まるみのあっちこっち巡り

ー32,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

インディラ・ガンジー国際空港

2014-07-01 14:36:41 | 2014インド世界遺産紀行



「インド世界遺産紀行」の旅を終え、
インディラ・ガンジー国際空港へ向かいます。







ガイドさんの空港建物内への入場は禁止されているので、
バスを降りた所で別れることになりました。

日本で仕事もされた経験をお持ちの日本語の堪能な方でした。
ツアー客全員を名前で呼ぶ現地ガイドさんは初めてです。
本当に思い出深い旅ができました。







インドゾウの親子。
カンボジアでは象に乗りましたが、
視線が高くなってコワイけれど楽しかった思い出があります。

インドでインド象にも乗りたかったような・・・。







デリーを発つ前に空港内で食事をします。
カフェでは物足りないし・・・







ツアーの方と一緒に入ったお店です。







色が違うと思いましたが、こんなに香辛料の入った
ミネストローネがあることに驚きました。







パスタは、好みの味に近いものでした。
パンがついてくるのは、想定外。







インドでビーフサンドを食べてしまいました。
しっかり牛肉の味がしています。
素材の味がわからくなっているスープとは違いました。
マクドナルドさえ牛肉を使ったメニューがないそうです。

これに2人分のドリンクで1219ルピー(2099円)でした。







深夜便の利用なので、空港内も静かです。

成田を夕方発ち、3連休を利用して世界遺産を満喫。
深夜便を利用するので、成田には12時50分に到着します。

ビザを取得しなければなりませんし、
40度を超える季節もあり、
気軽に行ける海外旅行先でもないのですが、
何が飛び出すかわからないインドは興味深い国でした。

できれば訪れていただきたい国の一つです。







「綺麗な家の中に、親子の会話、夫婦のいたわりあい、
微笑みがないとしたら、インドの小屋の中で、
仲睦まじく暮らす家族のほうが豊かです」

来日時のマザー・テレサの言葉です。

何も買わなかったのに物売りの少女が、
大きな目をキラキラさせながら微笑んで
大きく手を振って、私達のバスを見送ってくれたました。
写真としては残していませんが、
写真のようにまるみの脳裏に焼きつきました。

上澄み部分だけを見たに過ぎないインドの旅でしたが、
本当に行って良かったと思っています。







1時25分発、全日空918便にて帰国の途へ。
最初に配られたのがこちらです。
とても食べられません。







次の食事はこちらです。
わさびを利かせた蕎麦がありがたいものでしたが、
空港で食べ過ぎたので、食が進みませんでした。
(インドの料理は油脂分が多く、お腹のもちがいいようです)

飛行時間は約7時間55分で成田へ無事到着。

インド滞在時間は短いのに伝えたいことが多く、
長い旅行記になってしまいましたが、
おつきあいくださいましてありがとうございました。

インド・デリー

2014.3.23~24
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世界遺産 レッドフォート

2014-06-30 14:23:47 | 2014インド世界遺産紀行


赤砂岩の城壁に囲まれた広大な城は、
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが
1638年から約10年の歳月をかけて完成したものです。







周囲約2kmの不規則な八角形を形成しています。
近年までは軍の施設として使用され、
今でも軍隊が警備を行っています。







こちらで記念写真だけを撮り、入場はしませんでした。







毎年8月15日のインド独立記念日には、
首相がここで演説を行うのが慣例だそうです。







インド人のランドマークインド門
第一次世界大戦の戦死者を弔うモニュメント。
パリの凱旋門を模した門の壁には、
約9万人の兵士の名が刻まれ、永遠の炎が灯されています。







車内で注文していたお土産の紅茶やお菓子を
店で受け取り、空港へ向かいます。

インド・デリー

2014.3.23
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不思議で面白いインドを楽しむ その5

2014-06-29 11:39:00 | 2014インド世界遺産紀行


今まで見かけなかった服装の子どもが木登りにチャレンジ。







この大木ですからキビシイ!
女の子はすぐに諦めたようです。







着こなしが難しいお洋服を着こなしていると思いませんか?







