Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

佐渡島Mt&BIKEひとり旅 3日目前半

2023年06月01日 | 
5/26(金)、昨晩ホテル近くのスーパーで買ったおにぎりとカップ麺で朝ご飯。
すぐに出発準備に入ります。
フロントスタッフと一緒にレンタル自転車の保管場所へ。
裏の駐車場を通り、この建物の中に保管していただきました。
きょうは佐渡太鼓体験交流館「たたこう館」で11時から行われる太鼓体験に申し込んでいます。
佐渡島はカタカナの「エ」を斜めにしたような形で、その真ん中あたりにホテル。
南の端にある「たたこう館」までは32.3km。
この距離を電動バイクで走ります。
自転車のルート検索では2時間9分と出ましたが、はたしてどれくらいかかるのか?
見当も付かず、7時半過ぎにはホテルをスタート。
携帯のナビを見ながら、ルート通りに走ります。
通りがかった眞野小学校に、二宮金次郎像がありました。。
近頃では歩きながら本を読むのは危険と撤去されている中、残っています。
真野新町に入るとなかなか雰囲気のある通りになりました。
趣きのある木造家屋が並んでいます。
絵がてんこ盛りのマンホール。
波しぶきに魚、松と菊。
更に進み住宅街を抜けると、右手には海。
左手には、あら?
これはもしかして、今が見頃のトビシマカンゾウじゃないですか。
昨晩夕食を取ったレストランで教えてもらった場所よりかなり手前ですが、
緩やかな法面に咲いています。
歩道には縁石の隙間から咲くハマヒルガオ。
こんなところから出てくるなんて、なんと力強い。
少し進むとこんな名所がありました。
こちらは「立岩(人面岩)」、佐渡のモアイ像。
約2000万年前の火山活動で作られた石だそうです。
昔から佐渡の人々に親しまれてきたそうで、横顔が故田中角栄氏に似ているとか?
確かにちょっと似てますね。
そしてこの先にあったのがこちら。
夕映えかんぞうの道。
夕映えには早過ぎましたが、トビシマカンゾウがいっぱい。
向かい側には植栽事業により、きれいに植えられたたくさんのトビシマカンゾウが咲いていました。
ここがまさにきのう教えてもらった場所なのでした。
トビシマカンゾウって、ニッコウキスゲに似てるよなぁ。
後から調べてみると、高山植物のニッコウキスゲが海辺の環境に適応したものでした。
へぇー、知らなかったぁ。
トビシマカンゾウは、やや大型で草丈が高い、少し上向きに咲く、花期は6月前半で早い、
1本の花茎につく花数が多い等の違いがあるそうです。
とにかく見られてよかったぁ~。
緩やかに左に曲がる角に、素敵なCafeを発見。
こちらはCafe「しまふうみ」
駐車場の脇にバイクラックがあったのでちょっと立ち寄ってみましょう。
奥の建物がCafeですが、手前には別棟の建物あり。
ご自由に弾いてくださいとピアノが置いてありました。
脇にトイレがあったので、ありがたく利用させていただきました。
そしてCafeの奥を下ると大須鼻の活断層があるというので、せっかくですから行ってみることに。
130m先にあったのがこちら。
大地に力が加わり地層がずれてしまった状態が断層です。
今後も動く可能性がある活断層だそうで、今地震が起きたら危険と即Uターン。
しまふうみから再スタートすると、雨がポツポツ降ってきました。
軒下をお借りして、レインウエアの上下を着込みます。
どでかいわらじが吊り下げられていたので停車。
「倉谷のわらじ」ですか。
昔から正月に大わらじを作り、集落の両端に飾る風習が残っているそうです。
賊が部落に入ろうとするも大わらじを見て「こんな大男がいてはかなわない」と逃走したと伝えられ、一種の道祖神だそうです。
お次は「暖かな海の時代を示す化石」
塩掛鼻の石灰質砂岩にはミオジプシナといった大型有孔虫の化石が含まれているそうで、
これは沖縄のお土産で有名な「星の砂」と同じ仲間。
日本海誕生の今から約1700万年前の海はとても暖かかったようです。
きのうは山で花でしたが、きょうは陸でも花ですね。
更に進むと海中にこんな岩が。
こちらは「弁天岩」
弁天様が琵琶を弾き、その傍らに蛇が待っているように見えると伝えられているそうですが。
撮った角度がいけなかったのか、蛇はよくわからないッスね。
鳥居と祠があり、弁天様が祀られているそうですがあそこまで行く時間がないので撮影のみ。
弁天岩を過ぎると、道は海岸線を離れ上り坂に。
いくら電動と言っても自転車ですからね。
急な上り坂は立ち漕ぎしないと進みません。
そして上り坂になるとバッテリーの残量がガクンと減るのです。
レンタル時に、バッテリーはecoモード使用の場合、平坦地で最大85㎞と言われました。
きょうは往復で85kmまでは行かないので、充電器は持ちませんでしたが、
残量数値がどんどん下がっていくとドキドキです。
佐渡市指定文化財(史跡)になっている「羽茂一里塚」
9ヶ所にあった一里塚で残っているのはここだけだそうです。
ここまで各所に立ち寄ったのは、予想していたよりかなり早くたたこう館に着いてしまいそうで。
もうかなり近くまでやってきました。
ここで大失敗。
右折を見逃し、そのまま気持ちよく下って行ってしまったのです。
右奥から走ってきて、左方向へ行かずそのまま直進しちゃった。
途中でGPSを見て気付き、気持ちよく下がった分だけ、上る羽目に。
これはかなり凹みました。
早く着く予定が、11時ギリギリになっちゃう。
必死に漕ぎ続け、ようやく「たたこう館」に到着。
11時少し前でホッとしました。
体験講師は3名いるようで、きょうはどなたなのかな?
受付で体験料2,500円を支払い、館内へ。
小さい太鼓が3つに大きい太鼓が1つ。
この回の体験者はアメリカ人カップル2名とワタスの3名でした。
そして講師はみかちゃん。
みかちゃんが手前の一番大きい太鼓。
体験者は小さな太鼓の前に移動。
最初に音を確認する意味でドンと1回叩いてみてくださいとみかちゃん。
館内に音が反響し、それがまた心地よいのです。
そこからは怒涛の体験が始まりました。
まずは、みかちゃんが叩いた通りに、3人で同じように叩きます。
短めのはいいのですが、長くなるとこれがなかなか難しく。
次にそれぞれの呼び名を決め、指名された人が好きなように叩き、次の人を指名するという
ゲーム性を持たせたやり方に外国人カップルも大興奮でした。
彼等にも覚えやすいようにとワタスの呼び名はArielにしてみました。
今度は体験者が叩き、それを残りの3人が真似るという、これまた叩き方を即興で考えるのがドキドキしつつもおもしろく。
最後に特別大きな太鼓が2つあり、そのひとつを叩くみかちゃん。
音の響き方がまったく違い、ものすごい迫力。
館内がドォォォォーンと揺れるような波動に包まれました。
ワタスも叩かせてもらいました。
これが気持ちいい~。
あっという間に1時間の体験は終了!
いやぁー、思っていたよりずっと楽しかったぁ~。
たたこう館、来てよかったです。
ゲーム感覚で叩けたのが楽しく、これなら誰でも気軽に参加できますね。
たたこう館を後にし、次の目的地 宿根木へ向かいます。

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