歌わない時間

言葉と音楽について、思うところをだらだらと。お暇な方はおつきあいを。

丸谷才一『双六で東海道』

2011年01月25日 | 本とか雑誌とか
丸谷才一『双六で東海道』(文春文庫)読了。2005年から2006年にかけて『オール讀物』に連載。十六編の長めのエッセイ、それに弔辞一つ。丸谷さんはもう「余生」を生きている、ということをしみじみと感じさせられる。さびしい。いえね、相変らず面白いといえば面白いよ。でもねえ、なんというか、もう出がらしなんだよね。