昨日の13時にっぽん丸は横浜港を出港、伊豆諸島を航行、
翌日の日没時間となって小笠原諸島近海へ。
やっと島が確認できるようになりました。
雲だか煙だがわからないようなものが…

小笠原諸島の無人島である西之島。
ニュースでも何度となく流れたので、
記憶に新しいものかと思います。

望遠レンズを使用しないとこんな感じです。

古い地図を見ても西之島を確認できると思いますが、
その面積は拡大を続けていたのです。
かつての西之島は、南北650メートル、
東西200メートルの細長い島、
面積0.07平方キロメートルでした。

1973年に「有史以来初めて噴火し、
大量の溶岩流や噴出物が海面上まで堆積して
西之島付近に新しい陸地を形成し、
「西之島新島」と名づけられたのです。

2013年に40年ぶりに噴火し、
この日も終息はしていませんでした。
もちろん間近では見ることはできませんが、
双眼鏡をお借りしたり、望遠レンズを覗いたりして
流れてる溶岩に驚愕しました。

昨年のニューイヤークルーズでも噴火はしていて、
もっと接近して見ることができたそうですが…。

現在も海上保安庁は周辺の海域を航行する船に引き続き、
注意するよう呼びかけているようです。

1974年に新島と旧島とが接続したことが確認されていましたが、
溶岩の噴出や堆積が進んで元の西之島と一体化したようです。

井戸水もないので、人が生活をした記録はなく、
動植物の生存もしていませんが、
小笠原村に影響を与えるのか、懸念されることも多く、
今だに噴火を続けている西之島に目が離せません。
2014.12.28