「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

ドイツ旅行(3日め)

2007年07月17日 | 旅行

ドイツの3日めは午前中に「ドイツ博物館」で昼からは自由行動という予定だった。

出発はゆっくりめの9時発で、ミュンヘンの街中を舐めるようにバスは走ってくれた。
ミュンヘンオリンピックのメイン会場(現在は大きな運動公園)やその近くにBMW本社があったり、ガイドさんがミュンヘン名所を紹介してくれながら、まず到着したのは「ニンフェンブルグ城」というヴィッテルスバッハ家の夏の居住地と言う場所。
(参考までに・・・BMWってドイツ語では「ベーエムヴェー」と発音するそうです。確かにスーパーカー時代にはそう呼んでたな)

広大な敷地で周囲に池があり、水鳥が多く建物も大きい。到着する寸前には左右にミュンヘンの住宅地と堀があるが、この堀はまっすぐ長く伸びていて冬は完全に凍るのでスケートができるんだそうだ。住宅地もちょっと高級住宅街ということで綺麗な家が多いが、道路脇には車がずらりでバスは走りにくい。ドイツでは車自体が日本ほど多くも感じないが、路上駐車の規制がないようだ。
基本的に路上駐車がOKで、駄目な領域にだけ看板がある。

「ニンフェンブルグ城」はこんな場所があるよっていうぐらいの10分ほどの見学。雨が降っていたこともあり肌寒かった。
この城は戦争の被害も受けてないということで、昔の栄華を存分に感じられる建物。
最近ドイツでも鳥インフルエンザが発生しているので、大きな池に泳ぐ水鳥には近づかないように促された。とりあえず2~3枚写真撮影。

その後この日のメイン目的地のドイツ博物館に向かう。
夏休みが近く、各地から子供達が集まっていて賑やかだ。その分入場に時間がかかり、午前中予定の見学は実質40分程度だったと思う。
実際にはドイツの工業の歴史を思う存分に知ることができる展示物で、1つ1つをじっくりと見たら、とても1日ではクリアできないほど充実している博物館だが、とりあえずガイドさんにくっついて、目玉展示だけを見た。船・飛行機・車などドイツでの乗り物の発展が理解できる。
(正直、もっと時間が欲しかった)

その後、街中に戻り自由行動。この日の自由行動は予想外だったのでちょっと戸惑う。また今思い出してもこの日の昼食は食べてない。記憶が飛んでしまったかな?

昨日行ったミュンヘン三越の近く、歩いて10分ほどの場所にある広場「マックス・ヨゼーフ広場」で下ろされて解散。
ドイツには、このような彫刻を囲んだ広場が数多くあるが、この場所の彫刻はバイエルン王国2代目の王「ルートヴィヒ1世」の像で、横にはバイエルン州立オペラ劇場と、目の前にレジデンス(ヴィッテルスバッハ家の本宮殿)がある。
道路を挟んだ商店街(と行っても風格ある歴史的建物が並ぶ)は、ブランドメーカー(ルイ・ヴィトンとか、オメガとか・・・)がずらり。日本で言えば銀座の様相。

私が今回の旅行で行った最高に感動できたのはこのレジデンスだ。

オペラ劇場前で降ろされた時は、またも小雨が降っていて夕方までの行動が不安な状態だったが、ツアーで仲良くなった2名と、目の前にある建物に入ってみようという事になった。この時点では間口は立派だけど、正体不明という感想。

ツアーから離れて、入場口ではドイツ語しか通じず、3人で身振り手振りで何とかチケットを買えたが、手荷物は預けないといけないと言う事が会話で通じず往生した。チケットが2つあるが、これも意味不明。とりあえず両方買っとけと言うノリで計9ユーロ。
チケット売り場から入った建物は「宝物館」で、最初は宝石か・・・ってぐらいの印象だったけど、それはそれは煌びやかでだんだん引き込まれた。まさに宝の山だ。金銀財宝という言葉がぴったりだ。
宝石がふんだんに使われていることもだが、きめ細かい細工にも感動した。米粒半分ぐらいの顔がある彫刻なんていうのもある。写真撮影はフラッシュ無しなら大丈夫で、結構写したのだが暗いので手振ればかり。
展示物には十分満足できたが、敷地はさほどでもなく、もう1つの入場口も何が登場するかも判らないし、正直期待はしてなかったけど、こちらが凄かった。
普通に歩いて、約1時間半ほど。だんだん王室か名家の住居だったんだということを理解できたが、とにかく次から次に、廊下・部屋に入る度に驚かされる。
彫刻・天井画・・・これでもかというほどで、これほどの栄華というか、資産というのがその当時にどのように蓄えられたのか。

写真の部屋は入って皆、雄たけびを上げた・・・「すごい!!」
入り口は普通の日本の標準的な玄関ほどだけど、中に入って目が眩む。
全体に壁絵があり、周囲に彫刻。この彫刻はヴィッテルスバッハ家の歴代のすべての人々の彫刻なんだろうと想像できる。
写真にその感動を写し出すテクニックもないのだが、なぜかこの場所、ツアーに組み込まれてもないし、紹介もまったく受けなかった。それが不思議なんだけど、とにかく感動の連続だ。