今宵は2003年制作の「ケリー・ザ・ギャング」
19世紀オーストラリアに実在した伝説のアウトローを題材にし、その生き様を描いた作品。既に何回も映画化されていて、オーストラリア人にとっては“as game as Ned Kelly(ネッド・ケリーのように勇敢に)” といった表現が一般化するくらい根強い人気を誇る。
アイルランド移民のネッド・ケリー(ヒース・レジャー)は、犯罪者の息子というレッテルを貼られ、英国人なかでも警官には白眼視されていたため馬泥棒の濡れ衣を着せられ、投獄されてしまう。出所したネッドが真面目に生きようとしても、警察はなにかと難癖をつけてはネッドや家族を犯罪者扱いしてくるため、親友のジョー(オーランド・ブルーム)や弟と徒党を組み“ケリー・ギャング” を名乗って銀行を襲うのだが・・・という展開。
最低限、かつてオーストラリアがイギリスの流刑地であったこと、英国人とアイルランド人の間には積年の相容れない思いがあること等々を知ったうえで、観て欲しい作品。強盗や殺人をした賞金首なのに逮捕後、助命嘆願運動があった背景には、何があるのかを知らずに観るとただの無法者映画になってしまう(苦笑
19世紀オーストラリアに実在した伝説のアウトローを題材にし、その生き様を描いた作品。既に何回も映画化されていて、オーストラリア人にとっては“as game as Ned Kelly(ネッド・ケリーのように勇敢に)” といった表現が一般化するくらい根強い人気を誇る。
アイルランド移民のネッド・ケリー(ヒース・レジャー)は、犯罪者の息子というレッテルを貼られ、英国人なかでも警官には白眼視されていたため馬泥棒の濡れ衣を着せられ、投獄されてしまう。出所したネッドが真面目に生きようとしても、警察はなにかと難癖をつけてはネッドや家族を犯罪者扱いしてくるため、親友のジョー(オーランド・ブルーム)や弟と徒党を組み“ケリー・ギャング” を名乗って銀行を襲うのだが・・・という展開。
最低限、かつてオーストラリアがイギリスの流刑地であったこと、英国人とアイルランド人の間には積年の相容れない思いがあること等々を知ったうえで、観て欲しい作品。強盗や殺人をした賞金首なのに逮捕後、助命嘆願運動があった背景には、何があるのかを知らずに観るとただの無法者映画になってしまう(苦笑