ナンプレふぁんのひとりごと

ナンプレは初級から上級に行くにつれて解きにくいですね。

簡単な新しい原則を見つけましたので、是非ご覧ください。

「二十四」

2024-01-28 08:21:09 | ブログより

「3個型弱リンクの原則」の追加解説です。

 

        

本文ではの1の3個型弱リンクとの7の3個型弱リンクに於いて、

        

に7が居ようが居まいがの1はになりますとして、この図から解き進めましたが、

        

1も3個型弱リンクなので、1を使いますと、

の1が消えるとするとが決まりますので、この7はです。

        

また、の1が残るとすると7は消えないので、です。

        

従って、に1が居ようが居まいがの7はになります。

        

にはも入れませんので、削除されます。

        

この図になります。本文との違いを比べて見て下さい。間違いではないのですが、進め方に工夫が必要です。

        

普通に進めますとの1の強リンクには、が入ります。

        

すると、の5が確定します。これから先は別の解き方が必要です。

        

逆にの1と5の二択マスを、に色分けするとの1が確定し、これもまた先は別の解き方が必要です。

        

正しい解き方は、3個型弱リンクの原則を使用して、1が居ても居なくてもにはが入りにはが入ると決めてから、

        

一方の色が決まっている二択マスと強リンクには反対色が入る作業をして、同一領域にが2個在る事を示して、

        

青色数字は全て削除します。こちらの方が長手数なので、Cutしました。

この「3個型弱リンクの原則」はお役に立つと思いますよ。

 

今回の題材は、Seesaa ブログの「いつまでも元気でいたい〇〇」でブログ主さんが超難問ですと紹介している作品で、次の図です

        

私はこの作品を「二十四」と名付けました。ブログ主さんは24分で解けたとの記載がありますが、超難問がそんなに早く解けるなんて凄いですね。

        

タイムレースでは及ばないので、眺めて解いてみました。は1・6の二択マスです。

        

5の数字配置で、に5が確定します。

        

6の数字配置で、に6がに1が確定します。

        

1の数字配置で、に1が確定します。

        

7の数字配置で、に7が確定します。

        

4の数字配置で、に4が確定します。

        

1の数字配置で、に1が確定します。

        

7個のによりは2・3の二択マスです。

        

は1・8・9の三択マス、は4・5の二択マス、は6・7の二択マスなので、は2・3の二択マスです。

        

は共に2・3の二択マスなので、に8が確定し、に8が確定します。

        

3はに入れませんので、に3がに2が確定します。

        

8個のに2が確定します。

        

3と7の配置により▢▢に3・7が決まりますので、に9が確定します。

        

▢▢に6・7が決まりには2は入れませんので、の2が確定しの9が確定します。

        

9の配置により、の9が確定しの3が確定します。

        

の3により、の3が確定します。

        

5の配置により、の5が確定します。

        

1の配置により、の1が確定しの6が確定します。

        

の6により、の6が確定しの7が確定します。

        

の7により、の7が確定しの3が確定します。

        

の3により、の3が確定します。

        

は2・8・9の三択マス、は8・9の二択マス、は2・9の二択マスなので、の4が確定します。

        

4の配置により、に4が確定します。

        

の5により、に5が確定します。

        

1の配置により、に1が確定します。

        

2個のは共に2・8の二択マスなので、の9が確定します。

        

7個のは全て2・8の二択マスです。

        

Remote Pairs です。の6個のマスとのマスの合計7個のマスを使って 2・8の奇数個連鎖を実行します。第2行1列のを起点にすると、右へ 強・強・強・強・強・弱・弱 で、から2は削除されます。8は初めから居ません。ですので、2の奇数個連鎖でも可です。

        

に続いてにも2は入れませんので、に2が入れます。

        

そうすると、に2が確定します。

        

続いて、に2が確定します。

        

の2によりに8が確定します。

        

の9によりに9が確定します。

        

最後にに8がに3が確定します。

        

正解です。

 

奇数個連鎖に気付くかどうかが勝負でしたね。所要時間は24分を越えてしまいました。多分候補数字を入れても24分をを切れないでしょうね。全てのマスに候補数字を入れるのに5分は掛かりますので。

 

おまけです。X(旧Twitter)に下図の投稿が有ります。

        

投稿日は 2024年1月16日で、投稿者さんの「たまになる。」と云うコメントが添えてあります。

この「たまになる。」は二通りの解釈ができます。

Ⅰ.全てのマスが二択マスじゃないか、この作品は重解だね。

Ⅱ.自分の実力ではこれ以上進めない、誰か解ける人いないかな。

どちらにしてもこの投稿者さんはこの図で解くのを止めています。

 

