あすきなまこブログ

七宝焼を焼いています。

王立宇宙軍

2008-06-30 00:27:50 | Weblog
NHKハイビジョンでやってたから、久しぶりに観ました…。
実は、観るの5、6回目かなあ。20代のころ、何度も観たのです…。

ロケット発射される時のぱらぱらとかけらが落ちていくシーンは、全部、庵野さんの手描きだとか、シロツグがついたての向こうのリイクニを襲っちゃうシーンは、江川達也が動画を描いたとか…いろいろ裏話を聞いちゃってたのですが…。

なんか、じさまたちに以前より感情移入しているわたし…。歳食ったせいね!
でも、あのじさまたち、若い頃からずーっとがんばってたんだろうなあって思ったのです。

シロツグが、宇宙船に乗り込む前に、シャワーを浴びて、鏡の前で髪の毛を整えるシーンで「あそこがかっこいいんだよね。」「うん、かっこいい。」

…打ち上げの頃には、やっぱり黙っちゃった…。黙って、じっと観ました。

沁み入りました…。
これ、観たときはいつもなんだけど、久々に、やっぱり打ちのめされましたわ。
なんなんだろうなあ、この、奇跡のような完成度は…。
岡田斗司夫さんが、アレが創れたから、もう死んでもいいって言われるの、よくわかるなあ…。

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正義超人アブノ

2008-06-29 20:17:17 | Weblog
また、昔のミクシィ日記から再録です。お気に入りの同人作品の紹介です。
ちょっとオトナのお話なので、ちびっこは回れ右だ。


○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○


…多分、わたしがここで語っておかないと、同人誌の海原のはるかかなたにイってしまうと思うので、書きとめておきます。

「正義超人アブノ」は、蛇香宝魚(じゃこうたかお)さんの作品で、阿素湖KK発行の「異性人」という性とSFがテーマの同人誌に掲載された作品です。20年近く前の作品だと思います。真面目な風紀委員の美少女が、トレンチコートで下は素っ裸の露出魔の変態のおっさんに変身して、愛と平和のために悪と戦うのです。必殺技は、「はっ、あの手つきは、円月殺法…!」「いや、円月オナニーだ!」「ぎゃー。」(逃げ惑うわるものたち)
この変身能力を与えてくれたのは神様なのですが、彼女が「どうしてこんな恥ずかしい姿になって戦わなきゃいけないの?」とたずねると、世を偲ぶ仮の姿で喫茶店のマスターをしている神様は「わたしは、人間の身体を創ったとき、美しいと思ったぞ。」とおっしゃいます。そして、喫茶店の壁に貼られている色紙には「ガンジーさん江 長谷川町子」とサインされています。眼鏡をかけた髪の毛のない波平さんのような絵が描かれています。

あと、もうひとつ好きなシーンは、不良にからまれている下級生の女の子を正義超人アブノが助けた後、「触ってごらん。」と自分の股間を差し出します。触って「あ、温かいわ。」という女の子。「そうです。それが人の心です。」と言って去っていくアブノ…。

…すごい名作だと思うんだけど、蛇香さんご自身が、この作品を描かれたことを恥じらっていらっしゃるようで、だからHPで読めるようにとかはして下さらないだろうなあ…。(涙)
他には、彼は「恋は白菜」とか、恋するヘビ少女の話とか描いていらっしゃいました。今はどうしていらっしゃるのかしら。お元気かしら…。でも、ここにこんなレビュー書いちゃってるのバレたら恥ずかしい…。でも!すごい、ギャグがキレてていいんですう。それでいて、お人柄を彷彿とさせるような誠実な感じの作品なんです。
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わたしはいない、ここにいない

2008-06-29 15:14:29 | Weblog
いや、うちで飼ってる臆病うずらのことなんですけどね。
ほんとーにいつまでたっても慣れなくて、今日もかごの掃除の時、上側のかご部分だけ取り外して、新聞紙の上に置き、その中にうずら二匹手づかみで投入して、そうじの間、待たせておいたのですが、かごのすみっこの方に二匹とも寄って、体を小さくしているのです。

