プロフェッショナル仕事の流儀～デザイナー・石岡瑛子

　
　2月１４日の夜ＮＨＫで放送された、「プロフェッショナル　仕事の流儀～デザイナー・石岡瑛子」を何となく見ていて、わかったことがあったので、ちょっとだけ書いておきます。北京オリンピック開会式のコスチュームデザイン、私は「あのセンスは絶対日本人、”ワダエミ”さんかな」と想像していたのですが、あれは全て”石岡瑛子”さんのデザインだったのですね。まあそのことだけ言いたかったのですけどね。

　番組では、石岡さんの仕事に対する完全主義っぷりが垣間見えまして、私のいる場所とは違うな～、芸術だ～、やはり今でも”石岡瑛子だ～”と思ったりしたわけですが、北京オリンピックのコスチュームでは、その石岡瑛子らしさが、中国という枠の中でのデザインだったためか、彼女のデザインのアクの強さがちょっと薄められていて、それがよかったのではないだろうかと思ったりしました。西欧から見たら、中国も日本も同じオリエンタリズムでくくられるのでしょうが、あの細かなところまで拘る完璧主義的なセンスは絶対日本人だ、という私の勘は当たっていました。