外科医 アンチエイジングに目覚める!?

目指そう サクセスフル・エイジング !

抗糖化 で 減らせAGEs 

炭水化物も要注意    

燃費計にアンチエイジングを思う

2011-10-21 00:45:00 | サクセスフル・エイジング
ずいぶん昔の交通標語に

「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」

というのがありました。

その頃は、余計なお世話だよ~ と思っていました。


手術の時でも、「クーパー」と言って

直ぐにクーパー(要するにハサミです)が出てこないと

イライラしたものです。


(グーパー、と言って チョキ ではありません、念のため。)


まぁ、外科の医者は多かれ少なかれ「イラチ」でして

手術のリズムを乱されるのが嫌いなもので、

清潔ナース(手術介助のナース)がグズグズしていると

怒鳴ったりする方もいらっしゃるのですが

筆者は口に出さない分、腹が膨れてくるタイプでした。


で、車の運転に関しては

いわゆる「ハンドルを握ると人が変わる」タイプ。

しかも、走り出したら停まるのがイヤなタイプ。


前にゆっくり走行している車があれば

充分安全を確認し、黄色い線でも、少し跨いで

お先に失礼! ってなことも。


苦手なことは、

信号で停まること、パーキングエリアで休憩すること。


さて、話はアンチエイジングに目覚めて1年ほど経った

2008年の夏も終わりのころ。


7~8年乗ったワンボックスカーが

ミッショントラブルで危篤となり走行不能に。

急遽、軽自動車を買うこととなりました。


燃費計と出会ったのは、その時でした。

いとも簡単に、デジタル表示の魔法にかかりました。

メーカー発表燃費は21.0km/L。


なんとか燃費を向上させようと工夫を凝らし

運転の仕方が大きく変化したのでした。


もっとも大きな変化は、「追い抜し」に関するもの。


追い抜くことはあっても、ほとんど追い抜かれなかったのが

「落ち葉マーク」にさえ追い越される始末。

そんなことがあっても、

瞬時の燃費が30や40を示していれば

心は穏やかに保たれているのでした。


歩行者信号が点滅を始めたりすれば

なんとしても渡ってしまうぞ!とばかりに

以前はアクセルを踏み込んでいたものですが

そんなことでは燃費は伸びない・・・。


信号のタイミングを遠くから観察し

早めにアクセルを戻して「転がる」。

まぁ、後続車にとっては迷惑な事かも知れません。

かつての自分なら、

「スピード出せば黄色で渡れるやろ!この○×△□▲!!」


当然、全手動アイドリングストップを

オーナーオプションで標準装備することにしました。


まぁ、たまにはミッションが「D」のままで

再始動に手間取ることもありますが・・・(汗)。



そのような、血と汗(痴と焦)の2年半の準備期間を経て

今年の6月、同じ車の新型車に乗り換えました。

今度の車はCVT。

メーカー発表の燃費は25.5km/L。


そして、4ヵ月余りが過ぎた今月13日。

近畿自動車道の堺JCT手前だったでしょうか。

数字が変わる瞬間は見逃しましたが・・・。






高速道路ではありますが、75km/hのスピード。

若輩者のころより、何度か覆面Pに

「左に寄りなさい!」と声を掛けてもらったこの道。

まさか、「もっとスピード出しなさい!」とは言われないでしょう。


そんなことより、燃費計がね! ほら!






瞬時の燃費ではない、平均燃費がこれ。


とうとう、OEM元のアイドリングストップ装備車の

メーカー発表燃費を超えた瞬間なのでした。



って・・・、まぁ、バリバリの自慢話・・・・・、

どこがアンチエイジングと関係あるのかッ!

と、思いましたか?


いえいえ、燃費を伸ばすことはアンチエイジングそのものです。


1度の給油の走行距離を伸ばすこと、これすなわち燃費向上

1度の人生の健康寿命を伸ばすこと、これすなわちアンチエイジング


ただし、給油は何度でもできるけれど

人生は1度きりということが、大きな違い。


燃費向上のために必要であったことはなにか?


それは自分自身が真剣に意志することでした。

運転の方法を変える意志」を持つことでした。


センテナリアン(100歳長寿者)の研究が示すところでは

彼ら百寿者では血中インスリン濃度が低いことが知られています。

長寿の結果、血中インスリン濃度が低いのか、

血中インスリン濃度の低い生活を続けた結果、健康長寿なのか?


現在、寿命を延長させる介入方法として確実視されるのは

摂取カロリーを7割とするカロリーリストリクション(CR)。

アカゲザルの研究で、霊長類でもほぼ実証されました。

 詳しくは以下を参照してください  ↓

 霊長類カロリー制限『Science』誌の掲載論文 アンチエイジング・ミニ講座 4


もちろん、血中インスリンを低く抑えるためには

血糖値を上昇させない食事をすることが肝要です。

そのためには糖質制限=炭水化物制限が必要となります。


糖質制限は、なにも糖尿病人のためだけのものではないのです。

血糖値が180mg/dlを超えるたびに

血管内皮は障害され、すい臓のβ細胞は疲弊します。


1膳の米飯150gは、55.3gの糖質を含みます。

これだけで健康人では血糖値は約55mg/dl上昇します。

2膳食べれば、食前の血糖値が90でも

食後血糖値は200mg/dlになってしまうのです。


「今の食事環境では、だれでも糖尿病になれます」

とは、ある糖尿病専門医の言葉でした。


ここで、やはり「意志すること」が必要となります。


食事の方法を変える意志」を持つこと

すなわち 

食い改め」 ようと意志することが

真剣に求められると思うのです。


みんな食べてるんだから、同じでいいよ!

食べたい欲求を抑えてまではねぇ・・・。


そうですか? 残念なことです。


 狭き門より入れ、

 滅にいたる門は大きく、その路は廣く、

 之より入る者おほし。

 生命にいたる門は狭く、その路は細く、

 之を見出す者すくなし。

 
 Enter through the narrow gate.

 For wide is the gate and broad is the road

 that leads to destruction, and many enter through it.

 But small is the gate and narrow the road that leads to life,

 and only a few find it. (Matthew 7:13-14)



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