Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

赤城山2day's 2日目

2016年01月26日 | 

1/24(日)、夜中に目が覚めると豆炭あんかが見当たりません。
その上、羽毛布団と毛布の2枚がけだったのに、毛布がない!
暑がりなので毛布は足元でぐちゃぐちゃに、あんかはどこかに蹴っ飛ばした?
ユッキーさんのアラームが6時半に鳴り、起き上がると、布団の外に豆炭あんかが飛び出ていました。
やっぱりね。もう寒かったよぉー。
ユッキーさんが外に出て、天気をチェック。
もし悪天候だったらと、きょうの代替え案を考えてきてくれましたが、
積雪もほとんどなく、お天気もいいので、予定通り黒檜山に登りましょう!と。
7時から朝食をいただきました。

おかみさんが、昨日はワカサギ釣り130名の団体客がキャンセルになったのよと。
例年1月4日頃には沼には全面氷が張り、毎週末ツアー客が訪れるというのに、今年はスーパーエルニーニョだからねぇーとボヤいていました。
きのうの宿泊客は私達3人だけでしたからねぇー。
でも130名もいたら、ごった返してたでしょうし、私的には暖冬でよかったですよ。
ユッキーさんの車は下山口に停め、おかみさんの車で登山口まで送ってもらいました。
さあ、年明けに買った12本爪アイゼンのデビューです。
いままでは軽アイゼン(6本爪)でも行ける比較的なだらかな山でしたが、今回は登山口からかなりの傾斜です。
8時半頃、いざ出発!

少し登ったところに展望のいい場所がありました。

大沼、真ん中がまだまだ氷張ってませんね。
左側に見える橋は、きのうお参りした赤城神社の赤い橋です。
ここらへんまではいいお天気だったんですよ。
ここから徐々に雪雲になり、風も出てきました。
富士山なんて、見えやしません。

さっきまでの青空はどこに行ったの?

ジャケットのフードをかぶり、ネックウォーマーを上げ、風下に顔を向け、歩きます。
寒さで鼻水が出てきますが、手袋を外して鼻をかんでも、またすぐ垂れてきます。
そして一度手袋を外すと、なかなか指が温まらないのですよ。
ユッキーさんから、手鼻をかむようになれば一人前と言われたのですが、うまく飛ばず。
1時間半ほどで、まずは1つ目のピーク、赤城山主峰 黒檜山(1,827.8m)に到着。

山頂標識横に温度計が付いていたのですが、なんとマイナス14℃。
ここは展望もなく、風よけになっているようで、さほど寒くありませんでした。
雪をはらって、三角点みっけたぁ!

少し先の展望台まで足を延ばしました。こちらは展望がいい分、風もあり寒い寒い。
展望がいいったって、この天気じゃなーんも見えませんでしたけどね。
美しい樹氷。

展望台から戻り、黒檜山からお次はお隣の駒ヶ岳へ向かいます。
ユッキーさんの事前調べによると、雨雲レーダーでは、これから雲が切れ、いいお天気になるそうですが、そんな雰囲気は微塵もありません。
そして今回、初めて手袋を3枚重ねていたのですが、何をするにも指がうまく動かないのです。
ファスナーを閉めたい、フードに付いているゴムを引っ張ってきつくしたい、ザックのベルトを調節したい、これらのことが手袋をしているとまったくできなかったのです。
かといって、手袋を外すと、左右で6枚を装着するのに時間がかかり、みんなを待たせてしまう。
そんなこんなで、右側のフードのゴムをきつくできなくて、肌が露出している右頬が寒さと風で痛み始めました。
もしかしてこのままでいたら凍傷になっちゃう?
今回目出し帽(銀行強盗がかぶるようなやつです)も買ったので、それを被った方がいい?
など思いつつも、なんとなく言い出せなくて、そのままでいました。
黒檜山も駒ヶ岳も、要所要所にナンバーが記載された標識があり、
万が一遭難した時など、その番号を警察に告げると場所がわかるようになっていました。

雪に埋もれた黒檜大社を過ぎ、

きのうに続き、ズボズボと足は埋まり、

駒ヶ岳手前で小休止。

旅館の部屋にあった「旅がらす」を行動食に持参しました。

群馬と言えば「旅がらす」ですよね。
少し登ると、なんといいお天気!

そこが駒ヶ岳山頂(1,685m)でした。

あまりの好天にユッキーさんと感動の握手です。

来てよかったぁー。
眼下に前橋市の街並みが見えます。

振り向けば、さきほどの黒檜山が。

これからあちらも晴れてきそう・・・。
下山するのが名残惜しいほどの天気になりました。

太陽が出ているというだけで、気持ちに余裕がでてきます。
そして12時ちょい過ぎには登山口に出ました。

終わってみればなかなかのコースタイム。

3時間半ほどで、雪山の怖さと楽しさを体験できました。
青空に映える真っ白な黒檜山と手前の駒ヶ岳。

結局2日で4座登り、かなりの達成感です。
時間が早かったので、予定より1本前のバスで帰りたいとユッキーさんにお願い。
一度青木旅館に戻り、ユッキーさんもYさんもお風呂に入り、
私は食堂で昼食を取り、13:45赤城山ビジターセンター発のバスに乗りました。
予定では16:40発のバスでしたが、その時間はもう上野駅に着いていました。
青木旅館のおかみさん絶賛の「赤城山白樺クーヘン」をお土産に買い、きょう会社で切り分け、配りました。

確かにおいしいかったですが、賞味期限のシールが「16.01.09」。
団体客キャンセル続きじゃ、そりゃー売れないわね。
早く大沼が凍り、釣り客がわんさか訪れ、土産物がバンバン売れますように・・・。
今度は夏に訪れ、雪のない黒檜山~駒ヶ岳がどんな感じなのか登ってみたいなぁー。
もちろんお泊りは青木旅館で!