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Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

4日目 ラサ

2018年10月04日 | チベット

9/14(金)、朝食を取りにホテル2Fのレストランへ。
まずは人差し指を差し込み、パルスオキシメーター測定。
朝イチの数値は低く、何度も深呼吸をして、なんとか90台に乗せました。
チベットの主食ツァンパの作り方講座を始める自転車ガイドの丹羽さん。
ツァンパとは、炒った大麦を石臼でひいて粉末にしたもの。
この画像の真ん中の壺に入っています。

ちなみに左側は砂糖、右側は粉チーズ。
まずは茶碗にツァンパを入れて、お好みで砂糖や粉チーズを足してもOK。
そこにバター茶を入れます。

バター茶はスープのような感じで、しょっぱいのです。
そしてこねこね。

団子状にして出来上がり!

チベットはこれが2回目ですが、作るのを見るだけで、実は食べたことがありません。
だって口の中の唾液をすべて持って行かれそうなんだもん。
丹羽さんは必ずこれを食べ、ツァンパの粉をチベットから日本へ送ってもらったこともあるそうです。
どんだけ好きなんだぁ~。
きょうはサイクリングはお休み。
ポタラ宮と大昭寺(ジョカン寺)を見学します。
ホテルフロントに集合すると、そこに懐かしい顔がありました。
2年前に来た時の自転車ツアーガイド ダジュンさんです。
思わず駆け寄り、握手。
前回、各地のマラソン大会でもらった未使用の参加賞Tシャツを20枚ほど彼女にプレゼント。
そのことを覚えていてくれて、着ていますよ!とうれしいお言葉。
きょう1日のみ、彼女がガイドしてくれるそうです。
歩いて、ポタラ宮へ。

入館時間が指定されているのは前回と同じでしたが、なんと今回は退出時間まで決められていました。
ポタラ宮内のにゃんこ。

ポタラ宮の前には広場があり、その後ろには山々が連なっています。

ちょうどヘリコプターが飛んでいました。
今、遊覧飛行が流行っているそうで、きのうサイクリングしている時もヘリ会社の横を走りました。
チベット仏教の聖地であるカイラス山まで飛ぶこともできるそうな。
信仰の山カイラスは、登ることはできず、巡礼者は一周52kmの巡礼路をコルラします。
いつかカイラスの周り歩くというのもいいですねぇ~。
見学するためには、長い階段を登らねばなりません。

なにせポタラ宮の標高は3,700m。
富士山よりちょい低いくらいですから、ゆっくり、ゆっくりね。
上がってきた階段を振り返り、ひと休み。

更に上がって、ようやく入口に着きました。

唯一ゲート内の仏画は写真撮影OK。
日本の仁王像のように左右に描かれた、あなたはどなたでしたっけ?

こちらの方は真ん丸の見開いた目が印象的。

広場に出ました。

ここも撮影OK。
ダライ・ラマがお住まいの頃は、こちらで祭事が行われたそうです。
それを最上階からご覧になるので、踊りや芝居でお面をかぶる際は、顔ではなく頭にかぶったそうです。
上から見てもわかるようにね。
次の間に入るための長蛇の列が出来ていました。
ポタラ宮の白宮は、政治的な執務にあてられた領域。
ダライ・ラマの住居や、玉座、謁見室、勉強部屋、寝室等があります。
赤宮は宗教的な領域。
たくさんの仏像や仏塔を見ることができます。
赤壁は藁を束ね、土と混ぜて作られ、白壁は石灰のため剥がれ易く、頻繁に補修しているそうです。

ガイドのダジュンさんが詳細に仏像の説明をしてくれるのですが、なにせ登場人物が多すぎて覚えられません。

最後に丹羽さんがこれまでの彼女の説明を聞いて、主な高僧をあげよ!とクイズを出題。
メンバーは無言でしたが、ワタス、ポタラ宮もこれで二度目ですからね。
一応、2,3名の方を答えさせていただきました。
ポタラ宮を後にして、ランチタイム。
チベットで一番おいしいというネパール料理店へ。