あっ、木登りをやめてしまったようですね。

世界で一番子どもの数が多いインドでは、
世界でも一定の評価を得ている大学がある一方で、
学校に通えない子どもや中退してしまう子どもがたくさんいます。

特に農村部では、子どもも大事な働き手で、
識字率も低くなっているようです。







デリー市内、路上の床屋さん
身だしなみはきちんとしないとね。







車にはこうしたお守りをつけている車がほとんどです。







後部にもお守り、逆走する車もあるわけですから
守ってもらうものが必要となるわけでしょう。







渋滞でもしていればこのように物売りもやって来ます。

理数系の科目に強く、英語も堪能な人が多いインド、
恐るべしと思っていましたが、
国民の生活水準がアップすれば、それはもう恐怖です。

インド・デリー

2014.3.23
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世界遺産 クトゥブ・ミーナールと複合建築群

2014-06-25 10:28:03 | 2014インド世界遺産紀行


盛衰の歴史をたどってきた首都デリーには、
数多くの遺跡が点在します。

その中でも、世界遺産に登録されたデリーの
3大スポットは見逃せません。







サウスデリーに広がるインド最古のイスラム建築群、
クトゥブ・ミーナールは、インド独自の建築スタイルが
生まれた記念すべき遺跡群となっているのです。







クトゥブ・ミーナールは、1199年にのちに奴隷王朝の
君主となるトルコ系軍人クトゥブッディーン・アイバクが、
北インドの征服を記念して造られたといわれています。







初めに塔とモスクが建設され、その後の歴代皇帝により
増築が繰り返され、現在の姿になりました。







純度100%に近い鉄柱は、4世紀に建てられてから
ほとんど錆びていないという注目すべき点も。







尖塔の高さは72.5m、インド最大の石造り建造物、
内部に379段の螺旋階段があるようです。







聖句がアラビア文字で刻まれたコーランのレリーフ、
円柱と角柱を組み合わせて異なる柱のデザイン、
各階それぞれ違う彫刻や装飾を施しています。







「勝利の塔」とも呼ばれています。







ヒンドゥー教寺院などを破壊して集めた建材も用いたり、
残骸を再利用したインド・イスラム建築。

ヒンドゥー教徒の多いインドでは、
不愉快に思われる方も多いかもしれません。

インド・デリー

2014.3.23
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タージ・マハルの見本!?世界遺産 フマユーン廟

2014-06-21 00:15:06 | 2014インド世界遺産紀行


16~19世紀半ば、北インドを支配した
ムガール帝国の第2代皇帝フマユーンの死後、
皇帝を偲び、ペルシア出身のハージー・ベーガム妃が
ヤムナー川のほとりに建てた霊廟です。







廟への入り口となる西門です。







幾何学的な庭園の中に浮かび上がるように建てられた
フマユーン廟は、赤砂岩と白大理石が
コントラストを織り成す、ムガル建築の代表作です。







玉ねぎ型のドーム屋根が特徴です。







ドームの下に皇帝の棺があり墓碑の役割をしています。
皇帝の他、王妃などおよそ150人が埋葬されています。







寸分の狂いもない左右対称の安定感、
シンメトリーの美しさに驚きです。







「アンコール遺跡にように急な階段なので気をつけて」
ガイドさんが助言してくれましたが、
アンコールよりずっとラクにあがれますよ。
(アンコールも記事にしたいのですが…







チャール・バーグは「四分庭園」、
10ha以上の広大な庭園が4つの正方形区画に
さらに分けられています。







ペルシア人の設計により、9年の歳月をかけて、
1565年に完成したインド初の廟建築。







インドとペルシア建築の見事な融合を示し、
タージ・マハルの見本ともなった皇帝の霊廟です。







アラブ・サラーイ
建物は朽ちていますが、門が残っています。
イスラム聖職者をもてなす場所、フユマーン廟を
造る職人達が暮らしていた場所だったなど諸説ありです。

インド・デリー

2014.3.23
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不思議で面白いインドを楽しむ その4

2014-06-18 16:06:37 | 2014インド世界遺産紀行


しがみつくような大木を保護している







なかなかカッコイイ自転車じゃない。
でも、そのハンドルで運転しにくくないのかしら?







二人乗りできるような自転車じゃないじゃない?