「わたしはいない、ここにいない…っていう感じだね。」と、にどまり。
「ほんとにねえ…。現代日本の若者なんて、『わたしはここにいるよ。だれかわたしの声を聞いて。』なんて思っているひと、いっぱいいるのにねえ。」…などと思いを馳せてしまいました。

いつか、庭に逃がしてしまった時、土のところにうずくまっていると、ほんとーに見つかりにくいっていう感じでしたよ。身を隠して生き延びる命なんだよね。
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三島由紀夫レター教室

2008-06-28 15:45:23 | Weblog
ちょっと所用で出かけた帰りに、近くのアンティーク雑貨屋さん兼カフェにエスケープ。
ここは、「悲しみよこんにちは」に出会ったところなんで、今日も少し期待しつつ。
アイスコーヒーを頼み、2階のカフェに上がる。小さな、木で出来た本棚をあさる。

今日は「三島由紀夫レター教室」を見つけました。いや、別に三島せんせいのこと信用してないですけど。もちろん、腐女子ハートで「午後の曳航」やら「仮面の告白」は若い頃、愛読しておりましたが…。(笑)

本の内容は、架空の人物を何人か設定して、その間にやりとりされる手紙のみで作られた小説世界っていう感じでした。ほとんど飛ばした…。

以下、「作者から読者への手紙」のところより引用。
自分への戒めのために。

「手紙の受け取り人が、受け取った手紙を重要視する理由は、
一、大金
二、名誉
三、性欲
四、感情
以外には、一つもないと考えてよろしい。~中略
打算でない手紙で、人の心をうつものは、すべて四に入ります。

~中略
世の中の人間は、みんな自分勝手の目的へ向かって邁進しており、
他人に関心を持つのはよほど例外的だ、とわかったときに、
はじめてあなたの書く手紙にはいきいきとした力がそなわり、
人の心をゆすぶる手紙が書けるようになるのです。」


…にゃんかねえ、とちゅう女性読者のファンレターとか引用してあって、三島せんせいは、全然その読者に興味を持てなかった…この読者は、わたしに関心を持たせる事に失敗した…なんて書いてあって、そりゃ、あんたが××のせいなんじゃないかしら…なんて思ったんですけど…。そんで、あーあ、あんたの本を金出して買って読んでくれて、ファンレターまでくれる読者さんのことをそんな風に思っちゃいけないんでないの…と、カフェのクーラーも良くきいていたせいか、ちと寒々しいキモチになっちゃったんですが、まあ、それにしても、書くものへの戒めとしては、心に留めておくべきだと思ったのでメモしておくのでした。
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画学生とモデル

2008-06-27 08:47:40 | Weblog
もう、昨年の夏のことだが、M美ちゃんと盛り上がった、学生時代の思い出話をメモしておく。

大学の同級生のTくんが、下級生の女の子をモデルにして油絵を描きはじめた。描きすすめていくが、顔がどうしても描けないらしく、そこばかり何度も塗りつぶしては描きなおし…を繰り返していたらしい。
そこへF教授(わたしの自画像の陰毛が濃過ぎると指摘したナイスな先生)がやってきて「君は彼女に惚れているのか?」と聞いたそうだ。Tくんは「…それが、わからないんです。」と答えた。確かに、下級生の女の子はTくんをとても慕っている事が傍目にもわかったが、つきあっているのかどうなのか…というと微妙な線だったようだ。
「惚れてないから、顔が描けないんだよ。」F教授はそう言って去っていったらしい。傍でそのやりとりを聞いていたM美ちゃんは「F先生かっこええ~~。」と思ったそうだ。

「でも、F先生ってモデルをしあっている学生のこと、みんなカップルだと思っていたフシがあったよね。ちょっと古風だ…。」とわたし。「いや、でも、実際そうだったところも多いし。教授の中にもモデルしてくれてた同級生と結婚した人とかいたし…。」
「でもさあ、あたしたちが、男の子にモデルになって描かせてもらうときって、別にそんなんじゃなかったよね。」「うんうん、それはそう。もっとモノとして捉えてた。わたしが東京でデッサン教室に通っていたとき(M美ちゃんは受験勉強の時、東京の予備校に行っていたのだ)男性モデルさんが全部脱いでも、別になんとも思わなかったもんね。」
「モノだよねー。」「モノだ。」

