まるみのあっちこっち巡り

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日本秘湯を守る会会員 湖畔の宿 支笏湖 丸駒温泉旅館

2016-01-20 15:06:28 | ホテル・旅館



本物の温泉を守り、旅する人の望郷の念に
応える宿でありたいという想いを持つ、
全国の温泉宿からなる「日本秘湯を守る会」

その一員である支笏湖の一軒宿がこの日の宿泊先、
「湖畔の宿 支笏湖 丸駒温泉旅館」







玄関を見るとこちらが秘湯の一軒宿とは
思われないかもしれません。







恵庭岳が迫る支笏湖の北西畔、
原生林の中にある温泉で、野鳥のさえずりと、
岸にひたひた寄せる波の音だけが聞こえる静かさ。







大自然の懐に野趣に富んだ露天風呂からは、
蒼い水を湛えた静寂な山の湖、支笏湖が望めます。

透明の湯、濁りの湯、足元湧出湯に恵まれた丸駒温泉。
足元から湧く湯に浸かれる温泉場は、
全国でも約20ヵ所のみという貴重なもの。
湯の熱いぬるいは支笏湖の水で調整されます。







丸駒温泉が開かれたのは大正4年。
当時恵庭岳の麓で硫黄が採掘され、それを運搬する馬が
怪我をした時など、この地で癒したことに由来するそうです。







草ぶき小屋の温泉宿から始まり、
今では全55室の立派な温泉旅館です。







それでもここから見える風景は、あまり違わないかもしれません。
2004年、この近くにあった同じく一軒宿の
いとう温泉の湖畔の湯に浸かったことがありますが、
当時の写真を見ても変化がないようです。

いとう温泉は季節限定の宿ではあるのですが、
この時点で営業がされていなくて気になります。
仲居さんに聞いて見ると経営者が変わり、
営業しているのをまだ見ていないとか。

秘湯の宿もいいなと思うきっかけとなったいとう温泉、
次は丸駒温泉と場所は確認していた11年前、
懐かしい場所に戻ってきたという喜びもありました。







客室は、支笏湖に面した10畳の和室。
シンプルな造りは、やはり秘湯という感じでしょうか。

こちらは、身体の芯までじんわりとあたたまる濁りの湯、
泉質は、塩化物泉で、入浴後、肌に付いた塩分が
汗の蒸発を防ぐために保温効果は抜群。
お湯で勝負の宿なのです。

北海道千歳市支笏湖幌美内7番地

2015.5.1
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