あすきなまこブログ

七宝焼を焼いています。

正義超人アブノ

2008-06-29 20:17:17 | Weblog
また、昔のミクシィ日記から再録です。お気に入りの同人作品の紹介です。
ちょっとオトナのお話なので、ちびっこは回れ右だ。


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…多分、わたしがここで語っておかないと、同人誌の海原のはるかかなたにイってしまうと思うので、書きとめておきます。

「正義超人アブノ」は、蛇香宝魚(じゃこうたかお)さんの作品で、阿素湖KK発行の「異性人」という性とSFがテーマの同人誌に掲載された作品です。20年近く前の作品だと思います。真面目な風紀委員の美少女が、トレンチコートで下は素っ裸の露出魔の変態のおっさんに変身して、愛と平和のために悪と戦うのです。必殺技は、「はっ、あの手つきは、円月殺法…!」「いや、円月オナニーだ!」「ぎゃー。」(逃げ惑うわるものたち)
この変身能力を与えてくれたのは神様なのですが、彼女が「どうしてこんな恥ずかしい姿になって戦わなきゃいけないの?」とたずねると、世を偲ぶ仮の姿で喫茶店のマスターをしている神様は「わたしは、人間の身体を創ったとき、美しいと思ったぞ。」とおっしゃいます。そして、喫茶店の壁に貼られている色紙には「ガンジーさん江 長谷川町子」とサインされています。眼鏡をかけた髪の毛のない波平さんのような絵が描かれています。

あと、もうひとつ好きなシーンは、不良にからまれている下級生の女の子を正義超人アブノが助けた後、「触ってごらん。」と自分の股間を差し出します。触って「あ、温かいわ。」という女の子。「そうです。それが人の心です。」と言って去っていくアブノ…。

…すごい名作だと思うんだけど、蛇香さんご自身が、この作品を描かれたことを恥じらっていらっしゃるようで、だからHPで読めるようにとかはして下さらないだろうなあ…。(涙)
他には、彼は「恋は白菜」とか、恋するヘビ少女の話とか描いていらっしゃいました。今はどうしていらっしゃるのかしら。お元気かしら…。でも、ここにこんなレビュー書いちゃってるのバレたら恥ずかしい…。でも!すごい、ギャグがキレてていいんですう。それでいて、お人柄を彷彿とさせるような誠実な感じの作品なんです。
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わたしはいない、ここにいない

2008-06-29 15:14:29 | Weblog
いや、うちで飼ってる臆病うずらのことなんですけどね。
ほんとーにいつまでたっても慣れなくて、今日もかごの掃除の時、上側のかご部分だけ取り外して、新聞紙の上に置き、その中にうずら二匹手づかみで投入して、そうじの間、待たせておいたのですが、かごのすみっこの方に二匹とも寄って、体を小さくしているのです。

「わたしはいない、ここにいない…っていう感じだね。」と、にどまり。
「ほんとにねえ…。現代日本の若者なんて、『わたしはここにいるよ。だれかわたしの声を聞いて。』なんて思っているひと、いっぱいいるのにねえ。」…などと思いを馳せてしまいました。

いつか、庭に逃がしてしまった時、土のところにうずくまっていると、ほんとーに見つかりにくいっていう感じでしたよ。身を隠して生き延びる命なんだよね。
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