ここでこのブログをご覧になっている愛好者さんへの実力テストです。投稿図を見て、

Ⅰ.瞬時に違和感を感じ、そのマスが分かった方は、兵隊さんでいうと 軍曹 でしょう。

Ⅱ.良く見ると、何か変な感じがする投稿図が間違っているのかなと思った方は、伍長・上等兵 かな。

Ⅲ.どのマスも変な処は無いので、重解の不良問題と思われた方は、一等兵でしょう。

注・現在のわが国には兵隊さんは存在していません。天上の架空の階級と思って下さい。

        

一等兵さんに違和感の見つけ方を記します。まず、間違いの数は0回ですので確定数字は正しい事になります。そこで、二択マスの合計を求めますと17個有ります。重解ですと二択マスの合計は偶数個ならないといけません。そこで、8をご覧ください。一見全てが強リンクなので Loop の様に見えますが、Loop では有りません。根拠は構成員が5個だからです。Loop は偶数個で成り立っています。

        

だからといっての8を加えても Loop にはなりません。そして、最初の5個の内どの8を削っても4個型 Loop にもなりません。

        

そこで、二択マスの合計17個を16個にする事を考えます。だけ8が入れます。投稿者さんが二択マスになるように8を削除された様です。

        

この図になると解けます。

        

Ⅰ.Bahamut です。7の色分けはこの様になります。

        

には反対色のが入りますので、色分けしますとこの図になります。

        

がダブりますので削除され、8が確定します。これは「共倒れ」でもあります。

        

Ⅱ.BUG を使うと、二択マスだらけの中の三択マスのが確定します。

        

Ⅲ.8個の7・8の二択マスを使います。

        

8の9個型奇数個連鎖です。の8から下へ 強・ 強・強・ 強・強・ 強・強・ 強・弱 で、の8が削除され、

        

の8が確定します。

        

進めますと、

        

正解です。

 

以前にも似たような質問図が有りましたが、色分けにあまり自信の無い方は、誤って消す事が無いようにお気を付けください。

ちなみに、3個型弱リンクの原則を使うとこの様な誤りは生じません。

 

次回は、いちごナンプレ研究所 さんの作品で、整いましたのコメントが添えてある超上級問題で、次の図です。

        

私はこの作品を「整頓」と名付けました。超上級問題ですが眺めて解くに挑戦してみましたが、40分以上掛かりました。でも候補数字を入れて解くのとは別の考え方が有りますので、偶には良し鴨。

 

ご覧頂きまして有難うございました。


「さゆり」

2024-01-18 08:16:29 | ブログより

歌手の 石川さゆり さんは15歳でプロデビューしましたが、数年間は鳴かず飛ばずでした。でも、15枚目のシングル盤の、ご当地ソングでもある「津軽海峡・冬景色」が大ヒットして一流歌手の仲間入りを果たしました。ご当地ソングの第2弾目として、作詞家さんは本名でもでもある石川から石川県→能登半島ということで「能登半島」と云う詞をプレゼントしたそうです。この「能登半島」もヒットして後年紅白で歌われました。

 

今回の題材は、誰にも解けない難しいナンプレ作家 さんの超難問のコメント付きの作品で、次の図です。

        

私はこの作品を「さゆり」と名付けました。根拠は予告で記していますが、もう一つ、実はこの作品には大きな落とし穴がが在るのです。

        

候補数字を入力すると一ヶ所の数字が確定します。

        

左上ブロックの7で進めて、

        

この図が解き始め図です。

        

先ずは、落とし穴をご覧ください。

は1・7の二択マスです。全てのマスの中で二択マスはこのだけです。初心者以外の愛好者さんの80%以上の方はこのマスから解き始めると思います。これが超難問たる所以です。

        

色は付けなくても良いのですが、私は記号に疎いもので。

        

が入るとが入り、強リンクでが入ります。従って、は削除されます。

        

が入るとが入ります。従って、は削除されます。

        

その結果としての7が確定します。

        

進めるとこの図になります。これが落とし穴なのです。悪手はしていないように見えますが、この図は誤りです。進めてみると矛盾が在ると思います。

何が悪かったのか。それは、最初にの1・7の二択マスに目を向けたからです。詳しく言うと、の色分けは誤りでは無いのですが、基準色にしてしまったのが悪手だったのです。

        

解き始め図からの違いをご覧ください。

        

中側ユニットで、

        

7の Loop が在ります。台形ですが全て強リンクです。

        

