まるみのあっちこっち巡り

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映画 おしん

2013-10-21 00:37:56 | 映画(劇場鑑賞)
ドラマが放送されたのは1983年、大ブームとなったのは30年前。
当時、おしん世代は80代で健在でした。
日本が貧しかった時代の記憶は、薄れてしまっています。

ドラマが放送されていた時は、関心もなかったので、
ストーリーは何となく知ってはいましたが、詳細は知りませんでした。

厳冬期の山形県でのオールロケーションが敢行され、
主役のおしんを演じる濱田ここねちゃんには親元を離れ、
合宿させたというその成果も十分に発揮された
顔だけではなく、身体全体で語る演技に涙が止まりませんでした。

美しいが厳しい大自然を舞台に、数々の困難にぶつかりながらも
家族を思い、ひたむきに、けれど頼もしく成長していくおしん。
こども時代からずっと働きづめであった女性。

女性が働くのは、親のため、夫のため、こどものためで、
決して自分のためではなかった時代は、
そんなに昔のことではないのだと改めて思いました。
(この時代の女性には顔向けできないまるみです)

世界64カ国で放送されたというテレビドラマ、
映画のほうは何カ国で上映されるのでしょうか?

おしんも脇役も素晴らしいのですが、父親役がちょっと…。
7歳の女の子を奉公に出さなければならない貧しさが感じられません。
炭焼きもするのに手がキレイ過ぎます。(母親もそうですが)
ロケーションにもこだわっているのに残念です。

T・ジョイ大泉

2013.10.15
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