外科医 アンチエイジングに目覚める!?

目指そう サクセスフル・エイジング !

抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

アルツハイマー病とAGEs

2010-02-09 16:27:26 | AGEs

抗加齢のセミナー参加報告の記事に、


 アルツハイマー病でのAGEsの関与をフロアから質問すると、

 「まだ、余り表沙汰になっていない。」と

 微妙なお答えを戴いた。



と記載しました。



藤田先生がおっしゃっているのは、

『アルツハイマー病とAGEsの関係は、

 まだ、余り表沙汰になっていない』

ということなのです。


で、『余り表沙汰になっていない』事柄を

ここで取り上げると、いつぞやのように、

「変に不安を煽るのはいかがなものか?」と

メールを頂戴したりしますので、


以前(2009.6.12)には、

Advanced Glycation Endproducts(AGEs) Series1

として、関連文献だけリンクさせておいたのですが


藤田先生の講義で、認知症の80%がアルツハイマー病であり、

その予防の必要性に言及されておられたこともあり、

今回は、はっきりと申し上げることにします。


AGEs蓄積はアルツハイマー病の発症に関わっています


なお、このことと関連して、

先日面談したY教授の研究室のHPには


 これらAGEsの生体内蓄積には下記疾患への影響があげられます。

  糖尿病性網膜症
  糖尿病性腎症
  糖尿病性神経障害
  動脈硬化症
  骨粗鬆症
  アルツハイマー病
  神経変性疾患
  癌
  皮膚硬化



というふうに、はっきりと記されていますので、

もはや隠しておく必要もないでしょう。


Y教授の研究室HPへは → こちらから





以下の図は、参考までに。




    AGEsのアルツハイマー病の病態への関与
   (佐々木,AGEs研究の最前線(メディカルレビュー社)より)






関連する記事:抗加齢のセミナー参加報告



創立2周年記念、AGE Readerによる皮膚AGEs測定の実際は こちらから

当ブログの重要点『抗糖化』等に関してはこちらにまとめてあります。
なお、図表および内容の引用は固くお断りいたします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