えっ、余計なお節介







街に不思議と溶け込むオートリクシャー。







団体でいるとちょっとコワイ







この旅の後に行われたインドの総選挙で圧勝し、
新首相となったナレンドラ・モディ氏。
有権者8億人の多くが投票したことになるそうです。

敬虔なヒンズー教徒、神聖な牛を保護し、目の手術も含めて
獣医学的ケアを牛に提供すると公約しています。

カースト制度では比較的下位の出身です。
インドのサッチャーとも言われ、
勤勉で禁酒主義を貫き、エネルギッシュだが、几帳面な方とか。
当面は経済重視だそうですが、どうなりますか。

しばらく、インドへの興味と関心がつきないまるみです。

インド・デリー

2014.3.23
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Wavesでタンドリーチキンのランチ(デリー)

2014-06-17 15:19:02 | 2014インド世界遺産紀行


デリーに到着後はランチタイム。
待ち遠しいということはないのですが…







ランチタイムしては遅かったようですが、
ツアーではよく利用されるレストランのようです。







ガス入りのミネラルウォーターをオーダー。
随分と使い込まれた瓶のようですね。







インド料理店の定番料理の一つタンドリーチキン。
ヨーグルト、塩、コショウ、ウコンなどの香辛料などに
鶏肉を漬け込み香ばしく焼きあげるもので、
まるみにも作れるものです。

ウン、この味は何?

香辛料の割合が絶妙で味付けがとても美味しいです。
鶏肉そのものは良いものではなさそうですが、
味付けで十分カバーしています。
今回の旅では、一番のヒット作となりました。







どれが美味しかったかしら?







皆で取り分けるのですが、ライスは不人気で、
大量に残されてしまいました。

インドでは1日1食しか食べることができない人が
国民の3分の1(4億人)もいるというのに。







ナンのほうが人気でした。







デザートはアイスクリーム。







食後にコーヒー。
(インドでは、やはり紅茶がオススメ)

インド・デリー

2014.3.23
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アグラからデリーへの道中で目にした光景 2

2014-06-16 22:41:35 | 2014インド世界遺産紀行


私達を乗せたバスが渋滞に巻き込まれました。
この時は、まだノロノロと走っていたのですが、
すぐに全く動かなくなりました。

住民たちが抗議のデモ活動をしていたからです。
よくあることらしくガイドさんもドライバーさんも
落ち着いた様子で、終わるのを待っていました。

この日も観光はたっぷりとありますし、
ちょっと焦る気持ちがありました。







デモ活動を終えて戻ってくるこの人々の笑顔。
私達が乗っているバスにも笑顔を向けています。







「ヤッタゼ!!」喜びを表現してくれる彼らに
良かった良かったと思うまるみでした。

こんなに大勢の人々が喜び、胸を張って歩いている姿を
見るのは初めてのような気がします。







目を輝かせ、その貧困から立ち上がろうとするパワー、
自分の目で見てきたことは、有意義なことだったと思います。







心から喜んでいるというのが伝わり、うれしくなります。
自分達の主張が通ったことで、こんなにも喜んでいる
素晴らしいことですし、実際に実現して欲しいです。







住民の要求は水の問題でした。
デモ活動の最中に議員さんが来て、話し合いをし、
「よし、わかった」と、なったようです。







アジア各国でも安心して利用できる水への需要が高まっています。
東南アジアの家庭の水道普及率は平均で3割。
インドはそれより低く2割ほどです。
(アジア開発銀行の調べ)

日本は企業や水道局などが世界最高水準のノウハウを持つので、
インドでも役立つといいなと思います。







デモ活動が終わったので、バスも動きました。
何しろカーテンができないのですから
車内でも帽子を被って紫外線を避けなければなりません。
(2012年にバスの中で起きたインド集団強姦事件がきっかけ)







新しい高速道路を利用してデリーへと急ぎます。
こちらの料金は高いらしく、車も少ないです。







途中、サービスエリアのようなところで休憩。
ここを利用するのは、インドでも裕福な人々や外国人。







デリー市内に入りました。
インド人も写真好きらしいけれど、
こうして手を振ってくれるのはうれしいです。

インド アグラ~デリー

2014.3.23
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アグラからデリーへの道中で目にした光景 1

2014-06-13 13:38:43 | 2014インド世界遺産紀行


8時にアグラのホテルを出発し、首都デリーを目指します。
その行程は、約203kmあります。







大きな川の中洲で暮らす人々もいるようです。







大富豪もいる一方で、こうした小屋で暮らす人々も。

テントやドラム缶の色にも注目して下さい。
これも色彩の国インドを表しているように思います。







神聖な牛は保護されていますが、豚は…。

そうそう、4月の日経に日立造船が
「インドでごみ発電受注」の記事を目にしました。
ごみを燃やして発電できるため、
電力不足解消にもつながり、10万世帯分を供給するとか。