カリカリのナン、カレー、ピザ等が次々出てきました。
ほんとどれもおいしい!
そしてヤクステーキまで登場。

ヤクってこんなやつですが、食べてしまいました。

思ったほど硬くもなく、これまた美味。
お店を出ると、お隣に寿司店があり、びっくり。

チベットで寿司なんて、初めて見ましたよ。
お寿司と言っても、にぎりではなく、巻き物のみでしたが、おいしいんでしょうかね?
午後はチベット仏教の総本山・大昭寺(ジョカン寺)へ。

ここはホテルからすぐなので、広場や寺周りのお店は既に来ているんですが、きょうは中に入ります。

こちらも2年前に見学済。
蓮の花が浮かんでいますが、造花っス。

ここから中は撮影禁止。
ご本尊は、チベットを統一したソンツェン・ガンポの奥方、唐の玄宗皇帝の娘、文成公主が持参したとされる釈迦牟尼像。
これを見ることがここに来た一番の目的です!とガイドのダジュンさん。
そう言われても、ここまでたくさんの仏像を見てきたので、あまり印象に残らないよのねぇ・・・。
大昭寺を出て、ダジュンさんと一緒に八角街(バルコル)を歩きます。
仏画を売るタンカ屋、仏具屋、帽子屋、宝石屋等がある中、向かったお店はタルチョ等を売るお店。

ここでサポートで参加している丹羽さんの息子さんがカーテン3mをお買い上げ。

カーテンと言っても、窓の外にかかっているチベット独特のこんなやつ。

彼は大学寮に住んでいるそうですが、1人だけ窓にこれがかかっていたら、すごく目立ちますよね。
こちらはダライ・ラマ6世に関係する旧住居だったそうですが、すっかり観光客向けレストランに。

左にはきょうもコスプレしてる観光客がチラッと写ってます。
よく見ればコスプレ屋もあちこちにあり。

ヤクの頭の飾り物を売っていましたが、買う人いるのかな?

夕食は、旅行会社の手配で、市内にある一般家庭でいただくことに。
バスは路地に入り、普通のお宅に駐車。
おじゃまします!

右側に立っている方がこのお家のお母さん。
こちらのお宅にもドアにのれんのような布がかかっていますね。
広いリビング。

四角い部分の照明がレインボーカラーに変化し、なんだかなぁ~?という感じでしたが。
買う人いるのか?と思っていたあのヤクがいましたよ~。

こちらはチルー。別名チベットレイヨウ。

架空の動物ユニコーンのモデルだそうですよ。
お気に入り高僧の写真も飾ってありました。

左からダライ・ラマ13世、パンチェン・ラマ10世、右の方はどなたか不明。
出てきたのは、すいとん入りのスープ、千切りの桜ダイコンにきゅうりの漬物。

すいとんは日本のよりずっと小さく、大きな豆ほどの大きさでした。
これだけでしたので、もちろんおかわりです。
食後はなんとチベット衣装の着付けあり。
まさか着られるとは思ってなかったよ~。

風呂上がりでおじゃましたので、どすっぴんッス。
男性陣もチベタン。

右端ネパール人ガイドHomもうれしそう。
ちなみに後ろの写真がチベット仏教の聖地カイラス山です。
女性メンバーの1人が丹羽さんの息子さんに女性バージョンも着てみて!と懇願。
苦笑いで、応じてくれました。

イケメン了くん、なかなか似合ってますぞ。
最後の自家製のチャン(焼酎)をごちそうになりました。

が、ラサからアルコールは厳禁って言われてますけど?
ということで、ワタスは舐めただけで残しましたよ。
中には飲み干す男性陣も。
一般家庭を見ることができ、なおかつ貴重なコスプレ体験まで。
お母さん、ありがとうございました。
ホテルに戻ると、明日から同行するトラックが来ていました。
メンバーで自転車を荷台へ積み込みます。

なんとドライバーは2年前にもお世話になったチベット人のおじさま。
きょうはバタバタしているので、明日さっそくご挨拶しましょう。
部屋から眺めるポタラ宮も今宵が最後。

いよいよ明日から本格的なサイクリングがスタート。
徐々に標高が上がって行きます。
この3日間はとても辛かったけれど、徐々に高度順応している模様。
不安な気持ち半分、ワクワクする気持ち半分でおやすみなさい。



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