長い時が過ぎたのね

先日、母校の大学に行く用事ができまして…。そんなにすることはないんだけど、ほぼ一日その場所に拘束される系の用事でした。用意された控え室は、暖房が効いてて快適だったんですが、机に突っ伏しても熟睡できるわけもなく、すぐに退屈して、ちょっとそこまで買い物に行ったり・・・。

歩きながら思い出しました。そうじゃった、この学校、広かったんじゃ・・・。構内に道路も信号もあるし、バス路線も通ってるし…。自転車ないと死ぬ、といつも思ってたんだった。ゼイハア・・・。

しかし、なんとか門のすぐ傍の自然食品的お店に入りました。ここ、わたしたちのいた頃は、格安のコピー屋さんじゃったよ。今は、ちょっと高めの、フェアトレードのチョコレートだの、昔ながらの製法の飴だの売ってる・・・。手作りヘチマ水もある・・・。

道の反対側のコンビニにも行ってみました。ここは、どうだったっけ、ギリギリあったっけ・・・？レンタルレコード屋さんだったような気もする・・・。キオクも定かではありません。

また控え室に戻って、おやつにコンビニのホットケーキを食べたり、紅茶を飲んだりする・・・。ほかのみなさん、しんとしてるから、かさかさ言わさないように気をつけつつ・・・。

またたいくつして、廊下を歩き回る・・・。建物は、建て替えたみたいに新しく、バリアフリーになってるけど、この回り込んだ階段、覚えてるよ。この下の掲示板見つつ、授業のとり方が全然わからん・・・と悩んだあの日。ていうことは、元の建物残して、大規模改修をしたっていうことかな。

お昼になって、自分の作ったお弁当を食べる。割とおいしい・・・。いや、手前味噌っていうんでなく、冷えたお弁当ってどんな味になってるか、ごはんは固くなってないかとか心配ではないですか。いつもは、自分は食べないし。でも、ぱくぱく食べられたから安心した。(笑)

また、本格的に退屈してきたので、今度は大規模(？)散歩を。控え室は、一般教育棟(昔の教養部)の中ほどにあったのですが、なつかしの特美棟まで足をのばしてみようと思い立ち、またてくてく・・・。道路をわたって、教育学部のあるほうへ。うんうん、この川。なつかしい。夏には、川のほとりの木々がうっそうと茂るんだよね。今は葉を落としているけど。

特美棟といっても、もう特美はなくなったといううわさを聞いていたので、どうなってるのかな・・・なんて思ったけど、まだ陶芸の窯のある小屋など健在で。外の棚には、焼きあがった壷だの皿だの置いてあった。棟の方を窓からのぞくと、陶芸やってる人たちが見えました。その反対側には木工室もありました。昔は、自由に出入りできたのですが、今はカード通したりしてるみたいなので、二階のほうのデッサン室や、油絵や水彩描いてた教室に入ってみたかったけど、なつかしく見上げるだけであきらめました。しかし、ぜったい不審者ぽいよあたし・・・。うろうろしててさ。

春の日に寝転んで昼寝した芝生もありました。冬枯れてましたけど。卒業のときも、ここに集まったよね・・・。

それからまた歩いて歩いて、片足だけ突っ込んでいたサークルの建物があったあたりに・・・。当時からもう古かったので、もうとっくに駐車場になってました。そのすぐ傍にあった、カレーと中華丼の美味しかった教養部の喫茶も跡形もなく、自動販売機が何台か置かれるのみに・・・。あったかコーヒーを一本買って、そこの椅子に座って飲みました。風は冷たいけど、日差しはもう春だなあ。

時々行っていた喫茶店はあるかな？と思って、そこらへんも歩いてみたのですが、新しいコーポやマンションがいくつも建ってて、もうどこがどこだったか、まったくわからないよ・・・。

ゼイハア・・・。

控え室の方に戻ろうかな、と思ったら棟の前でおくさまに話しかけられたので、その後はずっとその人と話して過ごしました。しばらく話していると、看護師さんだということがわかりました。それも、もうじき友人が入院する予定の病院の看護師さんでした。なんと、そういうこともあるのですなあ。

用事が済み、なんとなくバスに乗りそびれ、うっかり駅まで歩いてしまいました。と、遠い・・・。そうよ、歩くには遠い距離だったのに、またそのことも忘れておりました。歩いても歩いてもまだつかん・・・。でも、そのうちやっとつきました。バスに２台も追い越されてしまったのが、ちょっとくやしかったです。愕然としちゃうよね。が、電車はちょっと遅れていたみたいで、乗れないはずの電車に乗れて、その上座れたのでよかったと思いました。