2回接触の数字を探しますと、で4が該当します。

        

居食い では削除されます。

        

4で進めて、

        

中下ブロックの9で進めて、

        

第4行の6で進めて、

        

この図になります。

        

良く見ると、6の Loop が2本出来ていますが、2回接触の数字はどちらも複数在りますので手が出せません。

        

落とし穴回避の手順です。

3個型弱リンクの原則 を使います。に7の3個型弱リンクが在ります。基準色はのとします。このは使用した Loop の構成員ですので、基準色になり得ます。しかし、強リンクだからといってどの数字もこの原則の基準色になれる訳ではありません。単独確定・単独削除の可能性が有るからです。 Loop の構成員なら必ず色分の対象になります。

        

もう一つ、に1の3個型弱リンクが在ります。

        

が入らないとすると、が居ますのでこのです。

        

当然にも赤色数字が残りますので、の1はです。

        

そして、に7が残るとすると、が居ますのでです。一方の色が決まっている二択マスには反対色が入りますので、が入ります。

        

つまり、に7が居ようが居まいがの1はになります。落とし穴との違いがお判りになりましたでしょうか。

        

すると、にはも入れませんので、が入ります。

        

に1の強リンクが有ります。

        

が居ますので、は入れずが入ります、

        

一方の色が決まっている二択マスと強リンクには反対色が入ります。

        

にはも入れませんので、が確定します。

        

青色数字は誤りですので、全て削除されます。1で進めて、

        

5で進めて、

        

7で進めて、

        

6で進めて、

        

8で進めて、

        

2で進めて、

        

第8行の1で進めて、

        

3で進めて、

        

第5行の9で進めて、

        

7で進めて、

        

8で進めて、

        

5で進めて、

        

2で進めて、

        

4で進めて、

        

8で進めて、

        

正解です。

 

超難問と云われる問題図でも、急所を衝かれると案外脆い処が有ります。そして、新手・新構想の宝庫でもあります。

この記事を読んで何か引っかかる語句が有りませんか。

に7が居ようが居まいがの1はになります。」この一節に同調するか疑念を抱くかで、落とし穴に落ちるか回避するのかが決まるのでしょうカナ。この一節を7の立場で云うと「 の7はになったりになったり、まるで信号機のようです。」になります。疑念は益々大きくなるでしょうネ。       

 

そこで、新原則を見付けました。「二択マスの原則」です。内容は、「二択マスを色分けの基準とする際は、条件を満たせば2個の数字は同色で始める。」です。分かり易いように図で説明します。

 

        

この図は 居食い の後進め終わった図です。

先ずは同色にならない例を、

        

は1・7の二択マスです。このマスを基準色とすると、

        

が入るとが入ります。

        

そして、が入るとが入ります。

        

従って、の色分けはこの様になります。これは何の変哲もない普通の事象です。これに対して、
 
        
 
は5・9の二択マスです。このマスを基準色とすると、
 
        

が入るとが入ります。 

        

しかし、が入ると何処にが入るのか不明です。

                

このような場合は、にはでは無くてが入る入ると云う定跡です。

        

従って、が確定します。これを「さゆり定跡」と名付けました。

        

この定跡が他の作品に通用するするか否かはもう少し研究する必要があります。条件として確かなのは上図のの5と9には連続3マスに待機所が有る事です。の左隣りに5と9の候補数字が存在しています。そして、数字が確定するマスは二択マスでは無い事です。

 

そんなバカなっ!と思われた方へ。

 

終盤でも「さゆり定跡」が使えるのか試してみました。

Yahoo!知恵袋 への2024年1月11日付けの質問図です。

        

AICを2回と三国同盟1回で解けるとの回答が有ります。詳細は Yahoo!知恵袋 をご覧ください。

この質問図を「さゆり定跡」で挑戦してみます。

        

手順は、同色にならない可能性が有る二択マスを除外します。

は9の X-Chain ですので、除外します。

        

は同じ数字の二択マスなので、除外します。

        

段ユニットで、の1と3はどちらも待機所が無く、

左側ユニットでは1は連続3マスの強リンクなので、除外します。

        

段ユニットで、の4と8はどちらも待機所が無く、

左側ユニットでは4は行き場所が無く、8はが二択マスなので、除外します。

        

段ユニットで、の4は行き場所が決まらず、6は待機所が無く、

左側ユニットでは4と6はどちらも待機所が無いので、除外します。

        

段ユニットで、の2は行き場所が決まらず、3は待機所が無く、

右側ユニットでは2と3はどちらも確定するマスが違うので、除外します。

        

