small daily happiness

旅人の私が探す日常の小さな発見

お伊勢参り作法

2009年07月12日 | お気に入りなこと
ただいま~伊勢神宮から戻りました。
行きも帰りも、車で10時間のショートトリップ。
しかも、高速道路使わず・・・
一般道だけなのに渋滞に一度も引っ掛からず・・・

伊勢神宮は二度目。
前回は伊勢神宮の重要性も分らず、大きな神社って気持ちだけで初詣に訪れましたが、今回は違います。
私が働く鍼灸院の先生は伊勢神宮達人。
年間二度以上、すでに40回以上行っているそうな・・・
先生からのアドバイスで、今回は上級なお伊勢参りとなりました。

伊勢神宮は外宮→内宮の順番にお参りするもの。
人の少ない早朝がオススメとのこと。
私たちは6時半に外宮をお参り。
こちらは衣食住などの産業をお守りする豊受大神をお祀りしています。
二拝二拍手一拝。
再度こちらを訪れることが出来たことに感謝。
着るモノ、食べるモノ、住む場所があることに感謝。
日本という国が繁栄するよう・・・
世界が平和になるよう・・・
そんなことを拝む。
自分のことは願うのではなく、毎日が無事過ごせることに感謝する。
それが神社の作法というもの。

続いて、内宮をお参り。
今回は一般の人より、少しだけ御正宮にお祀りされる天照大神さまの近くでご参拝できる〝御垣内特別参拝〟が目的です。
〝御垣内特別参拝〟とは、二十年に一度社殿などを新しく移す〝神宮式年遷宮(じんぐうしきねんせんぐう)〟にご奉賛すると可能になるもの。
脈々と1,300年前から続く〝神宮式年遷宮〟
平成25年に62回目が終了となります。
しかも、すべてが終了するのは8年間という長い年月を要しているのです。
現代には考えられない時間の概念・・・
ただ、ため息が出るばかり・・・
〝御垣内特別参拝〟には、一回限りと7年間何度も参拝可能な2種類があります。
一回限りは千円~、7年間は一万円~。
私たちは一回限りを選択。
名前入りの協賛員証を戴けます。
正式に神さまにご参拝するので、服装は重要。
男性はスーツもしくはモーニング。
女性はそれに準じたもの、やはりスーツが無難なよう。
一応ワンピース着用の私・・・カジュアルすぎか・・・
ちょっと不安・・・いや、かなり不安・・・

まずは、御正宮の天照大神さまにご挨拶。
日本の神さまの中で、一番の神さま。
ご参拝する際のお賽銭は、小銭だったらアラ塩で洗い、和紙に包んで持参するといいそうです。
お札はピン札がいいそうです。
一般の神社でも同じ作法。
今まで神さまがいるか、いないか感じることはあったが、神さまの違いっていうのは分らなかった。
今回、初めて神さまによって異なるということが分りました。
やはり、天照大神さまはスゴイです。
引き続き〝御垣内特別参拝〟へ。
心配した通り、服装の注意あり。
今回は特別ということで、スーツじゃなくてもOKに・・・
まずは塩でお清めされ、宮司さんの後に続いて中へと入ります。
そこはヒンヤリした静寂の空間。
少しだけ神の領域に入ってしまったことを肌で感じました。
静かにご参拝すると、天照大神さまと繋がったようでした。

写真:天照大神さまの荒御魂を祀る荒祭宮