あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

スコットランド戦

2006-05-13 22:56:54 | サッカー
 ブルガリア戦に比べて、守備は落ち着いていたと思う。宮本の眉間のシワがいつも以上に深かったのは危機感を感じていたのかと思った。ただし、Wカップでこの日本の守備が通用するかというと・・・。スコットランドは体格的には、オーストラリアやクロアチアくらいだったと思うが、中三日の日本に比べて中一日と二日も休養日が少ないコンディションだったから、全体に動きにきれがなかったし、大量失点しなければ優勝できるためか無理して攻めてこなかったし。日本も惜しいチャンスが何回かあったが、小笠原、遠藤、小野とも最後のところで決めきれなかったのは焦りがあったのかと思った。ペナルティーエリアに大きなディフェンダーがごろごろという状態を細かなパスをゆっくり回して崩すのは、ブラジルぐらいの技術がなければむずかしいのではないだろうか。セットプレーも高さがないので決まりそうな気がしなかったし。こんな時には誰かのミドルシュートが決まっていたらなあと思う。解説者の誰だったかが、ゴール前でファールをもらってフリーキックと言っていたのには笑った。先発の久保はいまひとつだった。ゴール前にいるのだが、絶好調時のような恐さが感じられない。玉田と久保のコンビはあまりよくなかったように思う。きょうの玉田はあまり機能していなかった。巻が入って、精力的に動くことによってゴール前でボールが落ち着いたので、巻や鈴木のような選手がやはり必要だと思う。ひきわけできっちり終わらせたいシチュエーションも出てくると思うから。
 それにしても、相手のカウンター時にはいつも冷や冷やしているが、日本の遅い攻撃時にはたぶん入らないだろうからと、まったり落ち着いている自分がいるのはこれいかに。
 
 サッカー番組のW杯メンバー予想を見て、名前だけで、現在あまりよくない選手が当然みたいにいつも入っているのを見て安直だなあと思う。みんなFW選びにはうるさいけれどMFやDF選びはうるさくないんですね。私には稲本が当然みたいに入っているのがさっぱりわからないし、小野がいまだに無条件にほめられているのも解せないし、高原が選ばれれば先発は約束されているみたいに思われているのも解せない。シドニーオリンピック世代は、今思えばそれほど伸びなかったなというのが私の感想です。特にこの三人は日本での高評価に安住して努力を怠ったのか、メンタル的に何かが欠けているのか、私には三人とも物足りません。現状ではボランチには中田、福西を選ぶと思うし、前は中村、小笠原となると、小野はベンチということになる。稲本もディフェンスが重視される本戦では、あのちゃらんぽらんな彼のディフェンスでは、私なら恐くて起用できない。一度スターと認知されるとアンタッチャブルで日本ではもう批判されないってことなのでしょうかね。

映画 「ゲド戦記」 の予告

2006-05-13 15:15:26 | 映画・ドラマ
ジブリによる映画「ゲド戦記」の予告が、昨夜の金曜ロードショーの「もののけ姫」の最後に流されたので見たのですが(それを見たくて見ていたのですが)、第3巻の「さいはての島へ」と第4巻の「帰還」を中心にして映画は作られるらしいのですが、正直言って、原作が私にとってとても大切な作品なので、予告をみた限りではとても不安になりました。
 ゲドはまあいいいとしても、アレンが私のイメージよりは幼すぎるのと、自己の中にある”影との戦い”が、原作では、第1巻でゲドの物語として描かれているのが、映画ではアレンの問題として描かれるようだし、(青年期のゲドが描かれる1巻の「影との戦い」も色んなイメージがすごく映画的だし、迷宮の出てくる2巻「こわれた腕環」も面白いと思うので、その映画も観てみたかったですが、)テナーが娘として育てることになるテルーとアレンが出会うのも原作では、第4巻の「帰還」においてなので、そこの辺りがどう変更されているのかなど、原作ファンの不安は尽きないです・・・。竜のヴィジュアルはイメージにぴったりだったのですが、私にとって「ゲド戦記」はやはり、ゲドとテナーの物語なので、アレンに比重が置かれているのはどうなのか・・・とぶつぶつ夕べから言ってる私です。

 ※興味のある方はスタジオジブリのオフィシャルサイトを訪問してみてください。(私が時々その著書から引用させてもらっている)「ゲド戦記」翻訳者の清水真砂子さんの「もうひとつの風を待つ。」という映画化に寄せた特別寄稿も掲載されています。