中国とのビジネスよりインドとのビジネスのほうが
困難をきわめている中で良いニュースだと思いました。







大気汚染などの公害も心配です。

世界遺産タージ・マハルの周辺では、
白亜の大理石など大事な遺産が汚れないように
火力発電が行えず、慢性的に電力不足とか。

抱えている課題も多い国なのです。

インド

2014.3.23
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ジェイピー・パレスホテル(アグラ)食事

2014-06-09 15:03:24 | 2014インド世界遺産紀行


ディナーは、ホテル内のブッフェレストランです。

今までのホテルより種類が豊富で、
美味しそうな料理が並べられていたようなのですが、
体調が思わしくなく立っているのもやっとでした。







いわゆるカレーと温野菜とスープをいただき、
薬を飲んで、早々と就寝、というかダウンしました。







まるみにも朝日の写真が撮れるとは…

朝は6時に起床、6時半には朝食、7時10分に出発。
朝からこんな多忙なスケジュールについていくのがやっとでした。
この日は出発も8時と若干の余裕が生まれました。







ディナーと同じレストランでの朝食ブッフェ。







お粥にホッとします。







焼いていただいたオムレツです。
黄色くてフワッとしたオムレツが恋しい

美味しい料理がたくさんあるはずですが、
デリケートな胃腸のまるみにはキビシイです。

インドのツアーでは、デイナーもホテルになるので、
ホテルを選ぶのは重要なポイントの一つにもなるようです。

インド・アグラ

2014.3.22、23
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ジェイピー・パレスホテル(アグラ)

2014-06-07 12:42:21 | 2014インド世界遺産紀行


やっとガイドブックにも紹介されるような
ホテルへの宿泊となりました。







トリップアドバイザーのランキングでも
アグラで106位中8位、期待が持てそうな感じです。
(ちなみに他のホテルは中位でした)







鉄道駅アーグラフォートから約6kmと遠いですが、
タージ・マハルには車で5分程の距離です。







市内最大級のホテルは敷地も広く、緑も多く、
外界とは隔離されている感じです。







調度品やみやげものも揃っているようです。







レジャー施設も揃っています。







スパ・テニスコート、24時間営業のカフェ、
設備も充実し、ゆっくり滞在するのに良さそうな印象でした。







広い敷地に3階建ての建物がゆったりと並んでいて、
総客室は341室、団体客も多いようですが、
静かに過ごすことができます。







客室は清潔、落ち着いた雰囲気で、
ひととおりの備品が揃っています。
ゆっくり休むことができました。

インド・アグラ

2014.3.22
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世界遺産 アグラ城 後編

2014-06-06 01:12:17 | 2014インド世界遺産紀行


ムガール帝国第五代皇帝シャー・ジャハーンが、
最愛の妻の死を悼んで造らせたのがタージ・マハル。

国家が傾きかけたと言うほどの建築費を使い、
実の息子に皇帝の座を追われ、このアグラ城に幽閉され、
日夜タージ・マハルを眺めて暮らしたそうです。







幽閉され、晩年の7年間を過ごした場所が、
ムサンマン・ブルジ「囚われの塔」です。







シャー・ジャハーンは、ヤムナー川の対岸に、
黒大理石で自らの霊廟を建設し、タージとの間に
橋を渡し皇妃と永遠に結ばれることを夢見ていたとか。







幽閉されていたと言っても屋内噴水、
象嵌細工など優雅な内装となっています。







八角形の塔からはヤムナー川を一望できます。







もっとゆっくりこの風景を楽しみたかったのですが、
このサルが凶暴で、怖くて逃げました。
警備員も手を焼いているようです。







ムガール帝国でただ一人「大帝」と呼ばれた
第三代皇帝アクバルが息子のために造った
ジャハーンギール宮殿です。







宮殿前に巨大な浴槽、シャハンギールが
バラの花びらを浮かべて楽しんだとか。







18世紀初頭までに、城壁の内側に宮殿、モスク、
バザール、居住区などを備えた城塞を築き上げたアグラ城。

敷地内の80%は軍用施設で立ち入りが禁止。
一般に開放されているのは南側のエリアのみですが、
見応えは十分な重要建築物が密集しています。







アグラ城には2つのメインゲートがあり、
観光客が入れるのが南側のアマル・シン門です。
その奥に堅固な城壁のアクバリー門があり、
外堀と合わせて強固な防壁となっているようでした。

