さあて、そろそろ時効だと思うし、2009年の冬のイベントの思い出を語りましょうか・・。イベント自体は楽しく過ごさせていただいたのですが、朝のタクシーがちょっとアレだった・・。
わたし、その朝、すごく大きなトランクを持っていってたので、止むを得ずタクシーを使ったのですが、運転手さんに「どこから来たの？」と聞かれ「倉敷です。」って言ったのね。「倉敷かぁ・・・。」と運転手さんは言って・・・。
そして、少し無口になる運転手さん。それから話し出した(別に、無理に聞き出したわけじゃないのよ？)内容は、昔、倉敷にいて、悪い友達に誘われて盗みをしてしまって・・・みたいな話でした。倉敷時代のことは思い出したくないみたいで、タクシーの中の雰囲気どんより。でも、別に、たまたま倉敷から来たわたしが乗り合わせちゃっただけで、わたしに責任はないもんな・・でも、どんより・・・などと思っている間に、タクシーは目的地に着き、わたしは料金を払って降りたのね。そしてタクシーは行っちゃったのね。
わたし、タクシーの運転手さんといろいろな話するの好きで、今まで当たった人はほとんど、愛想よく、楽しくお話してくれていただけに、なんか、たまにはこういうこともあるんだなあ・・ふう・・(ため息)って思いました。
冬のイベントの朝は寒い・・。はあーーーぁっ、と白い息を吐いて、ふと気づく。トランクがない。タクシーのトランクに入れたトランク・・・、運転手さん、降ろさずに行っちゃったよ・・・。ひーーー、どどどどうしよう。・・・寒さが身にしみる。
トランクの中に、その日売るものも、全部詰めていたのです・・。
・・・・。(恥ずかしい本はなかったっけ？と考えをめぐらす。しかし、考えようによっては、全部恥ずかしい・・。
)
しかし、はっと思い出しました。さっき、領収証受け取ったよ。財布の中から(あ、財布はショルダーバッグに入れてたのです)、それを取り出してみると、タクシー会社の連絡先が書いてありました。携帯で即電話。朝早かったけど、ちゃんと出てくれました。すごく、ほっとした・・・。領収証もらっててよかった、携帯持っててよかった・・と、ほんとに思いました。
先ほど、ビッグサイトまで送ってもらったタクシーのトランクの荷物を降ろし忘れた件を伝えました。タクシーにすぐ連絡してくれるとのこと。わたしは、降りたその場で待ちます、と伝えました。
しばらく待ちました。５分か１０分くらいかな・・・。
さっきわたしを乗せたタクシーが戻ってきて、言葉少なにトランクを開けて、わたしのトランクを降ろしてくれました。そして「ごめん。」って言って、また去って行きました。
そして、わたしは無事、いつものようにイベントに参加することが出来ました。・・が、なんていうか、こんなこともあるんだなあ・・って思いました。あの、広い東京で、たまたま・・。
あの運転手のおじちゃんの、古傷に触る出来事が、もうあんまりないといいですね。