銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

チェンバー/処刑室

2007-07-21 01:49:03 | た行
今宵は1996年制作の「チェンバー/処刑室」
ジョン・グリシャム原作の法廷というか、弁護士を題材にしたドラマ。主人公の若者の成長と死刑廃止論や人間の無知や偏見の恐ろしさ、KKK(クー・クラックス・クラン=白人至上主義団体)等を絡めながら、若干の謎解き、サスペンスを混ぜてて描いてある。

公民権運動家クレーマー氏の法律事務所が爆破され、幼い子供二人が死亡する事件が発生。警察はKKKの一員であるサム・ケイホール(ジーン・ハックマン)を逮捕。三度目の公判でついに死刑判決が下る。それから30年後、死刑執行日が確定した時、若き弁護士アダム・ホール(クリス・オドネル)が被告の弁護を買って出る。勝ち目がほとんど無い状況で弁護をするこの男、実は被告の実の孫だったのだ。果して死刑執行はどうなるのか・・・という展開。

内容としては重い。それにKKKとかの話は日本では馴染み薄いし、その背景があまり見えてこないから今一つ入りこめなかった。でも、さすがグリシャムの原作だけあって、最後まで飽きずに観られた。まぁラストは、やはりアメリカの正義を貫いたという感じなのかな?
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