今年の夏の頃からハマっていることのひとつは、にどまりさんにバイクの後ろにのせてもらうことです。砂川公園や豪渓にもバイクで連れて行ってもらいました・・。こないだは、総社のきびじつるの里でタンチョウ見ましたね。
彼は若い頃、ずっとバイク乗りだったのですが、知り合った頃はもう車に乗ってて、（それは、彼がお兄さんから譲り受けた、すてきにぼろっちい白いサニーでした。ときどきエンストさえおこすくらいの・・。）すでにバイクには乗らなくなってたのですが、今年の夏、わりとのっぴきならない事情で、バイク乗りを再開したのです。のっぴきならない事情・・というのは、話すとまた長くなるので割愛いたします。
後ろに人が乗れるビッグスクーターを買いまして・・・んで、前に乗ってたバイクとは勝手が違うので、彼は夏のさなか、慣れるまでいろいろ遠乗りして練習してました・・。暑い夏じゃった・・。けっこう心配してたんだけど、総社方面からはじまって、ぶっ倒れそうになりつつも賀陽の道の駅まで行ってビニール袋いっぱいに入った番茶を買ってきて、今年の夏のお茶はそれが定番になったり・・。高梁に行ったり・・。あそこ、ずっと山道を走ってたら、急に町が開けてるかんじのとこらしいです。そーなんだ・・。あと、鬼ノ城方面にも行ってましたね。
そして、そのころはじめて、後ろにのせてもらいました。いちばんはじめは、ごく近くのホームセンターまでだったかな・・。ちょっとこわかった。
車に比べて、バイクって身体剥き出し的だし・・命を預ける感がハンパないっす。夏の頃は薄着だったから、モスグリーンのジャケット一枚の彼の華奢な背中を見て、「任せます。」的な気持ちになって、小さな覚悟をして、後ろのシートに跨りました。
でも、二回目からは、ハマりました。家を出て、太い道に出るために曲がるときの・・「行くぜ！」みたいなあの感じがすごくいいのです。それに、ずっとずっと風が体に当たって、すごく気持ちいい・・。なんていうか、何処にでも行けるんだ・・みたいに思えます。
わたしは、ずっと自転車乗りだったのですが、あたりまえだけどやっぱりスピード違うし・・。
彼も、「まさかあんたがこんなにハマるとは・・。」と少々驚いています。
それでも、夏の頃はやっぱり、彼もまだバイクの操作に慣れてなくて、自分よりも重い奥さんを後ろに乗せて、絶対に事故らないように走らなくちゃ・・という緊張で、けっこうタイヘンみたいだったのです。わたしも乗せてもらうことに慣れてなくて、シートの後ろをしっかり持っちゃったりして・・そしたら車体を押さえ込むことになるらしく、ハンドル操作しても、なにか思い通りにならないそうで「あれっ?あれっ??曲がりにくい・・。」・・みたいな。・・で、帰ってきたらへにょへにょに・・。
秋になってバイクでいろいろお出かけの時は、お出かけ自体も楽しいのですが・・帰り道の、横から差す夕陽がめちゃくちゃ綺麗で・・。
今、この、バイクの後部座席で、流れるこの景色を、夕陽を見ている自分がいて、でも、一瞬一瞬が風に飛ばされていく・・と感じたのです。いろいろ理由があって、普通だったら買うこともなかったバイクで、それにのせてもらってて・・。すごくいろいろなことが絡み合って、今、ここにいて、今日しか見ることの出来ない景色を見ている・・って思いました。
・・・端的に言えば、「この世界に、生きているんだ。」っていうことかもしれない。そのことを、とても感じさせてくれる乗り物ですね・・。
さて、昨夜も乗せてもらいました。なんかもやもやしてたんで「ちょっと走らせてくれる？」と頼んで・・。気温的にも、彼の体調も割と良かったので夜の中へGOです。手袋は忘れずに・・ショールも首に巻いて・・っと。
師走の土曜の夜・・駅前のあたり、けっこうひとがいました。ヨッパライのかたも・・。タクシーも道の両側にびっしり並んでます。昼間はさびしい商店街だけど、夜はわりとにぎわっているのですね。よかった・・。こういうのみると、あ、この町、まだ大丈夫なんだ・・なんて思えます。
車のテールランプも綺麗・・。ヨッパライの方を轢かないように気をつけて・・。
にどまりさんは、普段はこんな繁華街のところ、わざわざ通らないんですが、イルミネーションやってるかな・・って思って、そこらへんを通ってくれたのでした。が、まったくやってなかったですね。また時期が早いのかしら。
それから、ちょっと郊外へ向かって・・。明かりの消えたイオンの傍を通り、酒津の水辺のあたりを通り・・。
そして、無事おうちに帰り着きました。たのしかったです。またのせてね。
バイクたのしいよね