もう皆さんもご存じのように、今、トルコは地震で大変なことになっています。
地震発生後、既に5日を過ぎながらも、今なお懸命な救出作業が続けられています。
私は思うのですが…。
今この時、日本人はトルコに対して、かつて助けてもらった「恩」を返す時ではないでしょうか?
実は、かつて日本人は、イラン・イラク戦争において、トルコ人に助けてもらった事実を、皆さんはご存じでしょう
か?
今夜はそんなお話です…。
皆さんは、「イラン・イラク戦争」をご存じでしょうか?
宗教上の理由でにらみ合いが続いていた両国の間に、更に、石油の利権も絡み…。
1980年に戦争が勃発しました。
これがイラン・イラク戦争です。(実際はかなり複雑ですが、分かりやすいように端折っています。)
この戦争は長く続くことになりますが…。
1985年に、突如、サダムフセインの命により、イラン上空に侵入する航空機はすべて撃墜せよとの指示が出ま
す。
この時、イラン在住の外国人は、急いでイランを脱出しますが…。
日本だけは、イランに航空機を飛ばすことが出来ませんでした。
理由は、まず自衛隊が、法律的に外国まで軍用機を飛ばすことが出来なかったこと。
更に、民間航空会社も、社員の安全が保障されていなかったため、どこもイラン在住の日本人を助け出そうとしま
せんでした。
この時、危険を顧みず、イランの日本人を助け出してくれたのが、トルコでした。
詳しくは、こちらをご覧ください→イラン・イラク戦争
この時、日本人はトルコに対して大きな「恩」を受けているのです。
おそらくですが、若い人たちのほとんどは、この事実をご存じないと思います。
更に…。
東日本大震災の時も、トルコは日本に対して、多くの支援をしてくれました。
トルコが危機に瀕している今だからこそ、今までの恩に報いるべく、私たちは支援をすべきではないでしょうか?
私はそう思うのです。
このまま、トルコに対して何もしなければ、私は、日本人として、それは恥ずべきことのように思うのです…。
せめて、両国の歴史を公表すべく、こんなブログを書く程度だけでもと思い、今回書いてみました。
何かしら、自分にできることを考えて行動することが、大切なような気がします…。
まさにその通りだと思います。
いまやるべきことを、みんなで考えれば、おのずと平和な世界が切り開かれるように、私も思います…。
四国の旅、楽しんでくださいね!