インド・アグラ

2014.3.22
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世界遺産 アグラ城 前編

2014-06-04 11:57:25 | 2014インド世界遺産紀行


ムガール帝国第3代皇帝アクバルが
1565~1573年に建設したムガール様式の城塞です。







第4代~第5代皇帝時代に補強、
第6代皇帝によって城壁が建設され、
防衛性へを高めた砦へと改造されました。







芝生の豊かな中庭です。







インド全土を支配したムガール帝国全盛期、
その繁栄のシンボルとなるアグラ城です。







皇帝が市民の訴えを聞き、裁きを下した巨大な謁見室。
白大理石の間の壁には、宝石がはめ込まれていたそうです。

重厚は3廊式の列柱が豪華です。
花弁式の9連のアーチの高さは9m。
奥の皇帝の玉座は、外から見えないように設計されています。







皇帝一家の寝殿も総大理石。
両側にあるのが子ども達の寝室。
当時、天井に広がる象嵌細工は金箔で彩られていたとか。







宮殿前には個性的な形の庭園が広がっています。







こちらで愛を語り合うのは皇帝だけではないようです

インド・アグラ

2014.3.22
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世界遺産 タージ・マハル 後編

2014-05-31 01:12:20 | 2014インド世界遺産紀行


青空に映える白亜の巨大建造物が
やっとその全容を明らかにしました。

幾何学的美しさでイスラム建築最高の傑作は、
世界で最も美しいと言われる霊廟です。







ムガール帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、
最愛の妻の死そ悼んで建設したのは有名な話です。

22年もの歳月とウズベキスタンやヨーロッパからも
招いた2万人以上の職人を費やし、
1653年に完成しました。







二重構造でひときわ高くした巨大ドーム。
白大理石は西インドのマクラーナーで採掘。







タージマ・ハルは横300m、
縦580mの広大な敷地に95m四方の基壇、
その中央に57m四方、高さは約67mの廟堂、
左右対称の総大理石造りです。







イスラム様式のドームを囲む4本のミナレット、
壁面に施したインド伝統工芸の象嵌細工。
想像以上に美しく壮大なものでした。







廟内部に入ります。
高い入場料を支払う外国人は、この列には並ばないで
良いのですが、内部は混雑しています。
内部の写真撮影は禁止です。







内部にはシャー・ジャハーンと妻ムムターズ・マハルの
石棺のレプリカが並んでいます。(本物は地下に安置)







ヤムナー川を背に佇んでいるタージ・マハル。
原則として土足厳禁、靴カバーをすればOKで、
入場料に含まれています。







規則的に水路や通路で均等に4分割された
四分庭園は、ムガル帝国時代の
霊廟建築によく見られるそうです。







霊廟に向かって左がモスク、右が迎賓館。
砂岩の赤茶色が対になってタージの美しさを
引き立たせるような構成になっています。







満月の夜に月光に照らし出されて
青白く浮かび上がる幻想的な美しさを見てみたいものです。

現代のお金に換算すると約20兆円とも言われる建設費、
国家財政を逼迫させ、のちに実の息子に幽閉されてしまう皇帝。
ムガル帝国滅亡の遠因ともなったのです。

インド・アグラ

2014.3.22
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世界遺産 タージ・マハル 前編

2014-05-30 13:27:04 | 2014インド世界遺産紀行


バスを降りて、公営の無料送迎カートに乗り換えます。







タージ周辺の一般車両進入禁止区間と、
東門~チケット売り場までは距離があるので、
これを利用すると便利です。







入場時には手荷物検査、ボディチェックがあります。
大きい荷物や電池など持ち込めないものがあるので注意。







こちらが入場券です。
インド人の入場料より高いそうです。







メインゲート

すぐに白亜の建造物が見られるわけではないのでした。







南門が正門、前庭、そして、メインゲート。
あまりに巨大なゲートに驚きました。







刻まれたコーラン、イスラム様式がうかがえます。

数多い世界遺産の中でも絶対に行ってみたい、
これを見るためにインドへ来たという「タージ・マハル」
世界で最も美しい霊廟はまだまだ先にあるのでした。

インド・アグラ

2014.3.22
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