9/17(月)、きょうはホテル前からサイクリングスタート。
標高5,248mのギャンツォー・ラ(峠)にチャレンジします。
でもね、ワタスはまたもやバスで移動組。
私を含めメンバー3名はバスに乗り、残りのメンバー3名と丹羽さん、了くん、Homの6名が出発です。
8:10、先頭を切って丹羽さんが走り出しました。
手を振るホテルスタッフ。
お世話になりました。
朝日を浴びて走るメンバーをバスの中から撮影。
すぐに公安のチェックポストが出てきました。
チェックポストでは毎回ギャルツェンが "No Photo"と言い、バスを降車。
入境許可証(パーミット)を提示しに向かいます。
ゲートの先でバスが停車し、ギャルツェンを待っていると、メンバーがやってきたので思わず写真を撮ったら、たまたま写り込んでいました。
後ろに見える高速道路の料金所のようなゲートがチェックポストです。
そこだけ拡大したんで少々ボケてますけど。
そして家の端にトイレがあるというので、行ってみることにしました。
トイレに屋根がない!
これでは大雨の日が辛いッスね。
もちろん利用しましたけど。
ここから再スタートする6名。
きのうはバスで一気に峠に上がりましたが、きょうは所々でバスを停車し、走ってくるメンバーを待つことに。
了くんとYさんがやってきました。
2人とも余裕っス。
次の停車地はこんな風景の中。
車もあまり通らないのに、ゴミが多いのなんのって。
上ってくるメンバーを待つ間に拾い集めたら、ものの10分でこんなに。
もー、ポイ捨てしちゃダメよ~~~~~。
やってきたメンバーに日本から持参したアーモンドチョコレートをお口にポンと投入。
了くんの口に投げ入れた時は、なんと下唇にあたり流血させてしまいました。
みんなベテランサイクリストですから、手渡せばよかったと反省。
全員を見送った後、バスは発車。
途中であわや羊横断待ちか?と思われましたが、羊飼いのおじさんがバスを優先させてくれました。
おじさん、トチチェ!(チベット語のありがとうの意)
バスは再び停車し、トップの2人がやってきました。
快調に走っていて、楽しそう~。
3人目のメンバーとの間隔が空いてしまい、そろそろ先の2人が峠に着いてしまうからとギャルツェンの判断でバスも峠に向かうことに。
峠は風の通り道でとても寒いのです。
するとその2人の背中が見えてきました。
峠で待ってるからねぇー。
そしてギャツォー・ラに到着。
案内板には海抜5,200mとありますが、
石碑では海抜5,248mとなっていました。
いかにも自転車で上がってきました風で1枚。
きょうもかい!
そのうちトップのYさんがやってきました。
ずっとYさんと並走していた了くんが2番手。
ガッツポーズがかっこいい!
ゴールとなるゲートへ向かう了くん。
ドンジリはネパール人ガイドのHom。
彼の自転車はマウンテンバイクなんですよ。
Hom、お疲れさま!がんばりましたね。
全員で記念撮影。
あらまぁー、ワタスったら自転車こいでもいないのに、真ん中で達成感出しちゃって。
ここからの下りはもちろん自転車で!
スイスイと下っていくと、なにやらいつもと調子が違う・・・。
下りなのに、心臓がバクバクしてきました。
これはヤバイと思っていたら、先頭自転車が平原の中へ右折。
近辺に食堂がないので、きょうは平原でのランチタイムなのでした。
ちょうど休憩に入ってよかったぁ~。
トラックに自転車を積み込む時に、自転車と自転車の間に挟むマットレスを草の上に敷き、ランチ会場の出来上がり。
真ん中にはほぼお菓子というきょうの昼飯。
チベットにはコンビニがありませんからね。
サンドイッチやおにぎりなんてありまへん。
おせんべいやらチョコパイをお腹に詰め込みます。
ここから宿泊地のニューティンリまで自転車で向かうのですが、先ほどの下りでの心臓バクバクが怖くて、ワタスはバスに乗ることに。
途中でバスは停車し、メンバーを待ちます。
いいなぁー、ワタスも走りたかったよ・・・。
馬車の横を走る了くん。
次にバスは屋台が並んだエベレストが見えるビューポイントに到着。
おー、ついにチョモランマですよ。
まずは階段を上がり、Mt.Qomolangma National Parkの長い石碑前で記念撮影。
ほんで、チョモランマはどこよ?
屋台で宝石を売っているにーちゃん軍団がやってきて、あれだ!と指差すのですが、雲がかかっていてよく分かりません。
うーん、残念だけど、まだまだこれから見られるチャンスはいっぱいあるもんね。
この後もまたバスに乗り、結局きょうのサイクリングはギャンツォー・ラからランチタイムの平原までほんの少し下っただけに終わりました。
まあこういう日もあるさ。
のんびり歩く馬を追い抜き、バスはニューティンリの街を目指します。
ニューティンリの街に入ると、橋の架け替えや道路整備中で道も細い上、ものすごい悪路でした。
バスでこれだけ揺れるんだから、自転車に乗ったメンバーはさぞかし大変だったと思います。
ドライバーが道を間違えて、迂回しつつもようやくホテルに到着。
本日のお宿 QOMOLANGMA HOTEL。
ホテル名がチョモランマです!
2階の部屋に向かうため階段を上がると、真正面に「党員活動室」なるものが!
壁には監視カメラが付いています。
なんだかなぁ~。
お部屋はこんな感じ。
どこのホテルに行っても電気ポットは必ずあり、ほんと助かりました。
ホテルに着くたび、それでお湯を沸かし、日本から持参した味噌汁やお吸い物を飲んで、まずはホッと一息。
この味に連日癒されました。
夕食はホテル1階のレストランで、毎度毎度の中華料理。
若い頃、このホテルの先にある村でファームステイをしたことがある丹羽さん。
今夜はそのお家の方々がわざわざこのホテルまで丹羽さんに会いに来るそうで、夕食後ロビーへ。
そこにお2人のチベタンがいらっしゃいました。
再会に話がはずむ丹羽さん。
左のお母さん、なんとスマホを持っています!
丹羽さんが「馬で来たの?」と聞くと「速いからオート3輪で来た!」と。
チベットの山奥もどんどん進化しています。
ニューティンリの標高は4,300m。
ずいぶん上がってきました。
今宵のトイレは楽に跨げてよかった。
それでもバスタブに近いけど、きのうの宿よりはずっといいッス。