ナンプレふぁんのひとりごと

ナンプレは初級から上級に行くにつれて解きにくいですね。

簡単な新しい原則を見つけましたので、是非ご覧ください。

対角線にも

2018-03-21 21:31:11 | ひとりごと

対角線にも1から9まで一つずつ入るナンプレが有ります。条件が増えるから難しいと言われる方も居れば、条件が増えたから数字が決め易くなると言う方も居られます。さて如何なものでしょうか。 

インターネットに下図の対角線ナンプレの解き方の質問が有りまして、仮置きしないと答が出ないと回答された方が居りました。相当に難しそうですが、初めて挑戦します。

         

解き易く、

         

3数字固定のユニットは少なそうですが、

         

対角線の前提でに4と7は同時に入れません。何故なら左上の斜線に4と7は入る事が出来ないからです。 従ってには4または7が入ります。そうするとに4または7が入りますので、は削除されます。

         

左上斜線に4と7の二択が決まります。

          

右上斜線の5と6はに入りますのでは削除されます。

         

左上斜線の1はに入りますのでは削除されます。

          

に4が入っても、7が入ってもは削除されます。

         

進めて、

          

下段ユニットで2と4の磁石は確定していませんので、2と4の共通の磁石相手候補では無いは削除されます。(5が入ると2-4の磁石は無いことが前提ですので、2-5の磁石が確定してしまします。)

          

進めて、

         

下段ユニットで5と7の磁石は確定していませんので、5と7の共通の磁石相手候補では無いは削除されます。

         

進めて

          

右側ユニットで7と8の磁石は確定していませんので、7と8の共通の磁石相手候補では無いは削除されます。

          

進めて、

         

左側ユニットで7と8の磁石は確定していませんので、7と8の共通の磁石相手候補では無いは削除されます。

         

進めて、

         

三国同盟で、

         

進めて、

         

8はまたはのどちらかに入ります。どちらに入っても8は削除されます。

         

進めて、

         

8はまたはのどちらかに入ります。どちらに入っても8は削除されます。

         

進めて、

        

三国同盟で、

        

三国同盟で、

         

進めて、

        

二国同盟で、

        

進めて、

        

から上へ4の奇数個連鎖 強・強・強・強・弱での4が確定します。

         

進めて、

         

さらに進めて、

         

これが答ですが、正解とは言えません。なぜならこの問題図がヒント数18個の問題で出題されると、対角線では無い別の答が存在するからです。下図がそれです。質問に対するもうひとりの回答者のご指摘です。

          

綺麗な問題図なので非常に残念です。もう一つヒント数字が必要だったのでしょう。

 

ちなみに答が複数有る場合には、別に条件が無い限り理詰めでは絶対に解けません。

必ず仮置きが必要になります。

 


ヒント数字の最少個数は

2018-03-17 18:37:12 | ひとりごと

一般にナンプレの答を一つにする(正解)には、ヒントの数字は17個以上必要だと言われています。

過去にヒント16個の問題を発表された方々が居られますが、その全てに複数の答が有ったそうです。

インターネットにヒント17個の問題が載っていましたので、挑戦してみました。かなりの難問です。

       

解き易くして、

       

ギョギョッ! 全6ユニットが3数字固定の可能性が有ります。また「いちご」なの?

いいえ違います。なぜなら2と5が同居している3セルが有るからです。

何処かに磁石と鉄が存在します。天敵と言っていられません。ハブだってマングースにやられっぱ

なしでは無いはずです。ヒント数字が一番多い上段ユニットを攻めます。

       

4はに入ると3と一回同居するので4と3は異種になり、に入ると7と一回同居で4と7は

異種になりますが、このどちらかは誤りです。どちらが誤りでも3と7は同種になりませんので、

3と7は異種になります。異種は一回同居ですのでで同居します。従っては消去されます。

       

3と7は磁石と鉄です。3の磁石候補は3-1と3-6と3-8で、7の磁石候補は7-1と7-6

ですので、共通の磁石相手候補では無いは削除されます。

       

進めて、

       

9がに入りますとには3と8が入っていますので4-9の磁石候補は有りません。従ってに4が入

ると4と9の二回同居になりますので、4はに入ります。この場合には4と8と9が入っていますか

ら、では4には磁石相手候補が居ませんので4の鉄が確定してしまいます。故には入りません。

       

進めて、

       

8と9は磁石と鉄です。8の磁石候補は8-1と8-4と8-6で、9の磁石候補は9-1と9-6

ですので、共通の磁石相手候補では無いは削除されます。

       

進めて、

       

 これだけ作業して確定したのは4一つだけです。これから先はどのくらい手数がかかるかと感じられた

方も多いと思いますが、まあご覧ください。次の原則がメインイベントです。

       

から左上へ2の奇数個連鎖 強・強・弱・強・弱・強・弱でが確定します。

       

進めて、が決まります。

       

進めて、が決まります。

       

進めて、が決まります。

       

 進めて、が決まります。

        

進めて、

       

二国同盟で、

       

 進めて、が決まります。

       

進めて、が決まります。

       

進めて、

       

二国同盟で、

       

進めて、

       

もうすぐです。

            

正解です。

 

2の奇数個連鎖から始めることもできますが、こちらの方が解き手順が綺麗でしょう。

 

U字型磁石の原則(キタムラ)の威力を感じて頂けましたでしょうか。

ご覧の方も是非これを運用されて、難問に挑戦してみてください。


天敵

2018-03-10 19:21:39 | ひとりごと

U字型磁石の原則の天敵は3数字固定の可能性の有るユニットです。三つの数字のどの二つを組み

合わせても磁石候補になるからです。このユニットは避けて別に移ります。

 

インターネットに下図の問題の解法の質問がありましたが、仮置きしないと答が出ないと回答され

た方が居りました。私も挑戦したのですが

      

解き易くして、

      

驚いたことに上段・中段・下段・左側・中側・右側の全てのユニットが3数字固定の可能性が有り

ます。超難問といわれる問題でも最低一か所は異種を見つけることが出来るものなのですが、これ

では突破口が有りません。高等な原則も知りませんのでお手上げです。

仮置きしないで解ける方は相当な達人だなと思っていました。

 

ところがです。発想を変えてみました。全6ユニットに3数字固定の可能性が有るということは、

全6ユニットが3数字固定ではないのだろうかと。そこでタテとヨコを3数字固定にする方法を探

し出しました。ブロックの数字の合計が45ですので、タテの3数字の合計もヨコの3数字の合計

も15にすれば良いのです。

3数字の合計が15ですから、A(1-5-9・2-6-7・3-4-8)とB(1-6-8・2

-4-9・3-5-7)の2グループをタテとヨコに振り分けるだけです。

      

のブロックは下図になります。

      

3数字固定で進めると

      

答は出ましたが、これも仮置きの仲間なのでしょうね。

原則を使用しようとすると非常に難しく、仮置きすると難無く答がでます。これって難問?

 

終わりに、このような問題を「いちご(15)ナンプレ」と呼ぶそうです。