まるみのあっちこっち巡り

ー32,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

映画 わたしはロランス

2013-10-23 14:38:01 | 映画(劇場鑑賞)
モントリオール在住の国語教師ロランス、
教材はプルーストの「失われた時を求めて」のようです。
これもカミングアウトの要因となったのかも

「これまでの自分は偽りだった。女になりたい」
一緒に暮らす恋人のフレッドに打ち明けたロランス。
その片鱗をどこかで見せていたのかもしれませんが、
激しく非難するのも当然、簡単に了解できることではありません。

時は1980年代後半、ゲイ・コミュニティに対する偏見はあり、
女装してからは教職も追われ、社会の中で拒否反応を示されることに。
それでも、愛するがゆえに周囲の反対もありながら
最大の理解者になろうとのフレッドの決意したのですが…。

別れてもお互いがスペシャルな気持は変わっていないのに。

男に生まれたから女を愛するのか、女に生まれたから男を愛するのか、
そんな考えたこともないことを考えさせられてしまいました。

色鮮やかな映像美に酔いしれ、哀しいけれど不幸ではない、
「自分は自分」を貫き通す潔さと前向きさが感じられ、
むしろ幸福感のある映画に仕上がっているのです。

ロランスの母親は、息子にカミングアウトされても
「子どもの頃から女装する好きだったわね」と驚きもしないし、
息子が尋常ではない様子で会いたいと電話をかけてきても
今日はムリだと突き放すのですが、
良き理解者であることに違いはなく、カッコイイ母親なのです。

若干24歳にして、制作した3作品が全てカンヌ国際映画祭に出品され、
世界が驚愕しているというドラン監督の才能を見せつけられたようです。
イケメンでこの才能、ゲイに対する興味がつきないまるみです。

監督:グザヴィエ・ドラン(出演シーンあり)
出演:メルヴィル・ブボー、スザンヌ・クレマン、ナタリー・パイ
2012年/168分/カナダ=フランス

新宿シネマカリテ

2013.10.20
コメント (2)

来年は伊原新監督で優勝!!

2013-10-23 01:10:27 | 埼玉西武ライオンズ
伊原新監督就任記者会見が報道されました。
前に就任したのは、2002年~2003年、
その時の記憶は薄れているので、
当時のスクラップブックを引っ張り出してみました。

球場観戦した日は、新聞の切り抜きをしていたのです。
これを眺めていますと記憶も蘇ってきます。

監督に就任した2002年は、当たり前のことを当たり前に
そつなくこなしたライオンズが
2位のダイエーに圧倒的な差をつけ優勝。

観戦した9月18日には、日本ハムに5対2で勝利、
マジック1になったものの本拠地での優勝は果たせませんでした。

新聞には、「憎らしいまでにそつのない伊原野球を見せつける」とあります。
この時点で負けは41、「10は勝てた試合」とも言っています。

「伊原さんのやりたいことを全員が分かってんだなあ」
痛感するとあるロッテの選手も語っていると書いてあります。

うん、うん、そうだったと頷きながら思い出しています。

今、同じことができるかどうかは疑問ですが、
来年度のコーチングスタッフも発表、
新生ライオンズに期待です。
コメント (2)