段ユニットで、の6と8はどちらも避難所が無く、

左側ユニットでは6は確定するマスが決まらず、8は確定するが二択マスなので、除外します。

        

は5の X-Chain ですので、除外します。

        

下段ユニットで、の2は確定するマスが無く、8は確定するが二択マスで、

右側ユニットでは2は待機所が無く、8は確定するマスが無いので、除外します。

        

下段ユニットで、の6は確定するマスが二択マスで、7は確定するマスが無く、

右側ユニットでは6と7は確定するマスが違うので、除外します。

        

下段ユニットで、の6は確定するマスが二択マスで、8は確定するマスが無く、

右側ユニットでは6と8は確定するマスが決まらないので、除外します。

        

の2・4の二択マスは、

        

が決まるとが決まり、が決まるとが決まるので、除外します。

        

の二択マスは「さゆり定跡」の対象外です。

        

残ったで「さゆり定跡」を実行します。

        

が決まるとが決まります。

        

そして、が決まるとが決まります従って、の7が確定します。

        

「さゆり定跡」で、に7が確定します。これが正か誤かは Yahoo!知恵袋 をご覧ください。

 

次回は、Seesaa ブログの「いつまでも元気でいたい〇〇」でブログ主さんが超難問ですと紹介している作品で、次の図です。

        

ブログ主さんは24分で解けたとの記述が有るので、私はこの作品を「二十四」と名付けました。何分で解けるか挑戦してみてください。

 

ご覧頂きまして有難うございました。   

 
 
 

「獅子」

2024-01-08 08:18:31 | ブログより

穏やかなお正月を迎えたは大勢いらっしゃると思います。元日早々に大地震に見舞われた被災者の方々には、慰めの言葉も有りません。元の生活に戻られるようお祈りするのみです。

 

少し前に、中将棋の居食い三兄弟?を記しました。角鷹(一ヶ所)→ 飛鷲(二ヶ所)→ 獅子(八ヶ所)と、段々強くなります。このブログでも「角鷹」と「飛鷲」を作品名にしましたので、「獅子」と名付けられる強い居食いをご覧頂ける作品を探していました。やっと見つけたのですが、その作品には作家さんが名付けた作品名が付いていました。

その作品は、いちごナンプレ研究所 さん作の「宇宙二位の難問」でした。「獅子」と言う名を諦め切れなかったので、申し訳ありませんが今回のこの記事限りで、作品名を「獅子」とさせて頂きました。

 

その「獅子」が次の図です。

        

実は6年前に、いちごナンプレ研究所 さんより「世界一の難問より難しい作品ですが、解いてください。」と依頼されたのですが、当時の私はU字型一辺倒でしたので時間が掛かり過ぎて、ご期待に応じられませんでした。

        

候補数字を入力すると一つの数字が削除されます。

        

右上ブロックの5で進めて、

        

この図が解き始め図です。

        

最強の居食いですので、Loop を造ります。に4の強リンクが2本在ります。この4マスの色分けが初手です。理由は、が同色ならば左上ブロックの無色の▢に4が確定するからです。

        

色分けはそれ程難しくはありません。を使います。から左へ 強・弱・強・弱・弱 の奇数個連鎖で、の4が消えた図になります。

        

の4は違う色になります。

        

この図になりは削除されます。

        

に4の強リンクが在ります。

        

に4が決まるとが残ります。

        

この色分けになりは削除されます。へぇーそうなんだと、ここで納得してはいけません。前の図での4が先に決まったらどうなるの?と疑問を持ってください。その答えは、の共通の領域に有る▢2個に4が居ない事からの4は色違いと判ります。

        

に4の強リンクが在ります。

        

色分けはこの様になり、は削除されます。

        

loop 完成までもう少しでですが、一旦色を消します。

        

の4との4は一心同体です。

        

の4との4も一心同体です。

        

重ねるとこの図になります。色分けをするのですが、強リンクが在りませんので、最初に使った奇数個連鎖が使えません。でも手段は有るものです。

        

以前の記事で使った「3個型弱リンクの原則」覚えていますか。第2行をご覧ください。数字4の3個型弱リンクですね。の4は消えたらです。第7列のの4は消えたらです。

        

これでの4との4は色違いが決まりました。

        

もう一つの4が消えたら、

        

奇数個連鎖が使えから下へ 強・強・強・弱・弱 での4が消えた形になり、の4が色違いであることが判ります。

        

色分けはこの様になりますので、は削除されます。

        

元の色分けを戻します。

        

強リンクになってのどちらかは確定しますので、に色を変更します。従って、は削除されます。

        

