Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

新緑の最上ツアー 2日目

2016年06月21日 | 

6/19(日)、朝起きて窓を開けると、きょうもいいお天気。
朝食をいただき、エネルギーチャージ100%。

女将さんと真っ黒のわんこに見送られ、マイクロバスで羽根沢口(標高約530m)へ向かいます。

かなり上がってきたところに登山口がありました。

ちょうど写り込んでしまったのですが、左側に小さく写っている方が田部井さんです。
田部井さんに見送られ、出発!

暑くなるかと思いきや、樹林帯に入ると風が涼しくいい感じ。
沢を渡り、

熊が出そうな登山道を歩きます。

もがみ案内人の白倉さんが、これ熊の足跡だよと教えてくれました。
そして登山道の真ん中に熊の糞もあり、マジ怖いッス。
誰ともすれ違うこともなく、歩いているのは私達だけのようでした。
白倉さん、途中で手を叩いたり、声のボリュームを上げたり。
私達もお邪魔してます~!と叫んでみたり。
県から同行した男性が熊鈴を付けていましたが、効果のほどはどうなんでしょ?
視界が開けたところで、目の前に鳥海山が見えました。

また雪が残っていますね。
ここで一休み。
地元女性ガイドの新国(にっくに)さんが、田部井さんからの差し入れを配ってくれました。
お取り寄せしているという焼き芋に、シソの葉で巻いた干し柿です。
田部井さんお忙しいというのに、お気遣いいただきありがとうございます。
そこから30分ほどで与蔵沼に到着。

少し早いですが、ここでお昼を取ることに。
旅館で配られたお弁当をいただきます!
写真撮るの忘れた・・・。
ここで新国さんが与蔵沼の昔ばなしをしてくれました。
新国さんの話し方はほんとうにやわらかくて、おはなしにぴったり。

「むかぁーす、むかぁーす、与蔵という若者が・・・。」と始まり、最後は与蔵が大蛇となり、この沼に住んでいるという言い伝え。
「みんなで与蔵と呼べば、沼から出てくっかもしれない。」と。
全員で大きな声で「よぞうーーーーー!」と叫びました。パチパチパチ。おしまい。
いやぁー、よかったなぁ~。生で日本昔ばなしを聞いた感じ。
もがみのお国言葉、好きですわぁー。
沼の近くでお花摘み(トイレ)に行ったのですが、ここにも熊の糞があるわあるわ。
いつも思うのですが、動物も平坦で何もないところで催したいのですね。
人間の勝手な考えで、わざわざここでしなくてもいいのに・・・なんて思っていたんですけど。
与蔵沼を後にして、いよいよまぼろしの滝群へ。

途中、モリアオガエルの沼がありました。

卵のシーズンは過ぎてしまったようでしたが、遠くに見える白いのがおそらくそうではないかと白倉さん。

葉っぱに付いている白いのが卵?
白倉さんによると、山形県は日本一ブナが多い県だそうな。
このブナの森は素敵でした。

まぼろしの滝手前は、沢を渡る時に靴まで水に浸った上、土が滑る急坂になっていて、なかなか大変でしたが、なんとか滝の前に到着。
こちらは「白猿の滝」。

滝筋が白い猿がかがんでいる姿に見えるそうですが、この日は水量が多過ぎてまったくそのように見えませんでした。
この滝が一番間近で見られ、残りの滝はまあ遠いこと。
なので「まぼろし」なんでしょうかねぇー?
滝を見た後は、大芹沢登山口までひたすら沢の横を歩く歩く。

ここらへんでようやくすれ違い。
「まぼろしの滝」を見に行くやたら軽装な観光客に会いました。
巻きついちゃった木の横を通ると、

あらら、私達を待ちわびたのか、遥か向こうから田部井さんが歩いてきますよ!
足は大丈夫なのかしら?
「おかえりなさい~!」と迎えてくれました。
そこからしばし一緒に歩き、ゴールの大芹沢登山口に着きました。

田部井さんとはこちらでお別れ。
いつまでもお元気でいらしてくださいね。
私達はぽんぽ館という日帰り温泉へ。

こちらの温泉も旅館と同様、無色透明でぬるぬるのナトリウム泉でした。
さっぱりして、JR新庄駅へ。

新国さんが登山道で摘み取った「みず」という青菜を、持って帰ってね!とお土産にいただきました。

県の職員の方からはパンフレットともがみの手拭いをいただき、ここで解散です。
新幹線の時間までかなり余裕があったので、駅前を散策したのですが、ほとんどのお店が閉まっています。

人もほとんど歩いてないし、車もあまり通らないし。
新庄では一番の繁華街なのに、このさびれよう。
白倉さんがボヤいてましたよ。
17:11発 新庄駅始発の新幹線つばさは、自由席でも余裕で座れ、缶ビールで乾杯!
帰宅してから「みず」の処理にまあ時間がかかったこと。

なんとか茹でてお浸しに。
山形県最上地方はほんとうに新緑が美しくて、巨木も多く、行ってよかったにゃー。
田部井さんのブログにも記事がUPされていました。
画像を拡大すると前から5番目を歩いているのが私です。



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