銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

バットマン

2007-03-03 01:23:49 | は行
今宵は1989年制作の「バットマン」
ボブ・ケーンの原作コミックの映画化で、勧善懲悪のスーパー・ヒーローもの。他のヒーローとは違い、ちょっとだけ身体能力に優れた普通の人間が主人公で、現実的な科学力を使い、身ひとつで戦いに挑む姿が、格好良い。1966年に同名作品があるが、関連性等一切無いまったくの新作である。

無法都市と化したゴッサム・シティでは、今夜も悪人が“蝙蝠らしき人物”によって退治される。報道カメラマンのヴィッキー(キム・ベイシンガー)と新聞記者ノックス(ロバート・ウール)は、その正体を突き止めようとする。2人は取材で大富豪の邸宅パーティを訪ね、そこの当主ブルース・ウェイン(マイケル・キートン)に会い、ヴィッキーは魅かれるものを感じる。実は彼こそがバットマンだった、という展開。

バットマン誕生のきっかけや宿敵ジョーカー(ジャック・ニコルソン)の設定等、割と暗めの演出で、音楽がそれを増幅させている。J・ニコルソンの怪演は目を引く。派手なSFXやCGは多用せず仕上げてあるところが、なかなか良い。
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