つまり、むしろ女より男の方が、絵を描く時に情念を必要とするのかも…という意外な結論に達する。「…デリケートな男の子多かったよね。みんなデリケート。」とM美ちゃん。

「わたしは、絵描きの男に惚れたことはないなあ。あと、描きたい男と、かわいがりたい男は違う。」とM美ちゃん。彼女は肉感的な男もすいすい描くひとである。
「あ、わたしは、そこは割と一致してるかな。好きな人のことは描きたい。
はっ!でも、わたし、まんがを描いている男にしか惚れた事がない…。」
「なまちゃんはそうだよね。」バレバレでんがな。


○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

去年の夏に、当時やってたミクシィで日記に書いたものを転載しました。
この、あすきなまこブログも、だんだんタガが外れてきたので、昔、密室で書いたちょいエロ文章も、少しずつ載せていきたく思います。よろしくおねがいします。

ところで今度、F先生の個展に行くんだー。
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性欲スイッチ

2008-06-26 15:11:32 | Weblog
地蔵まんがを描きながら、なまりんは、ずっと性欲スイッチのことを考えていた。

つーわけで、食卓でにどまりくんに聞いてみた。

「ところでにどまり、あなたの若いときの性欲スイッチのことを教えて。」

にどまりは、ピタゴラスイッチのメロディで「♪せいよくスイッチ」と歌いながら

「性欲スイッチ
あ…あしたはヤるぞ
い…いまヤりたい
う…うっ、しまった 自分で抜いちゃった
え…えーんえーん
お…おとこってしょうがねえなぁ」

激しくメモをとるわたし。
「ちょ、ちょっとそれ発表しちゃダメよ。」
「ダメなの?」
わたしが食い下がるので「いいよ…。」とあきらめてくれたので載せます。
えーと、ハイティーンから20代くらいかなあ…とのことです。
おとうさんスイッチならぬ、おにいさんスイッチね! 

(はっ、「ピタゴラスイッチ」絡みの検索でここにたどり着いちゃったおこちゃまは、今見たことは忘れるように。)
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デジカメ持って

2008-06-25 20:49:22 | Weblog
背景が描けないので、倉敷市民会館の裏のお地蔵さんのところまで、写真を取りに行きました。そんで、おうちですぐにプリントアウトしてもらって。なんか、イイ時代になったもんですなあ。昔、フィルム撮りだったころ、こんなに資料写真取れなかったもん。ものぐさだし、プリントするにも小金がいるし、あんまり使わなかったよなあ。

あ…亡くなったともだちが、まんがの背景用に倉敷美観地区に写真取りに来てた事、思い出しました…。
フィルムの頃です。新人さん4人の、夏の競作…みたいな企画のときで、本人は、競作なんていやだなあ…って言ってらしたのですが、軽々とアンケートで一位を取っていましたっけ。
…くすん。まくずちゃん、あたしさびしいよう。暑くなって来たよ。アイスティー、飲みにいきたいよう。
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苦悩と、痛みを

2008-06-25 12:04:15 | Weblog
弱いものいじめをするのはいけないんだけど、さっき宗教勧誘のおばさんを(いや、おばさんちゅーても、アタイと同じくらいの年齢だろうが。)インターホンごしに罵倒した。アドレナリンが出て、言っちゃうけど…ちょっといい感じ。
知らない人まで、脳汁出しに利用するか…。大丈夫か、なまりん。戦闘モードだな。
オレの縄張りに入ってきたからな。

って、その人が言うには「世の中では、ひどい殺人事件が起こっていますが、平和な世界の訪れについてどう思われますか。」
「ひどい殺人事件とは、具体的には?」
「家族4人を殺傷したり…」
「ああ、でもあれは病気でしょう?」
「秋葉原の連続殺傷事件とか。」
「あの犯人の孤独があなたにわかりますか?あなた方は、ああいう人たちの心にこそ、よりそうべきなのではありませんか?」(註:筆者は、もちろん、事件で亡くなられた無辜の方々のご冥福と、怪我をされた方の1日も早いご回復のことは、心より願っています。)
「もちろん、神はすべての人を救おうとしています。」
「で、あの男は救われなかったと。」
「いいえ、それはわかりません。」
それからしばらく、問答を続けたものの、…こいつ、全然わかってねえ、と思ったので
「お引き取りください。」と言った。
「ご意見を聞かせてくださってありがとうございました。」と言って去っていった。

