コレステロールに関しては動物性脂肪が良くないと
従来から言われ続けてきました。
動物性脂肪の摂取をできるだけ避けて
コレステロール値を下げましょう、と推奨されてきたんだけれど、
チーズは健康に悪くない可能性を示す研究結果が
コペンハーゲン大学の研究者らによって公表されました。
The American Journal of Clinical Nutrition
10月26日号オンライン版に掲載された次の論文がそれ。
Cheese intake in large amounts lowers LDL-cholesterol concentrations
compared with butter intake of equal fat content
被験者は49名で、1日当たり脂肪から摂取するカロリーの
13%に相当するチーズもしくはバター(いずれも牛乳から加工)を、
6週間にわたり摂取した。
最初の6週間の摂取期間が終了すると、
ウォッシュアウト期間として14日間、通常食を摂取したのち
引き続き6週間は、先にチーズを摂取した者はバターを、
先にバターを摂取した者はチーズに切り替えて摂取を行った。
この結果、
総脂質量も飽和脂肪酸も少ない通常食の期間中と比べても、
チーズ摂取期間にLDLコレステロールや総コレステロール値の
上昇は認められなかった。
しかし、バター摂取期間には、同じ被験者のLDLコレステロールが
平均約7%上昇した。
チーズ摂取期間の被験者のHDLコレステロール値は、
バター摂取期間よりもやや低下したが、
通常の食事期間と比べると低下していなかった。
血糖値はチーズ摂取期間のほうがバター摂取期間より高かった。
このようなチーズの作用機序としては
チーズに含まれるカルシウムによって消化管から排泄される
脂肪の量が増加することが明らかになっている。
この研究でも、チーズ摂取期間に便中の脂肪量がやや増加したが、
その量は統計学的に有意なものではなかった。
他の機序としては、
1.チーズに含まれる大量の蛋白質
2.チーズの発酵過程
が考えられ、
いずれもバターと比べた場合、
チーズの消化過程に影響を及ぼしている可能性がある。
なお、この研究はデンマーク酪農研究基金とデンマーク酪農評議会の
支援を受け行われたものです。
Abstractは、↓ をクリックでどうぞ。
Cheese intake in large amounts lowers LDL-cholesterol concentrations
compared with butter intake of equal fat content
従来から言われ続けてきました。
動物性脂肪の摂取をできるだけ避けて
コレステロール値を下げましょう、と推奨されてきたんだけれど、
チーズは健康に悪くない可能性を示す研究結果が
コペンハーゲン大学の研究者らによって公表されました。
The American Journal of Clinical Nutrition
10月26日号オンライン版に掲載された次の論文がそれ。
Cheese intake in large amounts lowers LDL-cholesterol concentrations
compared with butter intake of equal fat content
被験者は49名で、1日当たり脂肪から摂取するカロリーの
13%に相当するチーズもしくはバター(いずれも牛乳から加工)を、
6週間にわたり摂取した。
最初の6週間の摂取期間が終了すると、
ウォッシュアウト期間として14日間、通常食を摂取したのち
引き続き6週間は、先にチーズを摂取した者はバターを、
先にバターを摂取した者はチーズに切り替えて摂取を行った。
この結果、
総脂質量も飽和脂肪酸も少ない通常食の期間中と比べても、
チーズ摂取期間にLDLコレステロールや総コレステロール値の
上昇は認められなかった。
しかし、バター摂取期間には、同じ被験者のLDLコレステロールが
平均約7%上昇した。
チーズ摂取期間の被験者のHDLコレステロール値は、
バター摂取期間よりもやや低下したが、
通常の食事期間と比べると低下していなかった。
血糖値はチーズ摂取期間のほうがバター摂取期間より高かった。
このようなチーズの作用機序としては
チーズに含まれるカルシウムによって消化管から排泄される
脂肪の量が増加することが明らかになっている。
この研究でも、チーズ摂取期間に便中の脂肪量がやや増加したが、
その量は統計学的に有意なものではなかった。
他の機序としては、
1.チーズに含まれる大量の蛋白質
2.チーズの発酵過程
が考えられ、
いずれもバターと比べた場合、
チーズの消化過程に影響を及ぼしている可能性がある。
なお、この研究はデンマーク酪農研究基金とデンマーク酪農評議会の
支援を受け行われたものです。
Abstractは、↓ をクリックでどうぞ。
Cheese intake in large amounts lowers LDL-cholesterol concentrations
compared with butter intake of equal fat content
あと、放射能汚染もチーズ・バターに加工する過程で、放射性核種の大部分のホエイが除かれるから、だいぶ安全になるそうな。
http://www.rwmc.or.jp/library/other/file/kankyo4_1.pdf
デンマーク酪農研究基金の支援ってアタリで非難を受けそうですが、デンマークは高脂肪食が常食なのに肥満率は全然低いし、それでも脂肪税を導入する国だから、健康に対しては、きちんと管理すべきって意識が高い国なんだと思います。
だから信用に足る研究かと・・・
まぁ、無理に日本人が肉や乳製品を常食にする必要も無いと思いますが、従来の野菜ベース低カロリー食だけが健康って思い込みも、そろそろ卒業すべきなんでしょうね。
あのタ◎タさんが、本だけでなく低カロリーレストランのチェーン展開を開始するんですね。
だから週刊◎潮であんなコメントをしたのだと、納得した次第です。
情報は、発信者の責任も大きいけど、実際は受信者側の責任こそが問われるべきかと・・・
でも、今日は新嘗祭だからお米のご飯を食べる予定です。(笑)
お気付きでしたか、研究支援の箇所。
付言しておいた甲斐がありました^^。
貴重な情報、ありがとうございます。
タ○タさん、そうなんですかぁ。
週刊誌での発言、企業戦略だったんですねぇ。
ご紹介の資料
食品の調理・加工による放射性核種の除去率
の4頁にある以下の内容も、ほんと厄介なことですねぇ。
>厄介なことには、このホエーは捨てられずに
>乳清飲料やパン・菓子等への添加物として
>食用に供される。
>万一の大規模な事故対策としては、ホエーの
>乳幼児用食品への一時的な利用制限も
>被ぱく低減に役立つかと考えられる。
そうか、今日は新嘗祭でしたか。
実は、わたくしも今日「お米」食べたんです。
のちほど、記事アップします。
>乳清飲料やパン・菓子等への添加物として
>食用に供される。
や、流石先生はキチンと確認していらっしゃる・・・
このホエーってシナは、ボディビルダーが大好きなプロテインシェークに多々使われているのです。
だから、米国産のプロテインを沢山飲んでるワタシは、米国の放射能除去に貢献してるのかしらと多々考えこむんですよ、ワハハ。。。
明日自分のブログで書いてみますね。。。
ワハハハ・・・(涙)
あなたのホエイプロテイン大丈夫ですか?/2011年11月24日
http://ameblo.jp/yokom123/entry-11088293310.html
読ませていただきました。
拙ブログのご紹介、ありがとうございます。
食のcontaminationはさぞかし深刻であろうと考えます。
補償問題が絡みますから、政府の発表は余り当てには・・・。
今年はまだ秋刀魚は口にしていません。
さて、あれはブユでしたか。
十味排毒湯が奏効したかもでしたねぇ。
それにしても、キリッとしたライチュウ、素晴らしい!
14ヶ月で進化ですねぇ!