2023年三月のはじめのことです。
以前ふたり展をしたギャラリー&カフェのご主人が亡くなられていたことを知りました。
美観地区の、彼と懇意にされていたアートスペースの方にたずねたら、そう教えてくださいました。
フェイスブックの最後の更新が2022年の二月で、四月にはもう亡くなられていたそうです。急なことでした。
フェイスブックには、病院の食事の写真が載っていたのですが、これ、わたしが入院したのと同じ病院だなあ・・と食器などから推測しておりました。
もともとあんまり商売っ気のないお店で週末だけ開いてる感じだったので、時々見に行って、まだ開いてないや・・いつ再開するのかな・・とずっと何も知らずに待っていたのでした。
知ったその日も、わたし、退院してしばらく経ったから、今日は特別にケーキセットでお茶飲ませてもらっちゃおっなんて軽い気持ちでカフェをたずねたのですが・・。
自分はあんまり人の死に動じないほうだと思っていたのですが、思っていた以上にショックで・・頭をぶん殴られたようなかんじで、けっこうしょんぼりしてしまいました・・。
亡くなられる前にはすごく痩せていらした・・と聞きました。
ご主人は陶芸家でもありまして、そこのアートスペースに聞いてみるといくつか作品が置いてあったので、ひとつ、思い出にカップを買いました。
在りし日のプロトン・・。今はずっと閉まっているけど、まだそのままだと思います。
はじめてこの赤い扉を開けて、ご主人とお話した時のこと覚えています。
ふたり展の間に、カフェのメニューも全制覇しましたし・・。
展示のことですが、まだまだ未熟だとは思ってたんですけど、なんかすぐにしちゃうべきだと思ったんですよね。すればいいんだ、なんでしないんだろう・・なんて思って。
今思えば、思い立った時にほんとやらせていただいてよかったな・・と。
後悔はなにもないのですが・・たださびしいです・・。
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