「あなたはこうやって、勧誘することで救われているのですか?」とも聞いた。
「いいえ、それは違います。」だと。じゃあ、なんで回ってるんだよ。


傍で聞いていたにどまりが
「あなたは何をきっかけに、宗教に入ったのですか?って聞いてみたいよね。」って言った。そうだね、聞いてみたいけど、あんまり深入りして無料カウンセリングコーナーみたいになるのもヤダからね…。

やっぱ、わたしは、神に救われてない人間が好きみたいだな。
苦悩して、寄せる眉間の皺が、ひどく美しいと思ってしまうんだ。痛みを感じている魂が好きなんだ。
そして、わたしも、戦うよ。このちっぽけなのうみそと、常人よりは(かなり)重い体と、それから、この手で。
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赤ペン先生

2008-06-24 17:40:25 | Weblog
「愛と欲望」を読んだにどまりが「…あなたのブログが真っ赤になって返ってきます、って言いたいような内容だね。」と言いました。ぎゃふん。

「脳汁の栓が壊れているでしょう。」とも言われました。ぎゃふん。

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愛と欲望

2008-06-24 09:14:07 | Weblog
…昨日の夜から、愛と欲望について考えつづけている。
40歳にもなって、何を惑っているのか…わしは思春期か…と自己ツッコミ。

わかりやすく、例に挙げてもまあ問題ないであろう、にどまりで考えてみる。
もう、正直に書くけど、わたしはこの男を見る時、だいたいにおいて欲望を持って見つめている。つきあい初めの頃からそうだ。…避妊もろくにしなかった。ゴムを使ったことなど、数えるほどしかない。なんなんだろうなあ…。どうして、あんなに何も怖くなかったんだろうなあ…。…で、今もいっしょにいるわけで、なんも問題ないっちゃないんですけど。つーか、世界が終わってるつーか。欲望≒愛なんだろうから、別にもう悩まなくてもいいんだろうけど。

ストライクゾーンのことを考えてみる。ずっと若い頃、バイト先の上司といっしょに急な階段を昇っていた。わたしの目の前に彼の、ジーンズに包まれた尻が見えて、その腰が細くて、わたしは思わず「I井さん、腰細いですね。」って言っちゃった…。(にどまりにこの話をすると「それ、セクハラだから。」って言われました。)
まだ、自覚的な欲望とかなかったけれど、今思うと、わたしは、そそられていたんだ。
I井さんは、やさしいし、すてきな感じのひとでしたが。たしか、わたしと同じ名前の恋人がいたんだよね。

愛は感じるけど、欲望は感じないというパターンについて考えてみるか…。
えーと、昔もらった手紙から引用。「なまこさんのことは本当に好きです。けれど、それは人間としてであって、女性としてどうなのかはわかりません。」…ごふっ、吐血。
混乱したよなあ…。ある人に、つきあってください、ってこっちから言って、「1週間悩みました。」って言って彼から届いた手紙だ。いや、愛があったのかどうかなんて、わかんないんだけど。わたしを傷つけないように、言葉を選んでくれたのかもしれないけれど。


年老いたら、この欲望は消えるんだろうか。
その時、愛が残っていて、ああ、これが愛か…ってわかるんだろうか。
いや、肉体と心を分けたらダメだ。問題がややこしくなる。欲望が指先まで満ちている時は、愛が満ちている…っていうことにして、とりあえず愛するものを触ろう。
…が、愛するものはまだお部屋で眠っているので、わたしは悶々としながら、ブログを更新なんかしているわけだ。

ちなみに、にどまりからメールが届いていた。
件名「女性はエロ画像を見ると脳に電流が走る!?」
…ニュース記事のリンクを貼ってくれてたんですけど…どうせ、「あっ、うちの奥さんの好きそうな話題だ。」って思って教えてくれたんだと思う。…あ、これは愛かもね?(とほほほ)

女性はエロ画像を見ると脳に電流が走る!?
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