、カンパニー
としての強いアイデンティティーに基づいたメッセージ性もないし、公演自体もジゼルの焼き直しだけれど、
それほど徹底して新しくしているわけでもない、つまりゆるい、だから途中で眠くなっちゃった(笑)。


いかり模様のカプチーノ。

来月には、シドニー・ダンス・カンパニーの公演を見る予定です。
さて、どんな踊りを見せてくれるでしょうか、楽しみです!