Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

新緑の最上ツアー 1日目

2016年06月20日 | 

6/18(土)~19(日)は1泊2日で山形県新庄市へ。
-田部井淳子さんと歩く-
『新緑の最上・藤九郎沢の千年カツラとまぼろしの滝群を歩く』ツアーに参加してきました。
昨年12月、ネパール復興応援講演会で初めて田部井淳子さんのお話を聞き、その熱い思いやパワー溢れる生き方に感動。
またお目にかかりたいと思っていました。
そんなところに、チベット自転車ツアーを催行した旅行会社パンフレットでこのツアーを見つけ、こりゃもう行くっきゃない!
つばさに乗り、集合場所のJR新庄駅へ。

駅にはド派手な天狗がいました。

改札口を出ると、8月下旬に行われる新庄まつりの大きな山車が飾ってありました。

添乗員さんと合流し、今回の参加者は私を含め6名。全員女性でした。
そして県から職員の方が2名同行し、もがみ案内人の白倉さんと地元女性ガイドは珍しいお名前の新国(にっくに)さん。
総勢11名でマイクロバスに乗りこみます。
山形県って初めて来た?と思っていたら、白倉さんが見える山々の説明を始めました。
月山!そうそう、昔、春スキーしたことあったわ。
という訳で、これが2度目の山形県です。
まずは白倉さんお気に入りの梨の木で下車。

梅雨の晴れ間でいいお天気。
続いて石動(いするぎ)神社の親杉を見学に。
樹齢千年を超す老木で、県の天然記念物に指定されているそうです。

樹高約38mでは、カメラに入り切らない・・・。
上の方は老木のためか、枝ぶりがさみしい感じ。

真っ赤な観音寺橋を渡り、鮭川村へ。

村の名前の由来は「鮭川」で、ほんとに鮭が取れるそうですよ。
初日のメインイベント藤九郎沢の千年カツラ登山口へ。

こちらの方がもがみ案内人の白倉さん。

ものすごい量の知識で、ずっと解説してくれます。
あまりに情報量が多くて、聞いていても右から左に流れていきましたが・・・。
最初のうちこそ歩きやすかったですが、この日朝方まで降っていた雨と細くて急な登山道にやられました。
荷物を少なくしようと今回ストックを持ってこなかったのですよ。
なのでもう触れるものはなんでも触り、滑らないよう歩きました。
それでも私達のために県が要請し、登山道の整備をしてくれたそうで、要所要所では階段状に土を盛ってあったり、板で補強されていたり。
これはほんとうにありがたかったッス。
まず出てきたのは藤九郎の大桂。

幹回り15.0m。
この後もまあ細い道が続きました。
そしてお目当ての藤九郎の千年カツラに到着。

平成16年に発見されたそうで、幹回り約20mの巨木です。

ここまで小一時間で来ましたが、やはり奥の奥という感じでした。

なかなか発見されなかったのがわかる気がする・・・。
同じ道を戻り、今度は曲川の大杉を見に向かいます。

樹齢約千年のこの樹は、映画「となりのトトロ」のトトロに似ていることで有名に。
白倉さんがここから撮らないと!と位置までガイド。

そうなんです。位置を誤ると、耳の部分が1つに見えちゃうのよね。
真下から見ると中はこんな感じ。

杉の雄花と雌花。まあるいのが雄花だそうです。

根元には山神様が祀られている祠がありました。

中にはトトロはもちろんのこと、なぜかETもいました。

ど真ん中に吊る下がっているのはなんなんだぁ~?
初日の見学が終わり、羽根沢温泉へ。
ここは大正8年に石油の試掘を行った際に湧き出たナトリウム泉。
そして本日のお宿「加登屋旅館」。

旅館の壁にこんなポスターが。

地元女性ガイドの新国さんは、語尾に「にゃー」を付けることがあるので、おもしろいなぁーと思ってたんですよ。
「よぐきてけったにゃー。」
あたたかい言葉に心がほっこりします。
さっそくひとっぷろ浴びましょう。
お湯は透明。これがぬるぬるなのですよ。
お肌によさそう~~~。
ここから田部井さんが合流することになっていたのですが、なんと一番最後に入ってきたのが淳子さんだったのです。
新国さんが湯船で「先生、先生。」と話しかけていたので、なんとなく私達参加者は緊張してしまいました。
7時から大広間で夕食です。
浴衣を着て会場に行く時、ちゃんと洋服をお召しになっている田部井さんがいらっしゃいました。
私よりずっと身長は低く、ネットで検索すると152cmだそうな。
田部井さんのお体のこと、まったく知らなかったのですが、乳がんを克服し、その5年後には余命3ヶ月と言われたがん性腹膜炎を発症。
それをも8ヶ月かけた抗ガン治療でやっつけてしまう淳子さんパワー。
ガンも逃げていきますね。
今回足の皮がむけてしまったそうで、旅館のスリッパを履くのも痛いのよと。
そんな状態の田部井さんですから、明日の登山は無理せず、登山口までのお見送りと下山時にお迎えのみということになりました。
残念ですが、致し方ありません。
日中はいまだマウスピースをしていたのですが、ここでは食事の時に外してみました。
だってこんなにおいしい料理をいただくのですから・・・。

食事しながら、参加者の自己紹介や田部井さんとの歓談に花が咲きました。
今回のツアーでは、田部井さんの動画、写真撮影はもちろんのこと、一緒に記念撮影することも禁じられていました。
これは申し込んだ後に送られてきた日程表に記載されていて、ガックリ。
それならと、昨年の講演会でいただいたカレンダーにサインが欲しいと旅行会社にお伺いをたてると、なんとかOKをいただき、お開きになった後、書いていただきました。
カレンダーの表紙がエベレスト登頂時の淳子さんイラストなのです。
「あら、来てくれたんだ。」と言われて、超うれしい~。
「使ってないのね。」と言われ、「もったいなくて使えないです。」と答えたら、「カレンダーは使うためにあるのよ。」と。
これがものすごいシンプルなサイン。英語なんだか、日本語なんだか・・・。

「これで田部井って読むのよ。」と言われ「?」という感じでしたが、サインいただけて、よかったぁ~。
家宝にします。



コメントを投稿