4の Loop が出来上がりました。

 

途中ですが、おまけです。

 

        

「3個型弱リンクの原則」を使わないで、初めから確定するとで始めると、が確定する場合も含めなくてはなりません。

        

そうすると、この Loop が出来て、進めると別のマスあるいは領域に矛盾が発生します。つまり、仮定法になりますので、仮定法命の愛好者さん以外の方はご注意ください。

言葉を変えると、仮定法の裏側には必ずロジックが在ります。

 

        

本文に戻します。この Loop に2回接触の数字を探しますが、残念ながら無いようです。

でも、新手が有ったのです。

        

良く見ると、に3の頭ハネ候補が有り、に2の頭ハネ候補が有ります。共倒れの候補が2数字の時はどちらかが正しいのか、両方とも正しいのか不明でしたので、手が出せませんでしたが、この場合は両方とも正しいと4が全て削除されますので、どちらかが正しい事になります。

        

「獅子の居食い定跡」です。3の頭ハネが正しいとすると、が入り削除されますので、

        

が確定します。

        

すると、が確定しが確定します。

        

反対に、2の頭ハネが正しいとすると、が入り削除されますので、が確定します。

        

すると、が確定しが確定します。

        

つまり、どちらの頭ハネが正しくてもが削除されての3との2が確定します。

ここまでが、別の2数字を居食いする「獅子の居食い定跡」の解説です。

そして、「頭ハネ定跡」は必ず存在することの証明にもなっています。

        

では3がでは2が一手で消えています。2で進めて、

        

3で進めて、

        

左上ブロックの9で進めて、

        

第2列の7で進めて、

        

四国同盟で、

        

3で進めて、

        

ご覧の通りが消えましたので、誤りとなります。4で進めて、

        

2で進めて、

        

1で進めて、

        

6で進めて、

        

7で進めて、

        

1で進めて、

        

8で進めて、

        

6で進めて、

        

5で進めて、

        

9で進めて、

        

6で進めて、

        

正解です。

 

「獅子の居食い定跡」も新手ですが、この記事の一番の売りは冒頭からの Loop の造り方です。特に「3個型弱リンクの原則」は覚えておいて損は無いと思います。Loop が造れれば枝が伸びて色々な構想が浮かんできます。この記事を参考にしていただければ幸いです。

 

別手順です。おまけでは有りません。numpl_npm さんに頂いたコメントです。記号で投稿されましたので、眺めているだけでは難しくて図にしてみました。

作品名はもちろん「宇宙二位の難問」です。

        

解き始め図からです。

        

numpl_npm さんは Nishio の大家として有名です。をご覧ください。

        

に1が決まると、に1が決まりに2が決まります。

        

また、に3が決まると、に3が決まりに2が決まります。

        

に1も3も決まらないとすると、も6・7の二択マスになります。どちらに6が入っても同じ結果になります。

        

に4がに1が決まります。

        

すると、5・6の二国同盟が出来てに4が決まります。

        

すると、の2マスのどちらかに2が決まります。

        

そして、に1が決まります。

        

続いてのどちらかに1が決まります。

        

に4が決まっていましたので、のどちらかに4が決まります。

        

はどちらも1・4の二択マスになりますので、に2が決まります。

        

この結果、の数字はどの様な組み合わせでもに2が決まります。

        

2で進めて、

        

四国同盟で、

        

3で進めて、

        

は3・4の二択マスになりますので、のどちらかに2が決まりに1が決まります。

        

に4が決まるとに2が決まりに2が決まります。

        

そして、に3が決まりに3が決まります。の3は井桁です。

        

そして、に3が決まるとに3が決まります。

        

Nishio でに4が入っても3が入ってもに3が決まります。

この続きは本文と殆ど同じです。

 

奇しくも最初に確定したのはの2でしたね。でも進め方が違います。私のは Ioop を造ればその先に何かあるだろうと思っての偶然の結果で、numpl_npm さんの手順は 三択型の Nishio での2を狙い打ちしています。レベルは二階級は違うでしょうね。兵隊さんで言うと。私は退役間近の上等兵で、numpl_npm さんは鬼軍曹といった処でしょうか。(笑)

 

次回は、誰にも解けない難しいナンプレ作家 さんの超難問のコメント付きの作品で、次の図です。

        

私はこの作品を、地震からの復興を祈願して「能登」と名付けようとしましたが、あまりにも生々しいので、「能登半島」と云う歌謡曲を歌った歌手に因んで「さゆり」と名付けました。

 

ご覧頂きまして有難うございました。