ナンプレふぁんのひとりごと

ナンプレは初級から上級に行くにつれて解きにくいですね。

簡単な新しい原則を見つけましたので、是非ご覧ください。

「奥の手」

2023-01-08 08:20:58 | ひとりごと

いちごナンプレ研究所さんはヒント付きの問題図を数多く公開されています。ナンプレを始めたばかりの方にも難問が解ける楽しさを味わって頂けるようにとの親切心からだと思います。

そのヒントの中に「中央ブロックは魔法陣です」という記載が有りますが、有効な使い方を記します。魔法陣と云うのは いちごナンプレ の配列の一つですので、いちごの性質と同じです。「にじおとめ」で使った「性格の不一致の別居」で解説していますが、5と云う数字は偶数数字とは絶対に同居しないのです。

        

図で表しますとこの図のようになります。右下ブロックが魔法陣です。

        

ですので、「中央ブロックは魔法陣です」のヒントは上の図になります。最初はこれを利用してクラスが上がったらヒント無しで挑戦されても宜しいかと。

 

今回の題材は、いちごナンプレ研究所さんのヒント付き作品で、次の図です。

        

相棒ナンプレではありませんが、クセの有りそうな問題図です。「奥の手」と名付けました。「猫の手」と同時公開ですが、別の意味合いもあります。

        

候補数字を入力して、この図から解き始めます。

        

多国同盟で、

        

に9の強リンクが有ります。

        

に9が入りますと、2・8の二国同盟が出来てのどちらかに8が決まります。

        

また、に9が入りますと、のどちらかに8が決まります

        

従って、は削除されます。

        

8で進めて、

        

に9の強リンクが有ります。

        

2本の Loop の内どちらかが本物ですので、は削除されます。

        

この図になります。

        

に8の強リンクが有ります。

        

が入りますと、▢のどちらかにが入り、が入ります。従って、は削除されます。

        

が入りますと、が入りますので、は削除されます。

        

強リンクで、が入ります

        

従って、は削除されます。

        

は7の強リンクでもありますので、反対色の7が入ります。従って、は削除されます。

        

二国同盟で、

        

に8の強リンクが有ります。

        

は決まっているので、が入ります。従って、は削除されます。

        

は2と7の二択マスです。

        

に2が入りますと1が入りが入ります。従って、この2と1はになります。

        

この図になります。

        

片方の色が決まっている二択マスには反対色が入ります。

        

下段ユニットで、入れないは削除されます。

        

片方の色が決まっている二択マスには反対色が入ります。従って、は削除されます。

        

二国同盟で、

        

4で進めて、

        

は7の強リンクですので、にはが入ります。

        

は削除され、そのマスにはが入ります。

        

従って、は削除されます。

        

は3の強リンクですので、にはが、にはが入ります。

        

片方の色が決まっている強リンクと二択マスには反対色が入ります。すると第6行はこの図になります。何処かで見た色分けだと思いませんか。「加代」の第3行と同じです。

ここで、色々な手法をご覧ください。

 

Ⅰ.「 Bahamut-γ 」を使うと

        

3・4の二国同盟が出来て。青数字は誤りと判ります。

 

Ⅱ.「単独領域の BUG 」を使うと

        

の3が確定して、青数字は誤りと判ります。

 

Ⅲ.「中央ブロックは魔法陣」のヒントを使うと

               

この数字配置になります。

        

に5がに4が入りますので、これも青数字は誤りと判ります。

 

新手も BUG もヒントも嫌だ、既存のロジックでなきゃと云う方には。

 

Ⅳ.「 Nishio 」と云う Logic が有ります。

        

に3・7の二択マスが有ります。

        

が入るとが入りが入ます。するとが入ります。

        

そして、が入るとが入ります。

        

従って、の4が確定します。4で進めて、

        

残念ながら「 Nishio 」では直ちに青数字が誤りと確定しません。

        

ですので、「 Bahamut-γ 」との合体をお薦めします。これが、奥の手たる所以です。

        

誤りの青数字を削除します。1で進めて、

        

2で進めて、

        

3で進めて、

        

4で進めて、

        

5で進めて、

        

7で進めて、

        

8で進めて、

        

9で進めて、

        

4で進めて、

        

5で進めて、

        

6で進めて、

        

2で進めて、

        

正解です。 

 

2種類の手筋の結果を合体させると云う手順が、正道であるか邪道であるかは不明ですが、面白い手順だと思います。 

 

ちなみに、「 Nishio 」だけで進めると。

        

この図で、

        

1の奇数個連鎖です。から下へ 強・ 強・ 強・弱・弱 で、は削除されます。

        

1の奇数個連鎖です。から左上へ 強・ 強・ 強・弱・弱 で、は削除されます。これでが決まりますが、青数字が誤りとは確定しません。

        

XY-Chain です。 で、の2は削除されます。

        

の1はですので、ようやく青数字が誤りと確定します。この様に3手増えます。 

 

次回も いちごナンプレ研究所 さんの麻雀アートナンプレと銘打った作品で、次の図です。

        

難問ですが、ヒントを使うと初心者にも解けるそうで、使う手法が並んでいます。

        

私は横文字がからっきし駄目な方で全く分かりません。英語に堪能な方がいらっしゃいましたら、コメント欄に和訳を記して頂ければ幸いです。

 

麻雀で、「初心者が有段者3人を差し置いて必ず上がれる役は?」と聞かれたら即答出来ますでしょうか。その答えをこの問題図の作品名にしました。

 

ご覧頂きまして有難うございました。          


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