早朝、ワールドトレードセンター跡地へ出向いた。すでに遺族や世界各地のマスコミ関係者で、その周辺は人々が溢れていた。警察官や消防士の姿も多い。
北側にあったタワー1に飛行機が突っ込んだ時間、8時46分、黙祷でセレモニーは始まった。兄弟を亡くした女性の言葉が続き、遺族が亡くなった人の名前を一人づつ順番に読みあげる。自分の身内の際には、「ずっと愛している」や「永遠に忘れない」など涙ながらの声が跡地に響く。そんな言葉に私は泣いた。周りの人々も泣いていた。
9時03分、タワー1に引き続き、南側にあったタワー2に飛行機が突っ込む。二度目の黙祷。その後、いつまでも、いつまでも、犠牲者の名前を読み上げる声が一帯に響く。約3千人の犠牲者、その遺族達。遺族達は亡くなった人々を忘れないように、彼らの写真をTシャッツやバッジにプリントして身につけていた。人を偲ぶ気持ちは日本人と同じだと思うが、人を偲ぶ形は違うものがあると感じた。
ニューヨーカーにとって、今日はやはり特別な日。4年前の出来事とはいえ、誰の心も傷ついたままのよう。激情的な悲しさではなく、跡地一帯が静かな悲しさで包まれていた。
北側にあったタワー1に飛行機が突っ込んだ時間、8時46分、黙祷でセレモニーは始まった。兄弟を亡くした女性の言葉が続き、遺族が亡くなった人の名前を一人づつ順番に読みあげる。自分の身内の際には、「ずっと愛している」や「永遠に忘れない」など涙ながらの声が跡地に響く。そんな言葉に私は泣いた。周りの人々も泣いていた。
9時03分、タワー1に引き続き、南側にあったタワー2に飛行機が突っ込む。二度目の黙祷。その後、いつまでも、いつまでも、犠牲者の名前を読み上げる声が一帯に響く。約3千人の犠牲者、その遺族達。遺族達は亡くなった人々を忘れないように、彼らの写真をTシャッツやバッジにプリントして身につけていた。人を偲ぶ気持ちは日本人と同じだと思うが、人を偲ぶ形は違うものがあると感じた。
ニューヨーカーにとって、今日はやはり特別な日。4年前の出来事とはいえ、誰の心も傷ついたままのよう。激情的な悲しさではなく、跡地一帯が静かな悲しさで包まれていた。