雑貨屋＆カフェ、閉店す

ときどき利用していた、ひみつ(？)のカフェ＆雑貨屋さんがとうとう閉店したみたいです。シャッターが降りてます。

娘の習い事に送っていって、迎えに行くまでの30分をここで過ごしたり、またはそれとは関係なく行って「悲しみよこんにちは」だの「中国行きのスローボート」だの読みふけった、あの小さな、白い雑貨屋さんでした。一度だけ、娘と行ったことがありますが、その他はほとんど一人で行きました。ひみつ・・・っていうわけじゃないんだけど、なんか友達といっしょに来るタイミングがなかったんだよね。めずらしく友達を連れて行った日に限って、おやすみだったりね。

置いてある雑貨は、フランスで買い付けてきたようなアンティークが多く、お値段はめちゃくちゃ高かった・・・。ふう、思い出してもめまいがするぜ・・・。あと、店主の手作り品みたいなのとか・・・。凝った布を使っているせいか、これも高かったぜ・・・。ポケットティッシュケース800円とか。近くに100円ショップがあるだけに、よけい高く感じたぜ・・・。店主は、清潔感のあるほっそらした美人さんだったぜ・・・。

雑貨類にちょっと手が出ないわたしは、二階のカフェでコーヒー飲んだり、ミルクティー飲んだり、クレープ食べたり、スコーン食べたりしてたんですが。

・・・どっちかって言うたら、お気に入りの場所だったと言えると思う。カフェはいつも、わたしの貸切だった・・・。うむー。だから、すごくリラックスできたんだけど・・・だけど、このお店、やっていけてるのかなあ・・・っていっつも思ってました。道楽でやってるというなら、よくわかるんだけど・・・、あ、あと税金対策とかさ・・、などと、気に入ってるくせに、すごく謎だなあと思っていたの。

だから、閉まっちゃって、もちろんさびしいんだけど、正直、安心もしたのでした。もう、赤字が蓄積することはないんだな・・・なんて思って。いや、そんなのすごいよけいなことなんだけど、心配になるじゃん？もしも、道楽でも、税金対策でもないんなら、ずっしり借金が残る・・・みたいな可能性もあるじゃないですか・・。そんな話、世間にありふれてるもん・・・。

シャッターが閉まったままで、今のところ店舗が売りに出される様子もなく、貸し出す様子もなく・・・なんですけど、どうなるのかなあ・・・。店主さんはどうしているのかなあ・・・。

フェルトちくちく

 

 

はー、もう２月になっちゃいました。義父は、近くの病院に転院が決まりました。

最近は、羊毛フェルトをちくちくやってます。お絵かきサロンのみなさんと、秋には地元のイベントに出てみようかなあ…などと計画しています。今からこつこつ作っていれば、秋までにはかなり数が作れると思うのですな。えーと、地元イベントというのは、同人系のなので、こういうファンシーグッズつーかオカンアートのニーズがあるかどうかなあと思うのですが、まあためしに出てみるの。グッズ系サークルもこのごろ増えていますしね。サロンのほかのひとも、そりゃかわいいの作っているのだ。はやくみなさんに見せたい…。

ためしといえば、先日、小学校のバザーに以前作ったものを5、6個出してみたんですが、このときは売れたみたいです。といっても、少し遅れて会場の体育館に行ったときには、手作り品が置かれているはずの卓球台の上にはもう影も形もなくて、どのくらいの値段が付けられていたのか、(値札はPTAの役員のみなさんがつけてくれます。いくらにするのかも一存で)どんな子が買って行ってくれたのかもわからず…。売れ残っているのを見るのもさみしいものですが、市場調査(？)できんかった・・・。

後日、娘がクラスのとある友達に、羊毛フェルトのストラップの話をして、「見せて見せて…!!」ということになり、その子が「うさぎがいい。」と言うので、急遽作ったのが写真の茶色うさぎなのですが、これがなぜか小学生には不評で・・・。ほっぺたがふくらんでいるところがブルドッグみたいでヘンだと言うのだ。もっと普通の、白いうさぎがいい、マフラーは良いと思うから、赤で、…などと注文つけられ、またまたちくちく・・・。ううううう、これ、1000回は針を刺さないと固まらんのや・・・。うううう、親指が攣りそう・・・。肩がこる・・・。

ふう。しかし翌日、鳥や、茶色うさぎも含めて友達に見てもらったら、やはりその、あらためて作った白うさぎが選ばれて、その子にもらわれていきました…。うむう、小学生の好みはわからんな・・・。そして、現役世代はやっぱ的確やな・・・。

でも、その友達は、いつもおっとりしてて下品な言葉なんて使わないのに、白うさぎを「くそかわいい!」とほめてくれたそうです。「くそって言ったよ、〇〇ちゃんがくそって言った…。」と娘は思ったそうな。そんで水筒につけてくれてるんだって。てへ。あと、その子からお礼に、樹脂ねんどでつくったハートのストラップもらったよえへへへ。

まあ、そんなこんなで地味ながらも、楽しくちくちくして過ごしております。でも、肩がこるから、作るのは一日に一個までと決めました。

ほかの動物もいろいろ作ってみようと思っています。ねことか。